国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は広島平和記念公園にある、国立の原子爆弾死没者に追悼の意を表し、永遠の平和を祈念するために設けられた施設です。 施設内には、1階、地下1階、地下2階からなっており、地下1階には情報展示コーナー、体験記閲覧室があります。地下2階には平和祈念・死没者追悼空間、遺影コーナーがあります。 原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律に基づき設置され、広島市への原子爆弾投下により亡くなった人々や、その後に亡くなられた被爆者を追悼し、世界平和を願う目的で建てられました。
歴史
2002年8月1日に国立の施設としては初めて広島平和記念公園内に建てられました。 開館時には4804人の被爆者の遺影が登録されており、2004年8月に登録者が1万人を超えました。 入館者数は、2004年8月弐八日に50万人、2007年3月13日に100万人を突破しました。
見どころ
地下一階の情報展示コーナーでは、映像によってテーマを分かりやすく解説している「三面スクリーン」コーナー、被爆者の遺品などを陳列している「展示ケース」などがあります。その他に、体験記閲覧台では英語、日本語の子供用で体験記を閲覧できます。同階には、体験記閲覧室があり、こちらでは祈念館が収蔵する資料を自由に閲覧できます。10万編を超える被爆者の体験記や広島市内の被爆前や被爆直後の写真などがあります。 また、地下二階の平和祈念・死没者追悼空間では、原爆死没者を静かに追悼し、平和について考える場所になっています。