ブラジルは美しい自然と豊かな文化が共存する国です。そんなブラジルには、世界遺産に認定された見逃せないスポットがたくさんあります。この記事では、ブラジルの世界遺産を15箇所紹介します。次の旅行の参考にしてください。
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ブラジルの世界遺産一覧
ブラジルは、その豊かな自然と独特の文化で知られ、多くの世界遺産が点在しています。その中でも特に人気のある遺産をいくつかご紹介しましょう。
まず、「イグアス国立公園」は、ブラジルとアルゼンチンにまたがる壮大な滝と亜熱帯ジャングルが広がる自然遺産です。次に、「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」は、リオデジャネイロの美しい海岸線と山々が織りなす風景が評価された文化遺産です。
また、「ブラジリア」は、近代的な都市計画と建築が評価された文化遺産で、その他にも「中央アマゾン保全地域群」や「グアラニーのイエズス会伝道所群」など、ブラジルの多様な自然と文化を体感できる世界遺産が存在します。
このパートでは、これらの世界遺産の一部をご紹介しましたが、ブラジルにはまだまだ魅力的な世界遺産がたくさんあります。次のパートでは、それぞれの世界遺産の詳細や訪れる際のポイントなどを詳しくご紹介していきます。ブラジルの世界遺産を巡る旅、一緒に楽しみましょう。
イグアス国立公園
ブラジルとアルゼンチンにまたがる壮大な自然景観、それがイグアス国立公園です。世界三大瀑布の一つであるイグアスの滝は、その圧倒的なスケールと美しさで訪れる人々を魅了し続けています。滝壺から湧き上がる水しぶきは、まるで天から降り注ぐ雨のよう。その美しさは一見の価値ありです。
公園内には遊歩道が整備されており、歩いて滝を間近で観ることができます。また、船やヘリコプターを利用して滝を見学することも可能です。船で滝に近づくと、その迫力はさらに増し、ずぶ濡れになること間違いなし!しかし、その体験は一生の思い出になることでしょう。さあ、イグアス国立公園で素晴らしい自然体験を楽しみましょう。
所在地 | Ruta 101 Km 142, N3370 Puerto Iguazú, Misiones, アルゼンチン |
料金 | 140 BRL |
営業時間 | 要問合せ |
地図 |
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※ 情報更新のタイミングにより価格等が実際と異なる場合があります。最新情報はツアーページをご確認ください。
リオデジャネイロ:山と海の間のカリオカの景観群
ブラジル最大の観光都市であるリオデジャネイロは、山と海が交錯する美しい景観で知られています。その中でも特に注目すべきは、山と海の間に広がるカリオカの景観群です。カリオカとは、リオデジャネイロの住民や出身者を指す言葉で、この地域の自然と文化が融合した美しい風景を表しています。リオデジャネイロは港湾都市として栄え、その美しい景観は世界三大美港の一つとも言われています。
この地域は、山と海が交錯する独特の地形と、そこに息づく人々の生活が作り出す文化的な風景が魅力です。また、リオデジャネイロはカーニバルやオリンピックなど、世界的なイベントの開催地としても知られています。しかし、その一方で治安の問題も指摘されており、訪れる際には注意が必要です。それでも、その美しさと独特の雰囲気は、一度訪れたら忘れられない魅力を持っています。
リオデジャネイロのカリオカの景観群は、その美しさと文化的な価値から世界遺産にも登録されています。この地を訪れることで、ブラジルの自然と文化を深く理解することができます。リオデジャネイロのカリオカの景観群を訪れる際には、その美しさを存分に楽しむためにも、事前に情報を集めておくことをおすすめします。
ブラジリア
ブラジリアは、ブラジルの首都で、人口約250万人が住んでいます。標高1100mに位置するこの都市は、ブラジルのほぼ中央にあります。その都市計画のユニークさから、1987年に歴史遺産を持たない世界遺産としてユネスコに登録されました。ブラジリアの都市計画は、1960年のリオデジャネイロからの遷都の数年前に始まり、1956年当時何もない荒野に2本の線を引くところから始まりました。
