アフリカの西の果て、ジブラルタル海峡を挟みスペインと向き合う"モロッコ"は、いつかは行きたい憧れのディスティネーション。
どこまでも青い不思議な街、夢心地ですすむサハラの旅、街角に漂うスパイスの香り...。次のお休みは思い切って、美しき王国モロッコに迷い込んでみませんか。
エキゾチックで、ミステリアスで、今、目が離せない。
いざ、魅惑のモロッコへ。
春(3〜5月頃)と秋(9〜11月頃)。花盛りの春、日差しが和らぐ秋、どちらも日中は気温が25℃前後。暑すぎず寒すぎず、1年で最も過ごしやすい季節と言われています。暑さが苦手な人は冬(12〜2月頃)もおすすめ。朝晩はしっかりとした防寒対策が必要ですが、日中は比較的過ごしやすいですよ。
イスラム教の国ではラマダンとはイスラム教徒の断食月で、夜明けから日没までの間は一切の飲食をしません。ホテル内のレストランや外国人観光客向けのお店は営業していますので、旅行者が食事をできないということはありませんが、屋外の目立つところでの飲食・喫煙を避けたり、肌の露出をいつもより控えめにするなど、ラマダン期間中はイスラム教徒への配慮が必要です。時期はイスラム暦によって決まり、日程は毎年変わります。旅行前に最新の情報を確認しましょう。この時期独特の雰囲気を肌で感じたい方は、あえてラマダン期間中にモロッコを旅するのもおすすめですよ。
春(3〜5月頃): 日中は半袖でも過ごせますが、朝晩は冷え込むので上着が1枚あると便利。但し、春でも砂漠の夜はとても冷えますので、厚手のコートやダウンジャケットなど防寒具が必要です。また、雨季に入るので雨具があると安心。
夏(6〜8月頃): 内陸部や砂漠地帯では40度を超えることも。暑さ・日差し・日焼け対策が必要です。夜間は冷えるので夏でも薄手の上着があると便利。
秋(9〜11月頃): 日差しが和らぎ過ごしやすい季節に。寒暖差が激しいため気温の変化に対応できる重ね着スタイルがおすすめです。
冬(12〜2月頃): 朝晩は氷点下まで冷え込むこともあるので防寒具は必須。乾燥対策として保湿クリームやのど飴を持っていくと役立ちます。
イスラム教の国ではありますが、タンクトップにショートパンツという組み合わせや極端に短いスカートなどを避ければ問題ありません。但し、モスク入場の際には女性は肌を隠す必要がありますので、大判のストール等をご用意ください。砂漠での砂除け・街歩き時の日よけ・防寒対策にも万能なストールは1枚あると重宝しますよ。お土産としても人気のヒジャブ(イスラム教徒の女性が身に着けるスカーフ)を現地購入するのもおすすめ。
モロッコではチップの習慣が定着しており、多くの場面で支払いが必要です。20DH札などの小額紙幣や5DH〜10DHコインが使い勝手が良いので、お財布の中にキープしておくと色々な場面で便利。VELTRAでは、チップ込みのシンプル&安心プライスなツアーもご用意しています。
南方の真珠マラケシュや古都フェズをはじめ、青い街シャウエン、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥ、薔薇の街エル・ケラア・ムグナなど、南北に宝石のような都市や街がちりばめられた魅惑の王国モロッコ。せっかく西の果てまで来たのだから、静寂のサハラ砂漠も外せません。「次の休暇はいざ憧れのモロッコへ!」と決めたはいいけれど、一体どうやってまわればいいの...?そんな迷える旅人たちのために、まずは"5つ星参加体験談"多数のVELTRAオススメ周遊プランをご紹介します。時間が限られている方もそうでない方も、カサブランカ発の4泊〜6泊でこんなにもモロッコを楽しめますよ。
モロッコの魅力をギュギュッと凝縮!滞在期間が短い方におすすめの駆け足周遊プランです。
訪問地: シャウエン(1泊)、フェズ(1泊)、イフレン、ズィズ渓谷、エルラシディア、メルズーガ(1泊)、アルニフ、ドラア谷、アイト・ベン・ハッドゥ、マラケシュ(1泊)
モロッコでしたいこと、行きたいところを全部詰め込みました!王道かつ欲張りな一番人気のプランです。
