豊かな歴史と文化遺産を持つポルトガル。その中でも特に見逃せないのが、ユネスコに認定された世界遺産です。本記事では、ポルトガルにある世界遺産を13ヶ所厳選し、その魅力を紹介します。旅行の際には、ぜひ訪れてみてください。
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ポルトガルの世界遺産一覧
ポルトガルは、その美しい風景と豊かな歴史で知られ、多くの世界遺産が点在しています。ポルトガル国内には17の世界遺産が存在します。その中には、リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔、シントラの文化的景観、エヴォラ歴史地区など、見どころ満載のスポットが含まれています。
また、アルコバッサ修道院やバターリャ修道院などの歴史的な修道院も見逃せません。これらの修道院は、その壮大な建築と美しい装飾で、訪れる人々を魅了しています。さらに、トマールのキリスト教修道院や国境防衛都市エルヴァスとその要塞群など、ポルトガルの観光地としても注目されています。
自然遺産もポルトガルの魅力の一つです。コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群、マデイラ諸島のラウリシルヴァ、アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区など、自然と歴史が融合した美しい風景を楽しむことができます。
このパートでは、これらの世界遺産について詳しくご紹介します。それぞれの世界遺産が持つ独特の魅力を感じて、ポルトガル旅行の参考にしてみましょう。
リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔
ポルトガルの首都、リスボンにあるジェロニモス修道院とベレンの塔は、16世紀のマヌエル様式の建築美を今に伝える世界遺産です。ジェロニモス修道院は、繊細な彫刻が施された美しい南門や、偉人たちの棺が収められているサンタマリア聖堂など、見どころが満載。一方、ベレンの塔は、テージョ川河口を見張る要塞兼灯台として建てられ、その優美な姿は「テージョ川の貴婦人」とも称されています。
これらの建築物は、15~16世紀にかけてのポルトガル海上帝国の栄光を記憶に留める文化遺産として、1983年に世界遺産に登録されました。特にジェロニモス修道院は、エンリケ航海王子の業績を称え、ベレンの塔は、バスコ・ダ・ガマのインド航路発見を称えるために建てられました。これらの建築物は、香辛料の貿易により富を築いた当時のポルトガルの繁栄を物語っています。
リスボンへのアクセスは、日本から直行便がないため、ヨーロッパの主要都市を経由します。ロンドンやパリからリスボンのウンベルト・デルガード空港までの飛行時間は約2.5時間。空港からリスボン市内までは地下鉄かタクシーが一般的です。ジェロニモス修道院とベレンの塔への訪問は、リスボン滞在の際にはぜひとも経験してみましょう。
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体験談
リスボンをめぐる
初めてのポルトガル。
公共交通機関の乗り方等教えてもらえるとの口コミを見て、観光初日に組み込みました。
ガイドの方は落ち着いた感じの日本人の方で、とても良かったです。
ジェロニモス修道院に入れなかったのだけが残念でしたが、予定にはなかった、食べたかったエッグタルトのお店に案内してもらったり、消臭力のCMで有名な展望台に連れていってもらったり、解散後の昼食におすすめのお店を教えてもらったりと、とても効率よく回ることができました!
