パームコーブ(Parm Cove)は、ケアンズの北約30kmにあるビーチリゾートです。ケアンズにはビーチはありませんが、北へ向かうとベージュ色の砂浜を持つ小規模なビーチがいくつか点在しています。ケアンズシティから近い順に、ヨーキーズノブ、トリニティビーチ、ケワラビーチ、クリフトンビーチ、パームコーブ、エリスビーチと続きます。中でも、ケアンズからバスで約50分のパームコーブは、施設が整ったリゾートホテルがあり、小さいながらも洗練された雰囲気のビーチリゾートです。
歴史
パームコーブの歴史は開拓移民となるアボリジンたちに発見された今から6万年前に遡ります。G.E.ダルリンプルのノースイースト・コースト探検隊はビーチを探索して1873年にここで陸上したのがパームコーブが世に知られたもっとも大きな出来事でした。世界第一次大戦つまり1918年より前は、パームコーブは、ケアンズの司祭りとなるキャンベルからやってきたアルベルト氏のものでした。アルベルト氏は始めてで道路を作ったことでパームコーブが繁栄したとされています。世界第二次大戦後、オーストラリアの軍人たちがパームコーブを練習する場所として利用していました。1986年にラマダリーフリゾートがオープンし、観光地として注目を浴び人口も増えてきました。
見どころ
見どころは、ヤシをはじめとする木々の並木が美しい、ビーチ沿いのウィリアムス・エスプラネード通り周辺です。と言っても、ケアンズのエスプラネードのように賑やかなものではなく、カラフルなレストランやショップ、コンドミニアムが何軒か点在する程度で、徒歩で十分回ることができます。人も少なく、ビーチでのんびりでき、ケアンズの喧騒から逃れてゆっくり過ごしたい人にお薦めです。また、ビーチにある桟橋からはアウターリーフ・クルーズも発着しており、ケアンズではなくパームコーブに宿泊しても便利です。