ブラジリアの主要な観光スポットには、アルボラーダ宮殿(大統領官邸)、メトロポリタン・カテドラル、ドン・ボスコ聖堂、テレビ塔、三権広場、連邦最高裁判所などがあります。これらのスポットは、ブラジリアの都市計画の一部として設計され、そのユニークな建築様式と景観が観光客を引きつけています。また、ブラジリアはスポーツの街でもあり、ブラジリエンセFCやSEガマ、レギオンFCなどのサッカークラブがあります。市内にあるエスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリアは、FIFAコンフェデレーションズカップ2013と2014 FIFAワールドカップ、リオデジャネイロオリンピックのサッカーの会場として使用されました。
中央アマゾン保全地域群
ブラジルに位置する「中央アマゾン保全地域群」は、2000年に世界遺産に登録された、地球上最大の熱帯雨林エリアです。この地域は「地球の肺」とも称され、その理由は二酸化炭素の吸収量と酸素の放出量が非常に高いからです。また、多種多様な植物が生息し、独特の生態系を形成しています。絶滅危惧種も多数生息しており、その生物多様性は計り知れません。
この保全地域群は、2000年当初はジャウー国立公園のみが登録されていましたが、2003年にはアミラウア保護区とアマナ保護区が追加されました。しかし、これらのエリアはアマゾンの熱帯雨林全体の1%にも満たない面積です。保護地区への立ち入りはブラジル政府の許可が必要となっていますが、その規模の大きさと生物多様性から、世界中から多くの研究者や観光客が訪れています。
アマゾン川は、世界最大の流域面積を誇る大河で、その流域面積はオーストラリア大陸をひと回り小さくしたくらいの700万平方キロメートルにも及びます。その一部がユネスコの世界遺産に登録されているのが、この「中央アマゾン保全地域群」です。アマゾン川クルーズやジャングルトレッキングなど、この地域ならではの体験が待っています。一度訪れれば、その壮大さと美しさに心を奪われることでしょう。
グアラニーのイエズス会伝道所群
ブラジルとアルゼンチンにまたがる「グアラニーのイエズス会伝道所群」は、17世紀から18世紀にかけてイエズス会によって建設された伝道所の遺跡群です。これらの伝道所は、グアラニー族という先住民族への布教活動の拠点として機能していました。しかし、18世紀にスペインがイエズス会の追放を命じた結果、伝道所は放棄され、今日ではその壮大な遺跡として訪れる人々を魅了しています。
特にアクセスしやすく保存状態が良い「サン・イグナシオ・ミニ」は、多くの観光客が訪れるスポットです。イタリア人建築家ジュアン・ブラサネッリによって作られた記念教会は、幅2メートルの赤い砂岩の壁と陶製タイルの床が特徴で、グアラニー族による装飾など芸術的な外観も魅力的です。また、遺跡の近くには調理場や食堂、作業場などの跡があり、当時の生活の様子を垣間見ることができます。
さらに、サン・イグナシオ・ミニ・イエズス会博物館も併設されています。ここでは、グアラニー族やイエズス会、そして世界遺産「グアラニーのイエズス会伝道施設群」についての展示物や資料が見られます。遺跡巡りの後は、ぜひ博物館も訪れてみましょう。
名称 | サン・イグナシオ・ミニ |
所在地 | Alberdi 458-477, N3322 San Ignacio, Misiones, アルゼンチン |
料金 | 無料 |
営業時間 | 要問合せ |
地図 |
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ブラジルの自然遺産
ブラジルは、その壮大な自然環境と多様な生物種で知られています。このパートでは、ブラジルの自然遺産についてご紹介します。まず、パンタナル自然保護地域は、見渡す限りの大自然に圧倒されることでしょう。人混みの少なさも魅力の一つで、自然との一体感を味わえます。
次に、ブラジルの大西洋上の島々、フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群は、その美しい海洋生物と絶景が訪れる人々を魅了します。ここでは、ダイビングやシュノーケリングを楽しむことができ、海洋生物との触れ合いを体験できます。
また、パラチーとイーリャグランジの文化と生物多様性は、自然と文化が融合した魅力的な地域です。ここでは、自然散策を楽しみながら、地元の文化に触れることができます。ブラジルの自然遺産は、その美しさと多様性で、訪れる人々に深い感動を与えてくれます。
これらの自然遺産を訪れることで、ブラジルの豊かな自然とその保護の重要性を実感できるでしょう。さあ、ブラジルの自然遺産を巡る旅、始めてみませんか。
パンタナル自然保護地域
