黒島展望台は、黒島港と東筋集落を結ぶ県道231号線沿い、黒島小・中学校に隣接して立っています。展望台といっても10mほどと、それほど高さはありませんが、平坦な地形で、かつ、高い建物のない黒島を360度見渡すことができます。晴れたに日は石垣島や西表島を見ることもできます。アクセスは黒島港から徒歩で約30分、自転車で約9分です。一番近い東筋集落からは、徒歩で約14分、自転車で約4分で行くことができます。仲本集落からは徒歩で約22分、自転車で約6分の距離に位置しています。
歴史
歴史的な遺構ではなく、島全体を一望するための観光施設として建設されました。この黒島展望台のデザインは、プズマリという琉球王朝時代の琉球石灰石を積んでできた遠見台を基に造られているそうです。このプズマリは琉球王朝時代に海上航行する貴船や異国船を監視する役割を担っており、船が見えると各島にある遠見台から遠見台へ火や煙で合図を行い、石垣島にある役所へ通報する手段として使われていたそうです。
見どころ
遠目には大きな岩の塊のようにも見える、この黒島展望台の頂上には、ちいさなタイルで描かれた八重山諸島の地図があり、その地図をもとに晴れた日には周辺の島々を眺めることができます。平坦で高い建物のない黒島を360度見渡すことができ、美しく輝くコバルトブルーの海や、「日本の道100選」に選ばれた道路、広大な牧場に放牧され、のびのびと育つ牛など黒島の魅力を最大限に楽しむことのできる場所です。