標高940mのモッチョム岳は、岩肌がむき出しのワイルドな見た目と、山頂の大岩から眺める海の絶景を持つことからファンも多い山。里地と標高差は大きくないものの、屋久島南東部、尾之間(おのあいだ)エリアにこの山は、屋久島を訪れる観光客だけでなく登山家にとっても、「いつか登ってみたい」憧れの山として人気。最大の魅力は、山頂から眺める360℃に広がる絶景。見渡す限りの大海原が広がり、頂上に着いたときの達成感はそれまでの険しい道を登ってきた疲れも吹き飛ぶほど。山頂までの距離は短いものの急坂が多く、頂上付近にはロープをクライミングするポイントもあり、初心者には難易度はやや高めのトレッキングコースになっています。トレッキング経験のある中級者以上の方にオススメです。てっぺんに到着するまでのルートにも魅力が。滝壺へと白く伸びる落差60mの千尋の滝と、川岸に広がる大きな一枚岩の花崗岩、推定樹齢3,000年ともいわれる万代杉やモッチョム岳で見られるもっとも大きな屋久杉「モッチョム太郎」も見どころ。ガイド付きのツアーなら、エリアによっては宿までの送迎つきで、事前に服装や気温、天気の相談などもできるので安心です。