ブラジル西部、ボリビアとパラグアイの国境沿いに広がる「パンタナル自然保護地域」は、世界最大の淡水湿地であるパンタナル湿地の一部を含むエリアです。南米の主要河川であるクイアバ川とパラグアイ川の源流がここにあり、多様な生態系が見られることが特徴となっています。パンタナルとはポルトガル語で「沼地」を意味し、その名の通り、一年中水に浸かることがない台地や、常に水をたたえる湖沼などが広がっています。
パンタナル自然保護地域は、乾季には草原となり、雨季には湿地へと姿を変える、自然の驚異の地です。平原の80%以上が水没し、地球上で最も水量が多い大湿地となります。ここにはワニやジャガー、カピバラ、バク、ピラニアなどの野生動物や魚類、鳥類が生息しており、多種多様な生物の楽園とも言えるでしょう。その壮大な自然環境と生物多様性が評価され、2000年に世界自然遺産に登録されました。
パンタナル自然保護地域は、その美しい風景と豊かな生態系を体験することができる貴重な場所です。訪れた人々は、自然と一体となり、地球の息吹を感じることができます。一度は訪れてみたい、そんな魅力的なパンタナル自然保護地域を、ぜひあなたも体験してみませんか。
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ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群
ブラジルの大西洋上に位置するフェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群は、その美しい自然環境と豊かな生態系で知られています。フェルナンド・デ・ノローニャ諸島は、20の火山島から成り立ち、その中心に位置するフェルナンド・デ・ノローニャ島は、特に観光客に人気のスポットとなっています。一方、ロカス環礁は、灯台島と墓地島の二島から成り、その特異な生態系が研究の対象となっています。
これらの島々は、フェルナンド・デ・ノローニャ国立海洋公園とロカス環礁海洋生物保護区として、自然保護のための重要な地域となっています。しかし、その美しい自然環境を守るため、一般人の立ち入りは制限されています。それでも、ダイバーたちは透明度の高い海を求めて訪れ、イルカの群れを眺めるツアーなどが人気となっています。また、これらの島々はかつて流刑地として使用されていた歴史も持っています。
フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁の保護区群は、その美しい自然環境と豊かな生態系、そして歴史的な背景から、ブラジルの大西洋上の島々の中でも特に魅力的なスポットと言えるでしょう。訪れることができないとはいえ、その美しさと魅力を知ることで、私たちの心に新たな旅の夢を描くきっかけになるかもしれません。
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パラチーとイーリャグランジの文化と生物多様性
ブラジルのパラチーとイーリャグランジは、その豊かな文化と生物多様性で知られています。パラチーは、17世紀からの街の歴史的景観が保全されている地域で、その美しい風景は「黄金の道」とも称されています。また、イーリャグランジは、多様な生物が棲む自然環境が魅力となっています。これらの地域は、その独自の文化と生物多様性を評価され、2019年に世界遺産に登録されました。
パラチーの文化的景観は、大西洋岸の森林と先住民との密接な関係があり、その地形と海を活用して建設された歴史的地区は、奴隷として連れてこられたアフリカの黒人の新大陸における原点であり、独自の文化が繁栄しています。また、イーリャグランジの海には、熱帯、亜熱帯、温帯などに見られる海洋生物が暮らし、サメ、ウミガメ、マゼランペンギン、多くのクジラなどが生息しています。これらの地域は、人間と自然との相互作用の優れた例として評価されています。
また、世界遺産に登録されている5つの保護区や国立公園は、生物多様性のホットスポットとなっています。標高2000mにも及ぶ高低差があり、大西洋岸の森林に生息する維管束植物は固有種が豊富で、希少な植物は36種も見られ、そのうち29種が固有種です。ここは大西洋岸の森に住む鳥類の45%が生息し、固有種は合計で57%にもなります。これらの地域は、その豊かな生物多様性と文化的価値で、訪れる人々を魅了し続けています。
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ブラジルの文化遺産
