正式名称 - 「広島平和都市記念碑」 世界最初の原子爆弾によって壊滅した広島市を、平和都市として再建することを念願して建立されたのもで、慰霊碑の石碑前面に「安らかに眠ってください過ちは繰返しませぬから」と刻まれています。屋根の部分は原爆犠牲者の霊を雨露から守りたいという気持ちから、はにわの家の型をしています。碑文の中央の石室には国内外問わず亡くなった原爆被爆者の名前を記帳した原爆死没者名簿が納められています。毎年、原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するため記念式典が開催されており、原爆が投下された時間には平和の鐘やサイレンを鳴らして黙とうを捧げます。
歴史
昭和27年(1952年)8月6日設立されました。 (当初はコンクリート製) 1971年4月16日 昭和天皇が初めて参拝されました。昭和58年(1983年)広島市は、原爆の犠牲者に対して反核の平和を誓うのは、全世界の人々でなくてはならない、その趣旨を正確に伝えるために慰霊碑の説明板(日本語・英語)を設置しました。1985年 現在の御影石製に改築されました。 平成20年(2008年)のG8下院議長会議の広島開催を機にフランス語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語、中国語、韓国語を追加した新たな説明板を設置しました。
見どころ
原爆ドーム、平和記念資料館・平和の灯と一直線上になるよう東京大学教授(当時)の丹下健三氏が設計した慰霊碑です。真正面に立って見ると碑の中に原爆ドームが見えます。原爆慰霊碑には誰でも自由に献花でき、献花の花は平和記念公園内のレストハウスで購入することができます。