( /小さなお子様連れ)
日本人による半日案内
リスボンは日本人に会うことが極めて少なく、以外にも観光案内所のパンフレットにも日本語のものが置かれていない。
街の構造や、習慣(チップなど)や、交通機関の乗り方(チケットの購入の仕方含む)をまず理解するためには、街の滞在初日には、極めてありがたかった。また、丁寧に必要最小限の場所を案内していただいた。
街で有名な、現地人も大好きなお菓子屋さんへも案内していただき、有名なエッグタルトを食した。
( /カップル・夫婦)
日本語ガイドさんによる有意義な世界遺産観光
夫婦で参加しました。フィゲイラ広場、ロシオ広場に寄った後、サンジュストエレベーターに乗り、美しいリスボンの景色を眺めました。その後、トラムで世界遺産のジェロニモス修道院に向かいました。修道院、発見のモニュメント、ベレンの塔を観光しました。修道院近くのレストランでおいしいエッグタルトを食べました。トラムでロシオ広場へ戻り、解散しました。日本語ガイドさんによる効率良い案内、分かりやすい解説があり、大変楽しい時間を過ごすことができました。
( /カップル・夫婦)
所在地 | Praça do Império 1400-206 Lisboa, ポルトガル |
料金 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 要問合せ |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 9時30分~18時00分 |
地図 |
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※ 情報更新のタイミングにより価格等が実際と異なる場合があります。最新情報はツアーページをご確認ください。
シントラの文化的景観
首都リスボンの郊外に位置するシントラは、12世紀にポルトガルが支配するようになり、その後はポルトガル王室の離宮が置かれた地となりました。その中でも特に注目すべきは、19世紀にフェルディナンド2世によって築かれたペナ宮殿です。ゴシックやルネサンス、イスラムなどさまざまな要素が混じったユニークな宮殿で、当時ヨーロッパで流行したロマン主義建築の代表作とも言えます。その美しい建築と周囲の自然環境が調和した風景は、まさに「シントラの文化的景観」と呼ぶにふさわしいものです。
シントラはイベリア半島の最西端に位置するエリアで、丘陵地帯に森林に覆われた花崗岩の小高い山々が特徴的です。その自然環境と人間が築き上げた建築物が見事に融合した風景は、1995年に世界遺産に登録されました。シントラの文化的景観は、その美しさだけでなく、人間と自然が共生する姿を示す貴重な遺産とも言えます。訪れた人々は、その美しい風景を目の当たりにすることで、人間と自然との関わりを改めて考えるきっかけを得ることができるでしょう。
シントラの文化的景観を訪れる際は、ペナ宮殿をはじめとする歴史的建築物の見学はもちろん、周囲の自然を満喫する時間も持つことをおすすめします。また、シントラの街並みを散策するのも楽しみの一つです。その美しい風景と歴史的な建築物を堪能することで、シントラの魅力を存分に感じることができるでしょう。
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体験談
見どころ満載
ロカ岬に行きたくて予約しました。途中海辺の街であるカスカイヤにも寄り、念願のロカ岬にてしばし休憩。
帰りはシントラにて宮殿の見学をするなど、1日で見どころ満載の観光地を効率よく巡れました!
( /友達・同僚)
よかったです!
英語もたいして出来ない私でツアーの案内は何となくでしか正直わかりませんでしたが、行く先々が素晴らしく、楽しめました。バスに戻る時間と場所さえ他の参加者の人を見たり聞いたりして確認すれば大丈夫です。
集合は8時40分でしたが英語グループのバスがなかなか来ず出発が9時30分ごろになっていたと思います。
カスカイシュ→ロカ岬→シントラ→ペーナ宮殿
シントラが1時30分しか時間がなくそれでもレガレイラ宮殿に行きたかったのとチケットをオンラインで既にとっていたので急いで行きました。有名な井戸はびっくりするほど人が並んでいてそれは諦めましたが、庭が広くとても面白いので十分楽しめます。行ってよかったです!
ケイジャータとトラヴェセイロの有名なピリキータというお店も行きたかったですが、レガレイラを楽しみ過ぎて時間切れでした。お店に入ってすぐ右側にチケットがあり、その番号順に注文を受ける様でした。行かれる方は時計とにらめっこしてご検討ください。
ペーナ宮殿は暑い中おそろしく人が並んでいて、優先入場のツアーでよかったと思いました。それでも中が混んでいて進まず少し待ちました。内装も外観も本当に素敵なところで、とても満足しました!
ガイドツアーのお姉さんがとても感じのいい人で人数も毎回確認してくれていたので、それも安心感がありよかったです。
( /ひとりで)
大航海時代のポルトガルを感じました!