ブラジルは、その豊かな自然と文化の融合が見事に表現された世界遺産が数多く存在します。その中でも特に注目すべきは、リオデジャネイロの山と海との間のカリオカの景観群、首都ブラジリアの都市計画、そして中央アマゾン保全地域群など、自然と人間の手が創り出した独特の風景です。
このパートでは、ブラジルの文化遺産について、その魅力と見どころをご紹介します。まずは、サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区から始めましょう。ここは、ポルトガルの植民地時代から2世紀に渡りブラジルの首都であった場所で、その歴史的な建築物や街並みが今も残っています。
次に、ヴァロンゴ埠頭考古遺跡について見ていきましょう。ここは、港湾において旅客の乗降や貨物の積卸しの行われる地域で、ブラジルの歴史を物語る重要な遺跡となっています。
さらに、オリンダ歴史地区やゴイアス歴史地区など、ブラジルの文化遺産は多種多様。それぞれの地域が持つ独自の魅力を感じることができます。ブラジルの文化遺産を巡る旅は、その歴史と文化の深さを体感する絶好の機会となるでしょう。
これらの地域を訪れることで、ブラジルの豊かな文化遺産の一部を体験することができます。さあ、ブラジルの魅力を存分に感じてみませんか。
サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区
1985年に世界文化遺産に登録された「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」は、ブラジルのバイーア州に位置しています。長い正式名称「サン・サルヴァドール・ダ・バイーア・ジ(デ)・トードス・オス・サントス」を持つこの地区は、ブラジル国内では「バイーア」と呼ばれています。1549年から1763年までの間、植民地ポルトガル領のブラジルの首都として交易で繁栄しました。さとうきびやたばこ、金やダイヤモンドなどを輸出する港として栄えた一方で、奴隷貿易の暗い歴史も持つ地域です。
しかし、その歴史的背景からアフリカの音楽や衣装、ダンスなどがミックスされ、独自の文化が生まれました。その一つがサンバで、また、ダンスのような格闘技のカポエイラもサルヴァドール発祥と言われています。現在の「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」には美しい色彩の街並みや建築物が残っており、特に「黄金の教会」とも呼ばれる大聖堂の豪華な内装は見ごたえがあります。
また、カラフルな街並みが魅力的なペロウリーニョは、毎日のようにイベントが行われている広場や、マイケル・ジャクソンのプロモーションビデオが撮影されたことでも有名です。お土産店やレストランもあり、散策が楽しい世界遺産の街と言えるでしょう。ただし、メインの通り以外は治安があまり良くないため、気を付けて世界遺産を堪能しましょう。
所在地 | Centro, Salvador – State of Bahia, 40080-001 ブラジル |
料金 | 要問合せ |
営業時間 | 要問合せ |
地図 |
ヴァロンゴ埠頭考古遺跡
ブラジルのリオデジャネイロに位置する「ヴァロンゴ埠頭考古遺跡」は、2017年に世界文化遺産に登録された歴史的な場所です。この地は、かつてアフリカからの奴隷がブラジルに到着した場所として知られています。そのため、この遺跡はブラジルだけでなく、世界の歴史においても重要な役割を果たしています。
遺跡の発掘作業は、リオデジャネイロの都市開発の一環として行われました。その結果、多くの遺物や人骨が発見され、19世紀初頭の奴隷貿易の様子を物語っています。訪れる人々は、過去の悲劇的な歴史を思い起こさせるこの場所で、深い感動を覚えることでしょう。
ヴァロンゴ埠頭考古遺跡は、その歴史的な価値を理解し、過去の過ちから学ぶための重要な場所です。訪れた際には、その歴史を尊重し、深く考える時間を持つことをおすすめします。一度訪れてみて、その歴史的な価値を自分自身で感じてみませんか。
所在地 | Av. Barão de Tefé – Saúde, Rio de Janeiro – RJ, 20220-460 ブラジル |
料金 | 要問合せ |
営業時間 | 24時間 |
地図 |
オリンダ歴史地区
ブラジルのペルナンブーコ州に位置するオリンダ歴史地区は、16世紀にポルトガルが建設した最初の植民地で、その名は「なんと、美しい!」という意味を持ちます。大西洋に面したこの地区は、ブラジル国内に数ある植民地時代の遺産の中でも、最も保存状態の良いコロニアル風の建築物が残されていることで知られています。黄金を目的に栄えた古都オウロ・プレットとは異なり、オリンダ歴史地区はサトウキビによる砂糖産業を中心に発展しました。
