オーストラリア最後の銘醸地「グラニットベルト」シロメィワイナリーツアー　日本ソムリエ協会理事 辻健一氏推薦！日本人アンバサダーと行く醸造現場訪問＜試飲・送迎付＞

オーストラリア最後の銘醸地を知る旅
ワインの作り手達と直接交流しながら、ワインと産地を理解するアカデミックと体験型の融合ツアー
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シロメィワイナリー（Sirromet Wines）のご紹介

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2000年創業のとても新しいワイナリー。最高醸造責任者のマイクヘイズのこだわりは『自然の摂理に沿ったものづくり』。気温や雨量などの環境変化に順応したブドウの良さを最大限に引き出した形でワインの完成に導くため日々の努力を惜しみません。シロメィはクイーンズランド州最大級規模のワイナリーで、併設されたレストランは「ベスト・ツーリズム・レストラン」にも選ばれる人気店です。

高品質の葡萄が育つ名醸地、グラニットベルトの特徴

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クイーンズランド州内部の標高1,000ｍ付近に位置するグラニットベルト。2つの特徴がグラニットベルトのワインを唯一無二にします。1つ目は「寒暖差」。朝晩の気温差が激しく「1日に四季がある」と言われるほど。標高が高く寒暖の差が激しい環境下で、葡萄はゆっくり時間をかけて熟成され、良質な糖と酸が蓄えられることで上質なワインの味を生み出します。2つ目は土壌のもととなっている「花崗岩（グラニット）」地殻変動で2億年かけて地球の裏側から出てきた岩が、風雨や紫外線により小さくひび割れて砂利になったものがグラニットの土壌です。水はけが良すぎるため、一般的に植物が育ちにくい厳しい環境で、場所によっては500g以下と、1本の木からごく僅かの葡萄しか採れません。しかし、このごく少ない葡萄の実に養分が凝縮されているというところが、グラニットベルト産の葡萄の特徴です。

プロの目からみた「グラニットベルト・ワイン」とは

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◆辻 健一
金沢・ワインバー「シャトーシノン」オーナー / ワインスクール　ル・サロン・ド・シノン講師 / 日本ソムリエ協会 理事
標高の高さとグラニットの影響を受けたワインは、エレガントな酸味がストラクチャーを形成し、紫外線の強さでブドウがよく熟します。さらに晴天の秋と昼夜の寒暖の差のおかげで、ハンギングタイムを長くすることができ、成熟したブドウでもしっかりと酸味が残っています。 かつて、私が以前当地で食べた団扇海老（バグス）のソテーとグラニットベルトの白ワインは最高のペアリングだったことを憶えています。そんなシーフードだけでなく、山の幸も多く楽しめるグラニットベルトは食材の宝庫でもあります。 自然素材にこだわり、味付けもシンプルで、淡白な味わいを愉しむ料理、そんな料理に合わせるワインはエレガントでピュア、そして、バランスがとれていることが何よりも大切。 オーストラリアでそのようなワインがある場所――それこそ、クイーンズランド州グラニットベルトなのです。