大宰府政庁跡とは、福岡県の太宰府市にある史跡公園です。政庁跡史跡入口からの景観が開けているため、資料価値で訪れる他にも散策目的などで訪れる方も多いです。太宰府政庁跡について、創建から終焉を迎えるまでの間に筑紫太宰府が設置されていた場所であり、現在では正殿の巨大な礎石をはじめとして全体の基壇跡や遺構などを配置しており、詳しい解説がされているパネルなどを展示しており、だれでも手軽に見学することが可能になっています。
歴史
大宰府政庁跡の歴史について、当時の太宰府にはこの地の筑紫太宰府だけではなく、東国・播磨・吉備・周防という大和朝廷における地方統制の意味合いで設けられていました。東アジアの脅威を恐れた大和朝廷はこの地に集積することで防衛するための力を高める意味があったとされています。創建後、何度か建て替えが行われています。立礼制度の崩壊から衰退を迎えるまでの間この地を管理統制する本部となっていたと考えられています。
見どころ
大宰府政庁跡の見どころは、その内観と景観の良さになるでしょう。史跡公園の入り口から、歴史を感じさせるその空間はとても開けており太宰府市の風景と相まってとても景色を綺麗に見ることができます。正殿の跡には巨大な礎石があり見るだけでも圧巻となっています。また正殿基壇跡に立てられている石碑も見てみると良いでしょう。南大門跡や中門跡、東廻廊跡など見るべきポイントが多くぜひ立ち寄ってみたいスポットになるでしょう。