皇居の一般参観は200から300人のツアー形式で行われます。桔梗門から入り、皇居内部にある、富士見櫓、宮内庁庁舎などのほかに、年2回の一般参賀に使われる宮殿東庭、宮殿、正門鉄橋(二重橋)などが無料で見学できます。午前10時と午後1時30分の1日2回実施され、所要時間はおよそ1時間15分となっています。ただし年末年始、土曜日、日曜日および国民の祝日・休日、7月21日から8月31日までの午後、行事などで参観に支障のある日は休止されます。事前予約が必要で、来庁、電話またはインターネットから先着順での申し込みとなっています。
歴史
徳川幕府の居城となっていた江戸城が明治元年(1868年)に皇居とされ、翌年2年明治天皇は千年あまりお住まいになっていた京都からこの地にお移りになり、現在に至っています。皇居内には天皇・皇后両陛下のお住まいである御所、諸行事を行う宮殿、宮内庁の庁舎、御養蚕所などの建物と、桃花楽堂などのある東御苑があります。
見どころ
参観コースに参加すると、ツアー前にしか利用できない売店で、紅白饅頭、菊紋カステラなど皇居限定品が買える窓明館で待機します。食べ物だけでなく、タオル、手ぬぐい、陛下のご養蚕の様子のDVDなど品揃えは幅広くなっています。定刻になると皇居紹介DVDが上映され、その後ガイドにしたがって歩きます。関東大震災でも崩れなかった石垣を持つ富士見櫓や新年と天皇誕生日に一般参賀で使われる20000人収容の皇居東庭も圧巻ですが、皇族方がお出ましになる160メートルのガラス張りの長和殿にも圧倒されます。都会の真ん中で、歴史を学べ、緑あふれる自然に癒されることができます。