海面から86mも低い地点もあるデス・バレーは、気温が50度を超えることもある灼熱地獄。年間降水量はたったの5cmで、東京の年間降水量約150cmと比べれば、どれだけ過酷な環境か想像しやすいかもしれません。極度に乾燥した土地ですが、昔は海の底だった場所。その証拠に、干上がった荒野は今も白い塩で覆われています。白い表土が乾燥でめくれ上がり、どこまでも続く光景は非現実的で、「死の谷」という不気味な名前がピッタリです。デス・バレーはロサンゼルスから約330キロ。個人で行くなら、飲料水やガソリンが十分か、どこで補給できるかを知っておく必要があります。土地勘のない方には、ツアーでの観光をおすすめします。