JR福山駅北口から5分程度歩くと着く福山城は、日本100名城に2006年2月13日に選定されました。このお城にある伏見櫓、筋鉄御門は国の重要文化財になっています。天守閣は空襲で焼失したものを復元したものですが、現在は福山城博物館となっていて、福山の歴史と文化について展示してあります。歴代藩主の遺品や資料をはじめ、書画・刀剣・甲冑等も展示してあります。
歴史
福山10万石の領主として水野勝成が築城しました。久松城(ひさまつじょう)、葦陽城(いようじょう)とも呼ばれています。完成したのは1622年。空襲により、天守閣は消滅したものの、1966年秋に天守閣、湯殿、月見櫓が復元されています。伏見櫓は福山城築城の際に、京都の伏見城の「松の丸東やぐら」であったものを移築されたものです。この櫓は現存しているものの中では最古と言われています。
見どころ
伏見櫓の二階には、「松の丸やぐら」の銘をがわかるようになっているので、ぜひ探してみてください。これが、伏見城からの移築であることの根拠とされています。博物館の最上階は展望台になっており、市街地を360度見ることができます。福山城について、ボランティアガイドをお願いすることが出来ます。3日以上前に予約する必要がありますが、30分コースと1時間コースがあります。