天武天皇が後に持統天皇と呼ばれる鵜野讃良皇后の病気平癒を祈願したことにより薬師寺建立を発願し、百僧を得度(出家)させました。しかし天武天皇は寺完成を見ないで朱鳥元年(686年)没し、伽藍整備は、持統天皇・文武天皇の代に引き継がれていきました。その後、たびたびの戦火や地震・台風により、大講堂も2003年再建されました。正面41メートル、奥行き20メートル、高さ17メートルの伽藍最大の建築物です。そのため、大変大規模な建物ですので、二人の僧侶が向き合って対話する論議台がしつらえています。
薬師寺最大の見どころは、国宝である薬師寺三重塔東塔です。唯一、創建当時の姿のまま現存する建物です。大講堂の本尊・重要文化財である銅造三尊像について、中尊の像高約267センチメートルの大作ですが、制作の時期、本来どこにあったのか不明である謎の多い像であります。かつては、金堂本尊と同様に「薬師三尊」とされていましたが、2003年の大講堂再建後、寺では、「弥勒三尊」と称されています。また、檀家を持たない薬師寺は、写経勧進を行って、金堂・西塔・中門・回廊・大講堂が美しい姿に蘇りました。未来の人々にこれらの伽藍が継承されるようにこれからも写経は進められていきます。
猛暑の中、バスガイドさんの丁寧な説明が良かった、修学旅行の学生さんも皆無ですいており、暑さに強い人にはおすすめです
とても暑い日でしたが、見学時間もちょうど良い配分で、効率よく回れて、今まで存じ上げなかった慈光院で木々の涼しさに癒されながら住職のお話を伺ってお抹茶をいただいたり大変満足でした。
20余年ぶりの法隆寺、薬師寺、唐招提寺でした。修学旅行シ-ズンでしたが時間帯が良かったのかいずれもゆったりと見学する事ができ大満足でした。