生田神社とは、いくたじんじゃと呼ばれている、兵庫県神戸市の中央区にある神社です。兵庫県の中でも神功皇后以来の歴史を持っている神社は生田神社の他には、廣田神社、長田神社があります。主祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)と呼ばれており、天照大神の幼名や妹であるという説もあります。そばには、蛭子神社や稲荷社、弁天池などもあります。地元の方からは生田さんなどとの愛称で呼ばれており、通年通して参拝客が途切れないことも特徴となっています。
歴史
生田神社の歴史について、201年の神功皇后の三韓外征の帰路で稚日女尊が現れ神託を残したことが日本書紀に記されております。これがきっかけとなり生田神社が創建されることになりました。806年には、生田の神封四十四戸と古書に記されており、現在の神戸市中央区の一帯が社領であったことがうかがい知れます。859年には摂津国八部郡生田神社と記載されています。災害等の被害に遭いながらもその姿をこの世に現存し続けています。
見どころ
生田神社の見どころは、境内や本殿などの神社の外観になるでしょう。境内の中には楼閣や本殿があり、赤色を基調としているこれらを見てみると歴史を感じることができるでしょう。また他には脇社として、稲荷社や弁天池などもあります。境内北側に鎮守の森が広がっているのも特徴で、生田の森と呼ばれています。こちらの生田の森は史跡になっているため合わせて観光に訪れるとよいでしょう。初詣の時期には多くの人で賑わっています。