定年記念の女性一人旅。リスボンから日帰りで回るにはちょっと大変そうなので出国前日に予約しました。おかげで長蛇の列のペーナ宮殿にも待たずに入場。さすがツアーですね。広場に面した王宮には自分でチケットを購入して入場しましたが、内装がゴージャスで感激しました。せっかくシントラまで行くなら、ここもおすすめです。40人ほどの英語ツアーで地元の方も参加されていましたが、半数の方には自己紹介したり、話したり。一日ツアーだと仲良くなれますね。観光だけでなくブラジル、アメリカ、オーストラリア、オーストリア、スウェーデン、リスボンの方との会話も楽しかった。拙い英語でもなんとかなります!もちろんスタッフの方もとても親切でした。
( /ひとりで)
エヴォラ歴史地区
ポルトガル南東部アレンテージョ地方に位置するエヴォラ歴史地区は、その美しい街並みと共に歴史を刻んできた世界遺産の一つです。紀元前から続くこの地の歴史は、ルシタニア人の建設から始まり、ローマ帝国の征服、そしてキリスト教徒による奪還と繁栄へと続きます。その結果、大聖堂や神殿、水道橋などの歴史的建造物が今もなお街に残され、訪れる人々を魅了しています。
エヴォラ歴史地区は、まるで「野外博物館」のような存在。2000年以上前に建てられた神殿から、一風変わった骸骨の礼拝堂まで、城壁内には見どころが満載です。また、アレンテージョ地方のグルメ情報も見逃せません。リスボンから東に約120km、ポルトガル中南部に広がるアレンテージョ地方の中心都市エヴォラ。その魅力は、紀元前からさまざまな民族がこの地を拠点としたことによる町の歴史の濃さにあります。
エヴォラ歴史地区は、その美しさと歴史的価値から1986年に世界遺産に登録されました。その美しい街並みと共に歴史を刻んできたエヴォラ歴史地区。その魅力を一度体験してみませんか。
アルコバッサ修道院
アルコバッサ修道院は、ポルトガルの世界遺産に登録されているカトリックの一派、シトー修道会の修道院です。12世紀初頭、初代ポルトガル王アルフォンソ1世がイスラム教を追放する運動に貢献したシトー修道会への感謝の意を示すために建設されました。その建築様式は、ポルトガル最古のゴシック様式が見られる貴重なもので、他の教会と比べて非常に質素な造りとなっています。これはシトー派の規範を通した精神に基づいているからです。
修道院の内部は、余計な装飾が一切なく、静寂さが漂っています。そのため、訪れるだけで心が洗われるような感覚に包まれます。また、1,000人もの修道士たちの生活を支えたとされる大部屋や厨房なども見ることができます。これらの場所も装飾は質素で、大理石やオリーブオイルを入れていた大きな釜などが今も残されています。訪れた際には、その歴史を感じることができるでしょう。
アルコバッサ修道院は、ただの修道士たちの生活の場だけでなく、悲しい恋物語が語り継がれている聖堂でもあります。そのため、世界中からカップルが観光として訪れています。アルコバッサの村と共に、この世界遺産アルコバッサ修道院を訪れてみてはいかがでしょうか。
所在地 | Praça 25 de Abril, 2460-018 Alcobaça, ポルトガル |
料金 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 要問合せ |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 9時00分~17時30分 |
地図 |
バターリャ修道院
ポルトガルの歴史と文化を感じることができるバターリャ修道院。その美しい建築は、中世ゴシック様式の傑作として世界遺産にも登録されています。修道院の建設は1386年に始まり、約200年の歳月をかけて完成しました。その間にさまざまな建築様式が取り入れられ、その結果、バターリャ修道院はポルトガルゴシック様式の最高峰とも言われています。
修道院内部には、創設者の礼拝堂や未完の礼拝堂など、見どころがたくさんあります。特に未完の礼拝堂は、その名の通り未完成のまま残されており、空が見える開放的な空間となっています。また、修道院の周囲には美しい庭園が広がっており、散策を楽しむこともできます。バターリャ修道院は、その美しさと歴史的価値から、ポルトガルを訪れる観光客にとって見逃せないスポットとなっています。
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体験談
かわいいオビドス、世界遺産バターリャ、聖地ファティマに感激!
