アルゼンチンの北部フフイ州にあるサリーナス・グランデスは、とても美しい塩湖です。コルドバ山脈の麓、標高約3350mの位置にあり、大きさは約6,000?もあります。この塩湖はアルゼンチンではアリサロ塩湖に続く第2、南米で第3の大きさです。厚さ50cm程の真っ白な塩が大地を覆う光景は圧巻です。比較的知られていないサリーナス・グランデスは、まだ、あまり観光化されていない分、壮大で感動的な大自然を静かに楽しむことができる穴場です。
歴史
塩湖と言えば、ボリビアのウユニ塩湖が世界的に有名ですが、サリーナス・グランデスは、比較すると知名度は低いものの、その美しさには決して引けを取りません。ウユニ塩湖と比べると、車で約3時間という距離と、標高も250m程低く高山病などの心配がやや少なめなのが、旅行者によっては嬉しいポイントです。ドライブの途中では、美しい山々のパノラマ風景や、幾つかの小さな村落、ラマなどの動物、サボテンなどの地域特有の植物なども観察できます。
見どころ
雨季（12月終わりから3月終わり頃）のサリーナス・グランデスは、塩原の表面を雨水が覆い、真っ白な塩と水面に映った青い空のコントラストがそれはそれは美しく、自然の創り出す芸術に感極まります。乾季のサリーナス・グランデスは、塩原が乾き、ひび割れた状態になります。どこまでも続く乾いた塩原も忘れられない光景です。塩の塊を削って作った工芸品などが売られていてツーリストには興味深いです。真っ白な塩原の眩しさは半端ではありませんので、サングラスを忘れないようにして下さい。
