海の中道海浜公園とは、福岡県福岡市東区にある公園です。全国で5番目に設置された国営公園としても知られています。福岡市の市街地より博多湾を挟んだ対岸に位置しており、遊園地、キャンプ場、オリエンテーリングパーマネントコス、そして野外劇場なども設置されています。公園内の野外劇場は福岡市内最大規模を誇り、通年でイベントが開催されています。春には海の中道フラワーピクニック、夏にはうみなかバラまつり、秋にはうみなか*はなまつり、冬にはうみなかクリスマスキャンドルナイトなどのメインイベントが開催され、四季を通して季節に合った魅力的なイベントが人気です。また、花々の鑑賞にもぴったりなスポットで、桜やネモフィラなど、季節ごとのおすすめの花が一面に広がります。自転車のレンタルも可能で、幼児用からタンデム車まで豊富な種類を用意しています。家族で楽しめるサイクリングが人気です。公式サイトでは、開花状況や見頃の花情報を確認できます。営業時間はシーズンによって異なりますので、事前の確認がおすすめ。入園料は大人(15歳以上)が450円、65歳以上は210円、中学生以下は無料で入園できます。(※2021年4月現在)
歴史
かつて海の中道海浜公園のあるこの土地には、大日本帝国軍海軍飛行場がありました。しかし第二次世界大戦後、米軍に接収され米軍博多基地となったのです。1972年になると、米軍博多基地は日本に返還されました。そして1975年に国営公園としての整備が承認され、翌年1976年に工事が着工されたのです。開園したのは1981年になってからです。開園当時はおよそ59ヘクタールでしたが、1986年には100ヘクタール、1999年には200ヘクタール整備が完了しました。
見どころ
海の中道海浜公園の敷地内には、非常に多くの施設が設置されています。中でもとくに高い知名度を誇る見どころは、おそらく野外劇場でしょう。福岡市内で最大規模の野外劇場で、福岡で野外コンサートが開催される際にはこの劇場が利用されることが多いのです。もちろん世界的なミュージシャンが会場とするほどの大会場ではありませんが、矢沢栄吉、浜田省吾など、日本国内の音楽ビジネスで頂点を極めた人物もこの会場をコンサートで利用しています。