ビーコンヒルは、マサチューセッツ州のボストンにあります。「ビーコンヒル」の名称の由来は、かつて航海の目印に、かがり火を焚いたことにあるとされています。ビーコンヒル一帯には、レンガの敷き詰められた道が連なり、夜にはガス灯が灯り、雰囲気のある街並みを醸し出します。人口が約1万人とされるこのエリアは、富裕層が住む街として知られています。かつては、ビーコンヒルの北側と南側で住み分けがあったことから、南北戦争前に、奴隷解放運動が盛んだったエリアとしても知られています。
見どころ
「マサチューセッツ州会議事堂」は、ビーコンヒルのてっぺんにあることで知られる、黄金色のドームが目印の建物です。セキュリティチェックを受けると中を見学することができ、館内のツアーも実施されています。2階には展示室があり、歴史的な資料を閲覧することができます。また、「アフリカン・アメリカン歴史博物館」、ブラックコミュニティの名残を伝える博物館です。これは、アフリカ系アメリカ人向けの教会・学校・集会場としてアメリカで最古の歴史を持つ、1806年建造の「アフリカン・ミーティング・ハウス」を博物館として展示しているものです。さらに、「科学博物館」もあります。科学博物館は、体験により科学に親しむことができるよう工夫された博物館で、常設展示の多さが特色となっています。ワークショップのほか、化学実験のデモンストレーションなどもあり、幅広い年代で楽しむことができる内容です。