■ メインゲートのアズレージョも美しかったですが、オビドスの街並みそのものがかわいくて、期待以上でした。
■ 以前より見たかった、世界遺産のバターリャ修道院。期待通りその存在感に圧倒されました。
■ ガイドさんが、聖母マリアが出現するという奇跡を目撃した3人の子どもが住んでいた村に連れて行ってくださり、生家等を見学しました。その後、ファティマのバジリカを訪問し、より一層心に刻まれました。
( /ひとりで)
あっという間の1日
ファティマに電車で行こうか迷いましたが、途中に寄れる街の多さを考えてこのツアーに参加しました。この手のツアーには以前も参加したことがあり、そのイメージで10名程度のバンで行くのかと思ったら大型バスでびっくりしました。ちなみにアジア系は私だけで、英語ガイドが必要なのも私だけだったようで、最初ラテンの人たちに埋もれましたが、待ち合わせ時間がわからないのは困るのでガイドさんに伝えると、本当に申し訳なさそうにして、そのあとは英語ガイドも追加してくれました。英語ガイドで申し込んでいても、「英語ガイド専用バス」ではないので、乗る時にアピールしたほうがいいです。ガイドさんはすごく素敵な方で、ガイドさんとして責任感の強い方でした。待ち合わせ時間までに戻らない参加者がいると探しに行ったり、他の参加者が待ちぼうけ不満を吐露してもケアしてました。バスではファティマが近づくと賛美歌の合唱が始まったりで聖地を訪れる参加者の心を感じました。スペイン語が飛び交う道中でしたが、参加者と話していくと、カナダからの参加者もいました。またブラジルから来た女性はすごく明るくて色々写真を撮りまくりました。エッグタルトをくれたスペイン人女性もいました。楽しい想い出たくさん作りました。参加してよかったです。親切なガイドさん、紳士な運転手さん、一緒に参加した皆さん、ありがとうございました!
( /ひとりで)
盛りだくさん!
バス一台が満員の中スタートしましたが、みなさん比較的時間を守る人ばかりで、どの場所でもスムーズに出発できました。
一日で5箇所回るにはこのツアーじゃないと無理かと思います。そのぐらい、このツアーはよく計算されている内容でした。
ナザレでのランチはなしにしましたが、気ままにレストランに入って海鮮料理を堪能しました。
そしてやはり最後のファティマは感動しました。
ガイドさんの距離感も最適で、大変充実した一日となりました\( ‘ω’ )/
( /ひとりで)
所在地 | Largo Infante Dom Henrique, 2440-109 Batalha, ポルトガル |
料金 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 要問合せ |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 9時00分~18時30分 |
地図 |
ポルトガルの観光地
ヨーロッパの西端に位置するポルトガルは、その美しい海岸線と豊かな歴史、文化が魅力の国です。このパートでは、ポルトガルの世界遺産に指定されている観光地をいくつかご紹介します。
まずは、「トマールのキリスト教修道院」です。中世の騎士団テンプル騎士団の本部が置かれていたこの修道院は、その壮大な建築美と歴史的価値から世界遺産に登録されています。
次に、「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」です。この地は、17世紀から19世紀にかけてのヨーロッパ最大の防衛施設群が残されており、その壮観さは訪れる人々を圧倒します。
そして、「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」です。ポルト市の古い街並みと、その上を渡るルイス1世橋、そして丘の上に建つ修道院は、一体となって美しい風景を描いています。
これらの観光地は、ポルトガルの歴史と文化を感じることができる素晴らしいスポットです。さあ、ポルトガルの魅力を存分に味わってみましょう。
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トマールのキリスト教修道院
ポルトガル中部の町、トマールに位置する「トマールのキリスト教修道院」は、中世のテンプル騎士団の拠点として知られています。騎士でもあり、修道士でもあった彼らの暮らしが垣間見えるのがこの修道院の魅力の一つです。古代ローマ帝国の一都市だったトマールが、重要性を増すのは12世紀以降のことで、ムーア人からの国土回復運動(レコンキスタ)において功績を認められたテンプル騎士団が、ポルトガル初代国王アフォンソ1世からこの地を恩賞として与えられました。
