アメリカの東側、ノースカロライナ州とテネシー州にまたがるこの公園は日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、アメリカの国立公園で最も多くの観光客が訪れる公園です。
園内の90%以上を森林で占めていて、手つかずの原生林やエルクやクマ、そして絶滅危惧種に指定されているサンショウウオなどの17,000種を超える多様な動植物が生息しています。その豊かな自然が評価され、1983年にはこちらもまた世界自然遺産に登録されています。この公園には標高1,800メートルを超える山が16峰もあり、起伏の激しい山々と気象条件により、午前中は濃い霧や低い雲ができやすく、そのもやがかった美しい光景は神秘的です。ちなみにこの霧がかかった景色が公園の名前の由来にもなっています。