勝連城(かつれんぐすく・かつれんじょう)跡は、沖縄本島中部のうるま市の勝連半島の根元にある古い城跡です。日没までは自由に観光できます。この辺りで最も高い場所にあり、美しい海や、北部の山々、うるま市周辺の離島などを見渡すことが出来、天気さえよければ最高の景色を堪能できます。海中道路に近いのでぜひお立ち寄りください。 1週間前までにメール、電話、FAXなどで申し込むとボランティアのガイドさんが勝連城の歴史を語りながら案内してくださいます。(最低1時間)
歴史
13世紀から14世紀にかけて茂知附按司により築城されました。その後悪政を嘆いた阿麻和利がクーデターを起こして按司となりました。阿麻和利は東アジアとの交易を進め、大陸の技術などを取り入れました。しかし琉球王朝によって滅ぼされ、1458年に廃城となりました。1972年に国の史跡に指定され、2000年には世界遺産に登録されました。このとき登録されたグスクのうち、最も古いグスクです。
見どころ
勝連城跡の城壁は、丘陵である地形を巧みに利用しており、石垣や階段で守りを固めています。勝連城の頂上である「一の曲輪」までは駐車場から10分ほどで、頂上からは360度の景色が広がり、金武湾やうるま市、知念半島などまで一望できる景勝地です。城内は緑が多く、海の青とのコントラストも美しく、リラックスをすることができます。ただし、頂上付近は足場が悪いため歩きやすい恰好が必要です。