オリンダ歴史地区は、元々の先住民に加え、砂糖産業の労働力として連れてこられたアフリカの黒人奴隷たちが生活していました。そのため、現代においてもアフリカ・コンゴの戴冠式に由来するパレードなど、アフリカ文化の影響を色濃く感じることができます。この地区の魅力を存分に感じ取るためには、歴史的な建築物を巡るだけでなく、地元の人々と交流し、彼らの生活や文化を理解することも大切です。オリンダ歴史地区の魅力を満喫し、一生の思い出を作ってみませんか。
ゴイアス歴史地区
ブラジルのゴイアス州に位置するゴイアス歴史地区は、30000人ほどの人口を抱える小さな町です。この町の名前は、かつてこの地に住んでいた先住民の名前から取られ、1727年に都市として建設されました。かつては「ヴィアボラ」と呼ばれていたこの町は、18世紀前半のゴールドラッシュの波に乗り、その時代の面影を今も色濃く残しています。
現在、ゴイアス歴史地区は国土の中西部に位置し、山奥にあるため近代開発の手が及ばず、鉱山都市の街並みがそのまま保存されています。ゴールドラッシュの始まりは、町の中心を流れるヴェルメリョ川で砂金が見つかったことから始まり、その後一時期は100万人の人々が生活をしていました。しかし、現在では州都も移り、静かに観光客を受け入れる町となっています。
ゴイアス歴史地区は、その歴史的な街並みと豊かな自然環境が魅力の一つです。訪れた観光客は、ゴールドラッシュの時代を思わせる古い建物を見学したり、美しい自然を散策したりすることができます。また、地元の料理を味わうのもおすすめです。ブラジルのゴイアス州にあるこの小さな町を訪れて、その歴史と文化を体験してみませんか。
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ブラジルの複合遺産
ブラジルは、その豊かな自然と文化の融合が認められ、世界遺産として登録されている地域が数多く存在します。その中でも、「パラチーとイーリャグランジの文化と生物多様性」や「ロバート・ブール・マルクス記念遺産」など、文化と自然が見事に融合した複合遺産が特に注目を集めています。
このパートでは、ブラジルの複合遺産の魅力とその特徴についてご紹介します。まず、「パラチーとイーリャグランジの文化と生物多様性」は、2019年に世界複合遺産として登録されました。ここでは、ブラジルの自然と文化が見事に調和しており、その美しさと多様性に訪れる人々を魅了します。
また、「ロバート・ブール・マルクス記念遺産」は、2021年に世界文化遺産として登録されました。リオデジャネイロの西部に位置するこの施設は、ブラジルの風景を象徴する存在となっています。これらの遺産は、ブラジルの自然と文化が一体となった、まさに複合遺産と呼ぶにふさわしい場所です。
さらに詳しい情報や、他の魅力的な複合遺産については、次のパートでご紹介していきます。ブラジルの複合遺産を通じて、その豊かな自然と文化の魅力を感じてみませんか。
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ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群
ブラジルのバイーア州南部からエスピリト・サント州北部に広がるディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群は、帯雨林の原生林が残る5つの保護区と3つの国立公園から成り立っています。その総面積は約1120平方キロメートルに及び、多種多様な生物が生息しています。その中には、ゴールデンライオンタマリンやタテガミナマケモノをはじめとする約100の固有種を含む180種以上の絶滅危機種が含まれています。このような貴重な森林生態系の保全が急務となっています。
日本からブラジルへの直行便はないため、アメリカやヨーロッパ、中東などを経由してブラジルに入り、ポルト・セグロやビトリアへ向かいましょう。特にポルト・セグロは、ポルトガル人のカブラルがブラジルを発見した場所として知られる港湾都市で、スキューバダイビングなどのマリンスポーツを楽しむことができます。また、アッサイヤシやブラジルゾウゲヤシなどの樹木を見ることもできます。原生林とともに見られる美しい大西洋のビーチも魅力の一つです。その景観は私たちに癒しの場を与えてくれることでしょう。
ディアマンティーナ歴史地区
