法隆寺の夢殿は、もともと聖徳太子の一族が住む斑鳩の宮があった場所といわれています。しかしその宮殿は、7世紀の中期に戦乱によって焼失してしまったのです。法隆寺の高僧である行信はこれを惜しみ、この場所に夢殿を含む上宮王院を建てたのです。この上宮王院が後に法隆寺に統合され、現在に至ります。つまり夢殿は聖徳太子を供養するお堂なのです。夢殿の形状からも、それが見て取れます。そして夢殿の内部には、聖徳太子の遺品などが集められているのです。
夢殿という呼称が定着したのは、平安時代になってからのことです。その由来は、「かつて聖徳太子が法隆寺に参籠し瞑想し、その瞑想の中で黄金でできた人物が現れる夢を見た」という伝承からです。十人の話を同時に聞いた、という伝説があるほどの人物ですので、おそらく実在したとすると非常に頭のよい人物だったのでしょう。その豊かな発想力から、このような不思議な夢を見たのかもしれません。この聖徳太子の夢の器こそが、夢殿なのです。聖徳太子という人物を偲びつつ、見学してみてください。
猛暑の中、バスガイドさんの丁寧な説明が良かった、修学旅行の学生さんも皆無ですいており、暑さに強い人にはおすすめです
とても暑い日でしたが、見学時間もちょうど良い配分で、効率よく回れて、今まで存じ上げなかった慈光院で木々の涼しさに癒されながら住職のお話を伺ってお抹茶をいただいたり大変満足でした。
20余年ぶりの法隆寺、薬師寺、唐招提寺でした。修学旅行シ-ズンでしたが時間帯が良かったのかいずれもゆったりと見学する事ができ大満足でした。