人力車 街めぐり　博多の旧市街地を人力車で小粋に散策　文化や歴史を知る旅 ＜定員2名＞

昔ながらの神社や仏閣の残る博多の街並みを、人力車で粋にめぐります。人力車の高い目線で街を見渡せば、いつもと違う景色が見えるかも。知る⼈ぞ知る博多の歴史や⽂化を知ることのできるコースです。

出来町公園は、博多駅から歩いて約5分ほどのオフィスビルの谷間にあり、九州における鉄道の発祥地と伝えられています。この場所は、旧博多駅構内であったことから、公園内には、蒸気機関車の動輪がついた「九州鉄道発祥の地」と刻まれた記念碑が立っています。1965年に開園し、2017年12月にリニューアルオープン。多目的広場を中心に、広々と明るい空間が広がります。周辺には神社や寺院も多いため、観光の拠点としても利用できるようにバス6台分の乗降スペースを備えています。

博多千年門は、歴史的文化財が多く残る寺社町エリアへとお客様を導くウェルカムゲートです。博多の繁栄を願う地域住民のみなさんや地元企業、行政が一体となって建設されました。門の表に掲げられた「博多千年」の揮毫は、菅原道真の子孫にあたる太宰府天満宮宮司、西高辻信良氏によるものです。

博多祇園山笠の発祥地であり、日本におけるうどん、そば、饅頭などの粉食文化や博多織の発祥地とも伝えられる承天寺。博多山笠発祥之地の碑（はかたやまかさはっしょうのちのいしぶみ）があります。博多祇園山笠は福岡市を代表する大きな祭りで、現在は博多区の櫛田神社を中心に行われています。発祥地の由来は、仁治2年、博多に疫病が流行した際、国師が施餓鬼棚に乗り、それを棒で担がせて祈祷して廻り病魔を退散させたという説から。現在でも承天寺の門前に清道を設けて山笠がめぐるのは、その言い伝えによるものとされています。

聖福寺は、日本で最初の禅寺といわれています。特徴的な博多塀は、相次ぐ合戦で荒廃した焼け跡に残った石や瓦を埋め込んで作った土塀です。現在では御供所通り側は上塗りにより見えませんが、境内側は禅宗様式の形態をとどめ、歴史を感じさせる美しい景観を形成しています。聖福寺を含め、わずかしか現存しておらず、希少価値の高いものとして大切に保存されています。

弘法大師が日本で最初に開山した密教寺院である東長寺。当初は海辺の地にありましたが、福岡藩二代藩主 黒田忠之によって現在の場所へと移りました。寺蔵の千手観音菩薩は平安時代の作で、槙材一木に彫られており、国の重要文化財にも指定されています。木造（檜）坐像で日本一の大きさを誇る福岡大仏もあり、約16.1mの高さをもつ光背は7仏や13仏も彫られ、後壁面には5000もの小仏が祀られています。

博多の総鎮守で、博多っ子からは「お櫛田さん」と呼ばれ親しまれている櫛田神社。博多祇園山笠が奉納される神社で、飾り山笠が6月を除き一年中展示されています。博多祇園山笠は7月に開催される祇園宮のお祭り。櫛田神社の飾り山笠は常設展示されていますが、毎年7月1日になると作り替えが行われます。国重要無形民俗文化財に指定されています。