ブラジルの南東部、標高約1100メートルの高原に位置するディアマンティーナ歴史地区は、かつてダイヤモンドが豊富にある鉱山の中心地として繁栄した街です。人口約5万人のこの小さな街は、18世紀にポルトガルの侵略を受けて植民地となり、街中にはバロック建築の建物が増えました。そのヨーロッパ文化が入り混じった珍しい景観が綺麗な状態で残っているのが、世界遺産に選ばれた理由の一つとなっています。
また、建築物だけではなく、音楽や芸術などにおいてもヨーロッパとブラジルの文化が混合されており、独特で貴重なものを生み出しました。そのことも世界から高く評価され、1999年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。ディアマンティーナ歴史地区は、その美しい街並みと豊かな文化で訪れる人々を魅了し続けています。
さらに、ディアマンティーナ歴史地区には「青い洞窟」などの自然の美しさも満喫できます。青く透き通った水面が美しい洞窟は、訪れる人々を吸い込まれそうなほどの魅力に引き込みます。ディアマンティーナ歴史地区は、歴史と自然が融合した素晴らしい観光地として、ブラジル訪問の際にはぜひ訪れてみてください。
パンプーリャ近代建築群
ブラジル南東部の都市、ベロオリゾンテに位置する「パンプーリャ近代建築群」は、2016年に世界文化遺産として登録されました。1940年に市長ジュセリーノ・クビチェクの都市開発計画により、人造湖パンプーリャ周辺に建設されたこの建築群は、オスカー・ニーマイヤーの手によるもので、ロバート・ブール・マルクスのランドスケープ・デザインの中に位置づけられています。サン・フランシスコ礼拝堂、美術館、カーサ・ド・バイリ、ヨットクラブ、ニーマイヤー邸などが含まれています。
特に注目すべきは、パンプーリャ美術館です。ニーマイヤーが最初に手がけた建物で、その分、ニーマイヤーが影響を受けたル・コルビュジエの要素が他の建物よりも色濃く反映されています。もともとはカジノとして設計されたものであり、賭博室にバー、レストラン、劇場なども内包した複合施設であったが、賭博に対する法規制によって、実際にカジノとして機能していた期間は短いです。現在は美術館として、多くの観光客に楽しまれています。
パンプーリャ近代建築群は、近代建築の美しさと、自然との調和が見事に表現されている場所です。ブラジルを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。その美しさと歴史を感じることができるでしょう。
パンタナール保全地域
パンタナール保全地域は、ブラジルの自然保護区の一つで、その広大な面積は日本の本州とほぼ同じと言われています。海抜80mから150mの巨大な沖積平原で、一年を通して水に浸かることがない台地や、常に水をたたえる湖沼が存在します。乾季には草原となり、雨季には湿地へと姿を変え、平原の80%以上が水没します。その結果、地球上で最も水量が多い大湿地となるのです。
パンタナールには、ワニやジャガー、カピバラ、バク、ピラニアなどの野生動物や魚類、鳥類が生息しています。特に、南米で最も野生動物が集中している地域と言われており、湿原や川には400種の魚類や50種の爬虫類が、サバンナや落葉樹林帯には650種の鳥類などが生息しています。その多様性から、パンタナールは「生物の楽園」とも称されています。この地域の魅力を存分に体感し、自然との一体感を味わってみませんか。
パンタナールへのアクセスは、ブラジルの主要都市からのフライトが便利です。また、地元のガイドと一緒に、ジープやボートでのサファリツアーに参加することで、野生動物を間近で観察することができます。パンタナールの壮大な自然と、そこに生息する生物たちの息吹を感じる旅、一度は訪れてみてはいかがでしょうか。
所在地 | ブラジル 〒78175-000 State of Mato Grosso, Poconé, ポコネー |
料金 | 要問合せ |
営業時間 | 7時00分~17時00分 |
地図 |
まとめ|ブラジルの世界遺産、一生に一度は訪れたいスポットばかりですね
美しい自然と豊かな文化が共存するブラジル、その魅力を余すところなく伝える15の世界遺産。それぞれがブラジルの歴史や文化を物語っており、どれも見逃せない価値があります。次回の旅行の計画にぜひ加えてみてくださいね。世界遺産を訪れるための詳細な情報は公式ウェブサイトなどで確認できます。忘れられない旅行になること間違いなしですよ。
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