御釜は、宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林にあり蔵王の国定公園です。東北地方を南北に走る奥羽山脈の蔵王連峰の景色をバックに火口湖である五色沼を見ることができます。御釜までは、白石蔵王駅からバスで蔵王刈田山頂行に乗リます。所要時間は、約2時間ほどです。
歴史
御釜は、1182年(寿永元年)に噴火が発生し、火口ができました。1820年(文政3年)の水がたまりはじめ、水の底から火山ガスを現在も噴出し続けています。御釜は、直径330m,で水深30mです。火口湖は鮮やかな、エメラルドグリーンの色をしていて、太陽の光や見る場所や天候によって色が様々に変化するのを見ることができます。また、硫黄物の温泉成分が含まれているために、エメラルドグリーンに見えるそうです。また、生物は、一切生息していません。
見どころ
御釜は、11月初旬から4月下旬ころまで、閉鎖の時期になりますが、蔵王ハイラインでドライブしながら、春には雪、夏には新緑、秋には紅葉と四季折々の景色を他の楽しむことができます。御釜から、坂を登っていくと、刈田嶺神社があります。火口が噴火した時に、噴火を鎮めるために、伊達政宗の七男で宗高氏は、易者と一緒に刈田岳に登って祈祷を行い、人々を救ったということが言い伝えられています。そこには、伊達政宗の七男宗高の碑が立っています。山頂付近は、風が強く吹き、気温が低くなり濃霧で、御釜が見えなかったりもしますが、急に天候がよくなり、明るい日が射したりと常に天候が変わりやすいので、装備を整えていくことをおすすめします。