訪問地: シャウエン(1泊)、フェズ(1泊)、イフレン、ズィズ渓谷、エルラシディア、メルズーガ(1泊)、アルニフ、トドラ渓谷、エル・ケラア・ムグナ、スコーラ、ワルザザード(1泊)、アルガンオイル工房、アイト・ベン・ハッドゥ、マラケシュ(1泊)
「マラケシュでもっと時間が欲しい!」というリクエストにお応えして誕生!モロッコ随一の観光都市を満喫できるとっておきのプランです。
訪問地: シャウエン(1泊)、フェズ(1泊)、イフレン、ズィズ渓谷、エルラシディア、メルズーガ(1泊)、トドラ渓谷、エル・ケラア・ムグナ、スコーラ、ワルザザード(1泊)、アルガンオイル工房、アイト・ベン・ハッドゥ、マラケシュ(2泊)
モロッコ北部の山あいにひっそりと佇む小さな街シャウエン。"青い宝石箱"と呼ばれ、右に行っても左に行っても幻想的なブルーの世界が広がります。小一時間でひとめぐりできるので、フェズ発の日帰りツアーでも十分に堪能することできますよ。青一色の小路はもちろん、猫たちがお昼寝する階段も丘の上のモスクも...誘われるがまま隅々まで巡りたい!という方は宿泊ツアーへの参加がおすすめ。吸い込まれそうなほどに青く麗しい街、シャウエンへようこそ。
モロッコ随一の観光都市マラケシュは、歴史、文化、エネルギッシュな人々など、あらゆるものが見事に集約されたモロッコの縮図のような場所。古くから変わらぬ風景の中で混沌と静寂がひしめき合い、訪れる者の冒険心をかきたてます。わずかに砂埃を帯びる風、どこからか聞こえてくる祈りの声、甘くエキゾチックな香り...五感を研ぎ澄ませ、心ゆくまで巡ってみましょう。ローズピンクに染まる国内最大級のメディナ(旧市街)や、地元の人でも迷ってしまう迷路のようなスーク。初めてなら、まずは現地ガイド付きのツアーで歩くのがおすすめですよ。観光や旅の移動で疲れた体は、身も心もとろける極上ハマムで癒してみては。
1000年以上もの時を超えて続く、迷宮の古都フェズ。その長い歴史の中で培った厳かな雰囲気、路地裏で鳴り響くアザーンや職人たちが奏でる音、ここには古き良きモロッコの姿が残っています。迷路のごとく複雑に入り組んだ世界遺産のメディナ(旧市街)。"彷徨い歩き"するのがフェズ観光の醍醐味ですが、迷子になるのが心配なら公認ガイドを付けましょう。賑わうスークを宝探し気分で巡るのも楽しみの一つ。お洒落で可愛いモロッコ雑貨やアンティークの掘り出し物が見つかるかもしれません。
モロッコ旅行最大の目的とも言えるサハラ砂漠への冒険。大砂丘への玄関口メルズーガを出発し、寝床となるキャンプ地を目指します。夢見心地でラクダの背にゆられ、いよいよ迎える感動のサンセット。砂漠の夜はとても静かで、見上げれば満天の星が輝きます。翌朝はちょっと早起きをして、煌めく朝陽のパワーをチャージ。砂漠への道のりは楽なものではないけれど、神々しいアトラス山脈を超えると、そこには異世界が広がります。さぁ、意を決して幻想のサハラへ。
アトラス山脈の北と南を繋ぐサハラ砂漠のオアシス、ワルザザート。そこに広がるのは土と砂の幽玄な世界です。『アラビアのロレンス』『スターウォーズ』『グラディエーター』など数多くの映画のロケ地となっており、カスバ街道沿いの映画スタジオでは名作映画のセットなどを見学できます。道中で寄り道したいのが、世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥ。モロッコで一番美しいと讃えられる要塞の村では、ベルベル人たちの素朴で温かい暮らしを垣間見ることができます。のどかで居心地のいい町ワルザザートを、マラケシュから日帰りで訪れてみては。
せっかく遥々モロッコまで来たら、独特の趣を持つ南部エリアにも足をのばしてみませんか。潮風香る小さな港町エッサウィラ、"小マラケシュ"と呼ばれるのどかな町タルーダントは、どちらもマラケシュから日帰りでアクセス可能です。北部とはまた一味違う文化や人々に触れ、モロッコの旅をもっと豊かに。時間に余裕のある方は、カサブランカを起点に世界遺産ヴォルビリス遺跡や古都メクネスを訪れてみるのもおすすめ。風光明美な秘境ビン・エル・ウィダン湖も人気ディスティネーションの一つです。