以後、トマールはポルトガルにおけるテンプル騎士団の活動の中心地となり、その象徴とも言えるのがこのキリスト教修道院です。さまざまな建築様式を取り入れながら成長を続けた修道院は、現在では世界遺産にも登録されています。その内部には、城塞と城壁、円堂、墓の回廊と沐浴の回廊、サンタ・バルバラの回廊、ジョアン3世の回廊など、見どころが満載です。訪れた人々は、その壮大さと美しさに圧倒されることでしょう。
また、トマールのキリスト教修道院は、その歴史と美しさだけでなく、周辺の自然環境との調和も評価されています。修道院を訪れたら、ぜひその周辺も散策してみてください。トマールの町を見守る丘の上からの眺めは、きっとあなたの旅の思い出に残ることでしょう。
所在地 | JH3J+99 Igreja do Castelo Templário, Estr. do Convento 8, 2300-000 Tomar, ポルトガル |
料金 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 要問合せ |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 9時00分~17時30分 |
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国境防衛都市エルヴァスとその要塞群
ポルトガルとスペインの国境に位置するエルヴァスは、その歴史的な要塞群で知られています。リスボンから東へ約110km、古くからスペインとの国境を守る要所として重要な役割を果たしてきました。そのため、街全体が「国境防衛都市エルヴァスとその要塞群」として世界遺産に登録されています。
エルヴァスの旧市街地は、1643年以降に建てられた世界最大の星型の塁壁で囲まれています。また、街の南部にはサンタ・ルジア要塞、北部にはグラサ要塞があり、その壮大な姿は訪れる人々を圧倒します。さらに、要塞群だけでなく、アモレイラの水道橋や歴史地区も世界遺産に含まれており、その歴史的価値は非常に高いと言えます。
17世紀のポルトガルの国際的な政治情勢と深く関わり、軍事建築の発展を伝える遺産として世界遺産に登録されました。そのため、エルヴァスは歴史好きには見逃せないスポットとなっています。一度訪れれば、その歴史的な魅力に引き込まれることでしょう。
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ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院
ポルトガルのポルト歴史地区は、その美しい風景と豊かな歴史で訪れる人々を魅了します。その中でも特に目を引くのが、ドン・ルイス1世橋とセラ・ド・ピラール修道院です。ドン・ルイス1世橋は、オフィロ・セイリグが設計した二層の鉄橋で、その美しいアーチと壮大な眺めが人々を引きつけます。一方、セラ・ド・ピラール修道院は、16世紀に創建された歴史的な建造物で、その独特な円形の造りが特徴的です。
セラ・ド・ピラール修道院は、現役の修道院であり、施設の一部のみが公開されています。しかし、その最大の魅力は、ポルト歴史地区やドン・ルイス1世橋を見渡せる絶景ポイントでしょう。この地を訪れたら、ぜひ修道院まで足を延ばし、その絶景を自分の目で確かめてみてください。また、ポルトは「ポートワイン」の産地としても知られています。ワイナリーもありますので、本場のポートワインを味わうのもおすすめです。
ポルトガルの自然遺産
ポルトガルと言えば、美しい海岸線や歴史的な建築物が思い浮かびますが、その自然遺産の豊かさも見逃せません。このパートでは、ポルトガルの自然遺産についてご紹介します。
まずは、「コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群」。ここは、古代の人々が残した岩絵が点在する地域で、その歴史的価値から世界遺産に登録されています。次に、「マデイラ諸島のラウリシルヴァ」。ここは、絶滅危惧種が生息する原生林が広がり、その生態系の保全が評価されています。
そして、「アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区」。ここは、自然と人間の共生が見られる地域で、その独特な風景が魅力となっています。これらの自然遺産を訪れることで、ポルトガルの自然の美しさとその歴史を感じることができます。
これらの自然遺産を巡る旅は、ポルトガルの魅力を深く理解するための一歩となるでしょう。さあ、ポルトガルの自然遺産を訪れて、その美しさを自分の目で確かめてみませんか。
