ハワイ島サウスポイントはハワイ島で最南端の場所であり、アメリカ合衆国の最南端に位置する場所でもあります。アクセスは車でハイウェイからサウスポイント・ロードを南下していきます。南下する途中には牧草地に自然を感じさせる馬や牛、そして昔元気よく動いていた風力発電所の風車がいくつか見えてきます。太平洋側から吹く風と細い道に注意しましょう。また、道によってはレンタカーの保険が適用外の場所もあります。未塗装の道で大きな石がゴロゴロと転がっていたりする場合もあるので、凸凹道に強い車がおすすめです。
歴史
最南端の岬はカラエ岬と呼ばれ、ハワイ語で「Ka Lae」とは「先端」という意味になります。カジキなどの魚を釣り上げるための滑車があり、およそ10mにもおよぶ絶壁の地層の迫力とひたすら青い海が遥か彼方まで続いている光景がそこにあります。海水は天候によりますが比較的透明で、ローカルの人達が釣りを楽しんでいる姿もあります。
見どころ
諸説ありますが、このエリアは約2000年前にポリネシアからの移民達が何千キロという大海原のなか、カヌーを漕ぎ最初に上陸したポイントでもあると言われています。岬の先には黒い溶岩を積み上げた古代ハワイ人の遺跡カラレア・ヘイアウがあり、ハワイの人々にとっては神聖な場所であり、観光客にとってもスピリチュアルツアーに最適な場所となっています。朝早く向かう場合は飲食店を見つけても営業前でオープンしていないこともあるので、事前に準備していくことをおすすめします。岩場を歩く際は滑らないようにスニーカーなど履いていくとよいでしょう。