銀座中央通りは銀座通り口交差点から銀座八丁目にかけての歩行者天国として知られています。中央通りとは日本橋を起点に日本全国へ通じる道で日本の道100選に選ばれています。銀座中央通りはその一部で、かつては銀座から上野駅まで日祝日に歩行者天国が実施されていて、東洋一の歩行者天国でした。現在はほとんどが廃止され銀座中央通りのみが残っています。有名な老舗百貨店やレストラン、ショップなどが多く並び、高級感のあるストリートです。
歴史
自動車が増え始めた1960年代から1970年代には、自動車の排気ガスや騒音で買い物客が道路沿いの商店で安心して買い物ができなくなったため、世界中で歩行者のための歩行者通りの規制が行われるようになりました。日本でも1970年(昭和45年)に美濃部都知事の提唱で銀座、新宿、池袋、浅草で歩行者天国が始まりました。日本橋を起点とする中央通りは1601年(慶長6年)に 徳川家康によって東海道・中山道・甲州街道・奥州街道・日光街道の整備が始められ、江戸時代から交通の要衝として賑わったところです。
見どころ
銀座中央通りは新橋に隣接する銀座1丁目の銀座通り口交差点から銀座8丁目交差点までの約1.1kmが歩行者天国です。広い解放感の溢れる道路の両側には老舗の百貨店から最先端のファッションショップ、グルメビル、映画館などが並び多くの人で賑わいます。1925年(大正14年)に開業した松屋銀座や、1930年(昭和5年)に開業した三越、1902年に日本で初めてソーダ―水やアイスクリームの製造販売を行った資生堂パーラーなどが有名です。