ウシュアイアから約11kmの距離にあります。広さ630?のディエラデルフエゴ国立公園では、滝、森林、氷河、川、湖などを含むとてもドラマチックな自然を見ることができます。世界最南端に位置する国立公園で、ビーグル水道から北へ60kmに渡って伸びています。公園の森林地帯は野生動物の宝庫で、グアナコ、クルペオギツネ、ビーバー+G143、マスクラットなど20種類の哺乳類動物、ヤマガモ、コンドルなど90種類の鳥類が生息しています。
歴史
ディエラデルフエゴ国立公園が設立されたのは1960年10月15日のことで、その後、1960年に地域が拡張されました。アルゼンチンで初めての海岸線に設立された国立公園です。この地域の先住民はヤーガン族で、カヌーを使って島から島へと渡り食物を得る遊漁民で、およそ10,000以上前からこの地に住んでいました。1880年にヨーロッパ人が定住と共に疫病が広がり、免疫の無いヤーガン族は絶滅の危機に至りました。3000人あまりいたヤーガン族は、1990年代には100人以下に、現在では、ほぼ皆無となっています。
見どころ
国立公園内にはいくつものトレッキングコースがあります。ただ、見所が互いに離れているため、効率的に回るにはツアーを利用するのが良いです。【ブラックラグーン】国道3号線からわずか400mです。泥炭のため真っ黒に見えるラグーンです。【ラパダイア湾・展望ポイント】公園内にあるラパタイア湾には桟橋の遊歩道があります。往復30分程です。海、森、山と美しい自然に囲まれており、息を呑む風景が広がります。【カストレラ・ビーバーのコロニー】ビーバーが作ったダムを観察することができます。ビーバーの賢さに感銘すると同時に、ダムがどのような環境的な影響を持つかも見ることができます。