ニュージーランドの南島・クライストチャーチ市内中心部に位置するハグレー公園は約165ヘクタールもの広さがあります。1855年に公園として整備されて以来多くの市民や観光客の憩いの場として親しまれています。ハグレー公園内にはエイボン川が優雅に流れ、開放的な緑の芝生とオークやブナ、栗などのたくさんの木々が美しく立ち並んでいます。広大な公園内にはクライストチャーチ植物園やカンタベリー博物館もあります。リッカートン通りを挟んで公園は北と南に分けられています。週末には各種のイベント会場としても賑わいを見せています。
歴史
1855年に政府により公園として整備されたハグレー公園はエイボン川をはじめとする小川の影響で湿地帯が多く徐々に整備されていきました。1863年にアルバート?エドワードオークと呼ばれる木が植物園に植えられました。1882年にはこの公園で大工業展覧会が開かれています。さらに1897年にはヴィクトリア女王のダイヤモンドジュビリー(在位60周年)を記念して北ハグレー公園にヴィクトリア湖が造られました。1エーカーほどの沼地を含む4エーカー(約5,000坪)の土地を女王を称える湖にしたのです。1906年~1907年にかけてはニュージーランド国際博覧会がこの公園で開催され多くの人々が訪れました。
見どころ
ハグレー公園の見どころはなんといっても「緑豊かな憩いの場」であるということです。クライストチャーチ市民の憩いとレクレーションの場として永遠に残しておくことが決められているハグレー公園ではのんびりと散歩やピクニックを楽しむ人の姿を多く見かけます。旅の疲れも癒してくれるでしょう。また、毎年10月ごろに花を咲かせる桜並木も公園内にあります。クライストチャーチ市民の方々もお花見をしながらの散歩を楽しまれています。