当方、30代男性で1人での申込をしました。
申込をした理由は観光バスツアーだと丸1日の日程だった為、時間の確保が難しかったからです。
また、自分の行きたいところだけを周っていただけることが非常に魅力的でしたので申込をしました。
ツ... 続きを読むアー当日、ホテルのチェックアウトの時間に合わせて、ホテルの前で待機していただきました。
少し話は逸れますが、釧路の旅行の2週間くらい前に腰椎椎間板ヘルニアに伴う坐骨神経痛を発症してしまい、ツアー当日は杖をつきながらであれば歩けるという状態でありました。そんな状態で旅行へ行くなと叱られてしまいそうですが、2ヶ月も前から計画を立てて楽しみにしていた旅行だったので、無理を押して行ってしまいました。
ホテル前でタクシーに乗車し、まずは海の幸を堪能しに釧之助というところまで連れて行っていただきました。上にも書いた通り、坐骨神経痛で歩くこともままならなかったので、ツアーまでのご飯は飲食店にも行けず、ホテルのご飯やコンビニで買ったものしか食べていませんでした。釧之助で海鮮丼や牡蠣が食べられるとのことで、非常にテンションが上りました。
私はてっきりタクシーの運転手さんと一緒に御飯が食べられるものと思いましたが、もう既に食べてきてしまったとのことで1人で食べに行くことになりました。まずは2階にあるお店で海鮮丼をいただきました。いくらとかにとうにが乗った海鮮丼を食べて、ようやく旅行に来ているんだな、という実感が湧いてきました。ただ、そこのお店には牡蠣がなかったので、少し悩んだ末に1階にあるお店へ蒸し牡蠣を食べに行くことにしました。
軍手と殻を開ける道具を渡され、経験のない私は非常に不安を覚えましたが、13分ほど経って缶の蓋を開けると、牡蠣はわずかに開いておりましたので開ける道具を使わずに、軍手をした手で強引に開けて食べました。非常に大ぶりで美味しかったです。とても美味しい海鮮丼と牡蠣を食べてタクシーに戻り、次は細岡展望台へ向かいました。
道中では運転手さんのプライベートな話(自身のことや家族のことなど)を聞き、私も趣味の話や仕事の話などをして、移動中の時間が全く苦にならないほど話が盛り上がりました。
細岡展望台からの景色は非常に素晴らしかったですが、雪で白一色だったのでより素晴らしい景色を見るのであれば夏のほうが良いのではないかと思いました。その後運転手さんから「コーヒーを飲みませんか?」と提案され、どこかに自販機でもあるのかな?と思いつつ「良いですね!」と答えると、ビジターセンターへ連れて行っていただきました。
旅程にはない場所でしたが、私としては非常に嬉しい対応ではありました。
長年一人旅をしてきて、組んだ旅程を無視して他の観光スポットへ行くことも日常茶飯事なので、こういった申込の時に送った大まかな旅程に囚われない、臨機応変な対応は旅の醍醐味といった感じで、より旅行へ来ている実感が湧いてきます。
ビジターセンターでコーヒーを飲みながら、またしても運転手さんといろいろな話をし、お土産を多少購入して、続いて伊藤サンクチュアリへ行きました。三脚を立てて立派なカメラを持った人たちで最前線は埋め尽くされていましたが、僅かな隙間を縫いズームを駆使してきれいにタンチョウヅルを撮ることができました。タンチョウヅルはとてもたくさんいました。
道中で全く見かけなかったので今日はいないのかなー、と思っていましたが杞憂でした。むしろいすぎてどの画角で撮るか迷うレベルです。飛び去る姿なども押さえられました。
その後鶴見台にも行きました。伊藤サンクチュアリと比べると、カメラを構えている人数は少なく、とにかく鶴が撮れたり見られれば良い、というかたはこっちのほうがいいかもしれません。
鶴見台でもお腹いっぱいになるくらいタンチョウヅルを見て、その後ダメ押しで音羽橋にも連れて行ってもらいましたが、タイミング的に一羽もいませんでした。
その後釧路湿原展望台へ行く予定でしたが、大粒の雪が降り出してしまい、この状態で展望台へ行っても期待はできないとのことで、私も同意見でしたのでそのまま釧路空港まで送ってもらい運転手さんと握手をして別れました。
坐骨神経痛で満足に旅行ができていませんでしたが、それが払拭されるくらい楽しいタクシー観光でした。運転手さんの人柄も非常に良くて、もっとお話したかったです。次は一緒にご飯を食べたいです。お名刺も頂いたので、また釧路に行く際はお願いしたいと思います。お名前を出して良いのかわからないのでお名前は伏せますが、釧路日交タクシーの運転手さん、本当にありがとうございました。今回できなかった宿題を次回、万全なコンディションで臨みますので、その時はよろしくお願いします。
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