マウナケア山は、ハワイ島を構成している火山のひとつで、標高が4,205メートルあるハワイで最も高い火山です。
ハワイ語で、「マウナ」は「山」、「ケア」は「白い」を意味していて、「白い山」と呼ばれています。
南国ハワイながら、冬には山頂が雪で覆われるためこの名前がつけられました。
マウナケア山は、空気が澄んでいて、山頂付近の天候も安定していることから、世界でも有数の天体観測所としても知られています。
観光では、一面の雲海と朝陽や夕陽を眺めるサンライズ・サンセットツアーが人気となっています。
歴史
マウナケア山は、壮年期においては、山頂に巨大なカルデラがある楯状火山でした。
楯状火山とは、粘性が低い玄武岩質溶岩が噴き出して流れ、堆積していくことによりつくられる火山で、斜面の傾斜は緩やかなものとなっています。
20~25万年前くらい前に、壮年期から老年期へと以降し、溶岩は粘性が高くなり、噴火が爆発的なものとなりました。
現在は休火山となっていて、最後に噴火したのはおよそ4,500年前と思われます。
見どころ
山頂への道は舗装されていないところもあり、またレンタカーの保険対象ではない道のため、ツアーに参加することをお勧めします。
暗闇が少しずつ明るくなっていき、雲海から太陽が姿を現す景色を楽しみたい人はサンライズツアーを、美しい夕焼けと、太陽が沈んだ後の満天の星空を楽しみたい人はサンセットツアーを利用してはいかがでしょうか。
マウナケア山の山頂は天候が安定している方ですが、気温は低いため、ツアーに参加する場合は防寒具を貸与してくれるところもありますが、自身でも長袖を用意したほうが無難です。