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コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群
「コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群」は、岩をキャンバスにした屋外美術館とも言える場所です。1980年代後半、ポルトガルの美しいコア渓谷で線刻芸術が発見され、それが世界遺産への道のりの始まりとなりました。当初、この地域にはダムや水力発電施設の建設計画がありましたが、1995年にポルトガル政府は考古学的研究のチームを結成し、一般の観光客を迎え入れることを決定しました。
この遺跡群は、ドウロ川の支流であるコア川沿いに位置しています。一方、スペインのカスティーヤ・イ・レオン州にある「シエガ・ヴェルデの岩絵遺跡群」は、同じドウロ川の支流、アケダ川下流域にあります。ポルトガルの遺跡群には約5000点の壁画がありますが、シエガ・ヴェルデでは440点ほどと少し小規模です。しかし、コア渓谷でもシエガ・ヴェルデでも、そして洞窟の中でも野外でも、同じ主題や技法で絵が描かれているという事実に注目しましょう。
先史時代の洞窟壁画は数が多いものの、青空のもとにある世界遺産「コア渓谷の先史時代のロックアート遺跡群」のような岩絵群は稀です。ポルトガルとスペインの両国の渓谷沿いに点在するその広がりも世界遺産の価値を高めています。世界遺産見学リストに「コア渓谷の先史時代のロックアート遺跡群」も加えてみてはいかがでしょうか。
所在地 | R. do Museu, 5150-610 Vila Nova de Foz Côa, ポルトガル |
料金 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 要問合せ |
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マデイラ諸島のラウリシルヴァ
大西洋上に浮かぶポルトガル領のマデイラ諸島。その中でも特に注目すべきは、世界遺産にも登録されている「ラウリシルヴァ」です。ラウリシルヴァとは、照葉樹林のことを指し、約258万8000年前の氷河期の影響を受けずに現代までその姿を保ち続けている、まさに生きた化石とも言える存在です。その美しい原生林は、多様な動植物の生態系を守り、私たちに貴重な自然の息吹を感じさせてくれます。
ラウリシルヴァの魅力は、その神秘的な原生林の中に息づく生命の息吹と、澄んだ空気の中に満ちる静寂です。ここを訪れると、まるで時間が止まったかのような感覚に包まれ、心が洗われるような体験ができます。また、ラウリシルヴァは、氷河期以前の植生分布が見られる貴重な場所でもあります。そのため、自然や生物に興味がある方にとっては、一見の価値があるスポットと言えるでしょう。
マデイラ諸島へのアクセスは、ポルトガルの首都リスボンから飛行機で約1,000km、大西洋を渡ることで到着します。温暖な気候の中で、1年中花が咲き乱れるマデイラ島は、まさに楽園のような美しさを持っています。そんなマデイラ島で最も見逃せないのが、このラウリシルヴァです。一度訪れたら、その美しさと神秘性に魅了されること間違いなしです。ぜひ、マデイラ諸島への旅行の際には、ラウリシルヴァを訪れてみてください。
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アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区
ユーラシア大陸の最西端からさらに1,400km先に位置するテルセイラ島の街、アングラ・ド・エロイズモ。その中心地区は、1983年にユネスコ世界遺産に登録され、多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。アゾレス諸島は、古代ギリシャ時代に繁栄し、ゼウスの逆鱗に触れて海中に沈められたとされる大陸「アトランティス」の山の山頂部分であるとも言われています。その神秘的な歴史と美しい自然環境が魅力の一つとなっています。
アングラ・ド・エロイズモの街は、大航海時代には多くの貿易船が寄港し、ルネサンス様式の「レデントール・デ・セ大聖堂」や、ロココ様式が施された「ミゼリコルディア教会」など、当時の美しい建築様式を今に伝える歴史的建造物が点在しています。これらの建物を訪れることで、その時代の息吹を感じることができます。
