宮古島海中公園は宮古島の北部に細長く突き出した半島の西海岸、宮古空港から車で約25分の距離に位置します。宮古島海中公園は普段着のまま神秘的な海中の世界を観察することができます。水族園とは違い自然の海の中を見ることができるため、天候や海洋の状況によって海中の世界は変化し、ありのままの海の姿を見ることができます。園内には地上4m、海抜約11mの高さから360度のパノラマを楽しむことができる展望台があり、伊良部島や伊良部大橋も眺望することができます。子供からお年寄りまで楽しめ、高齢者や障害者の方にも配慮した観光施設です。
歴史
宮古島海中公園は宮古島市平良狩俣に2011年にオープンしました。宮古島は沖縄本島から約300km離れており、宮古島に住む人々は琉球人だけでなく、日本本土や東南アジア、中国、台湾、南蛮などから流れ着いて住みついたといわれています。竹富島や西表島でも語られる平家の落人伝説もあり、海中公園のある狩俣にも、1185年に平家の落人が流れ着いたと言われ、今も平家の末裔の人たちが住み、一族の本家には古い太刀が伝わっているそうです。
見どころ
宮古島海中公園の見どころは、海の底に延びている24個のアクリルパネルの窓がある海中観察施設で、ガイドさんの案内を聞きながら、透明な窓越しに神秘的で自然な海の世界を見ることができます。海中施設は横幅29.6m、奥行きは150mのゆったりした空間で、子供からお年寄りまで、普段着のままで海中を泳ぐカラフルな熱帯魚などを観察できます。熱帯魚の他にはタコやウミヘビなども姿を見せます。海中施設以外にも展望台や2m四方のタッチプールが4つあり、海の生物とふれあうことができ、子供連れに人気があります。