また、アングラ・ド・エロイズモの街を訪れた際には、要塞を見逃すことはできません。海賊から身を守るために建てられた要塞は、その壮大さと歴史的価値で観光客を引きつけます。特に「サン・ジョアン・バプティスタ要塞」は、その規模と歴史が評価され、多くの観光客が訪れます。
ポルトガルの美味しい料理
ポルトガルと言えば、その美味しい料理が思い浮かびますね。シンプルながらも食材の味を大切にした料理が特徴で、その中でも特に有名なのが「パステル・デ・ナタ」です。これは、リスボンを代表するスイーツで、一度食べればその美味しさに魅了されること間違いなしです。
また、リスボンには美味しいポルトガル料理を提供するレストランが数多く存在します。地元の人々が「美味しい!」と絶賛するお店は、旅行者にとっても見逃せないスポットとなっています。その中でも特におすすめの5つのレストランを、このパートではご紹介します。
さらに、ポルトガル料理はワインとの相性も抜群です。特に、世界遺産にも登録されている「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」や「ピコ島のブドウ畑文化の景観」で生産されるワインは、ポルトガル料理と一緒に味わうことで、その魅力をより一層引き立てます。
このように、ポルトガルの料理はその地域性と歴史、そして美味しさが詰まったものとなっています。次のパートでは、ワインについて詳しくご紹介していきます。
アルト・ドウロ・ワイン生産地域
ポルトガル北部に広がるアルト・ドウロ・ワイン生産地域は、その美しい風景と共に、世界的に有名なポートワインの産地として知られています。ブドウ栽培の歴史は2000年以上も前に遡り、その技術と伝統は世代から世代へと受け継がれてきました。特に3~4世紀のローマ帝国時代には、ワイン生産が本格的になり、この地域の名声を高めました。
アルト・ドウロ地域の風景は、ブドウ畑が連なる丘陵地帯と、ドウロ川が縫うように流れる様子が絶妙に調和しています。その美しい風景は、「ポルトガルの宝石」とも称され、2001年には「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」として世界遺産に登録されました。この地域を訪れれば、ワイン造りの歴史と伝統、そしてその美しい風景を肌で感じることができます。
また、アルト・ドウロ地域では、ワイン造りだけでなく、美しい風景を楽しむためのさまざまなアクティビティも楽しむことができます。ブドウ畑を散策したり、ドウロ川でのクルーズを楽しんだり、地元の料理を味わったりと、訪れる人々を飽きさせません。一度訪れたら、その魅力に引き込まれ、何度でも訪れたくなることでしょう。
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ピコ島のブドウ畑文化の景観
アゾレス諸島に位置するピコ島は、特異なブドウ栽培法で知られています。火山の島であるピコ島では、溶岩を砕いて割れ目に苗木を植えるという独特の方法が取られてきました。また、風よけのために畑の周りには溶岩を積んだ石垣が巡らされています。これらの特徴が、ピコ島のブドウ畑文化の景観を形成しています。
ピコ島のブドウ畑では、収穫は手摘み、圧搾は足踏みで行われ、その手間ひまをかけた作業の様子が今も形で残っています。特に、玄武岩の壁と瓦葺きの屋根でできたワインセラーは見どころの一つ。収穫期の一時的な宿舎としても使われ、2階が住居、1階が貯蔵室となっていました。これらのワインセラーはピコ島のブドウ園に30ほど存在し、訪れた際にはぜひ見学してみてください。
また、ピコ島には伝統的な家や教会なども点在しており、観光の見どころとなっています。溶岩を使った伝統的な家屋は、どこかかわいらしく、ひなびた趣があり、当時ののどかな暮らしが目に浮かぶようです。ピコ島の伝統的な建造物の多くは今も現役で、ブドウ畑や町々を見て回るだけで、世界遺産ピコ島の観光を十分に楽しむことができます。
まとめ|ポルトガルの世界遺産、その深い魅力と歴史を感じる旅を
ポルトガルにはユネスコに認定された世界遺産が数多くあります。それぞれの世界遺産は、ユニークな建築美と深い歴史を感じることができ、訪れるたびに新しい発見があることでしょう。また、それぞれの地域の風土や文化をより深く理解するためにも、ガイドと一緒に観光するツアーを利用するのもおすすめです。旅の最後には、美味しいポルトガル料理やワインを楽しむ時間も忘れずに。きっと、素晴らしいポルトガル旅行になることでしょう。
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