京都の繁華街として有名な祇園は、毎年多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。古都の風情ある街並みや、名所の散策ができます。この記事では、祇園の観光名所や食べ歩きグルメ、醍醐味ともいえる舞妓さんに会えるツアーや、実際に着物レンタルを利用するお座敷体験や京グルメを紹介します。また、祇園の年間イベントや季節のみどころについても紹介しているので、ぜひ祇園散策コースの参考にしてみてください。
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祇園の観光名所!神社やお寺を散策しよう
祇園には、京都最古の禅寺である「建仁寺」や、豊臣秀吉の正室・北政所にゆかりのある「高台寺」など、長い歴史を持つ観光スポットが複数存在しています。
お寺を巡って京都ならではの観光を思う存分に満喫するだけでなく、花見小路通などでショッピングを楽しめるのも祇園の魅力です。
この章では、5つの歴史的観光スポットとショッピングスポットを紹介します。
- 八坂神社
- 高台寺
- 花見小路通
- 建仁寺
- 安井金毘羅宮
祇園エリアの観光を計画している方は、ぜひご覧ください。
【八坂神社】祇園のシンボルから観光をはじめよう
八坂神社は「祇園さん」と呼ばれるほど、京都祇園の代名詞のようなスポットです。なぜそんなに人気なのか?実は八坂神社には数多くのご利益があるとされているからです。商売繁盛・悪縁切り・夫婦円満・恋愛成就……など、このご利益を知ると、興味が湧いてきませんか?祇園の町のシンボルともいえる西桜門の構えの素晴らしさだけでなく、八坂神社の魅力を見てみましょう。
西楼門から境内に入ると、疫病除けの社である疫神社が目に入ります。祀られているのは、蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)。八坂神社に祀られている素戔嗚尊(すさのをのみこと)が、疫病を逃れるための茅の輪を蘇民将来に授けた伝説があるとされています。
八坂神社の本殿は、祇園造といわれる国の重要文化財です。平安時代から続く歴史のなかで、増改築を繰り返して現在の造りとなりました。荘厳で美しい本殿を間近で見れば、八坂神社の壮大な歴史を実感できるでしょう。
話は戻り、気になる恋愛成就の神といえば、同じ京都の地主神社も有名です。こちらは清水寺と目と鼻の先の位置にありますので、興味のある方は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。※現在は工事のため、2025年までの予定で閉門しています
所在地 | 京都府京都市東山区祇園町北側 |
拝観時間 | 24時間参拝可能 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 八坂神社 |
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※ 情報更新のタイミングにより価格等が実際と異なる場合があります。最新情報はツアーページをご確認ください。
【高台寺】四季折々の美しさが楽しめる祇園のおすすめ観光スポット
高台寺は、豊臣秀吉の正室・北政所が亡き秀吉の菩提を弔うために創建したお寺です。
北政所が持っていたとされる高台寺蒔絵は、高台寺掌美術館で展示されています。繊細で優美な作品の数々には、思わず目が釘付けになることでしょう。高台寺に参拝するなら、ぜひ美術館にも立ち寄ってはいかがでしょうか?
境内の庭園では、四季折々の美しい景色を見られます。また、夜間特別拝観では、日中には見られない神秘的なライトアップが鑑賞可能。桜やシャクナゲ、秋の紅葉など、自然が織りなす芸術的な景色をぜひお楽しみください。
所在地 | 京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地 |
拝観時間 | 9時~17時(17:30 閉門) |
拝観料 | 高台寺・高台寺美術館:大人600円、中高生250円 高台寺・高台寺美術館・圓徳院:大人900円 |
駐車場 | お車での拝観は交通渋滞を招くためにご遠慮ください。 |
公式サイト | 高台寺 |
高台寺とその近辺の風景をのんびり楽しみたい方は、人力車貸切ツアーに参加するのもよいでしょう。高台寺の景色を楽しみたい方は、ぜひチェックしてください。
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【花見小路通】祇園で昔ながらの京都の街並みを楽しもう
花見小路通は、南は京町家が並び、北はさまざまな種類の飲食店がひしめく通りです。歴史情緒あふれる街並みを歩きながら、京都でしか食べられない美味しいグルメを堪能できるため、多くの観光客でにぎわっています。
また、メインストリートだけではなく、脇道でも京町家の風景は楽しめます。人混みが少ない脇道は、一人で落ち着いて散歩をしたい方にはおすすめ。絶品の京都グルメのお店も、脇道に隠れている場合があるため、見逃さないようにしましょう!
花見小路を歩いていると、お出かけをする舞妓さんと出会えるかもしれません。お座敷以外で舞妓さんの姿が見られるのは、花見小路ならではです。ただし、舞妓さんに会えてもマナーを守り、迷惑にならないような振る舞いを心がけましょう。
所在地 | 京都府京都市東山区祇園町南側 |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 店舗によって異なります |
定休日 | 店舗によって異なります |
【建仁寺】日本最古の禅寺で季節の美しさに触れよう
建仁寺は、京都の数ある寺院のなかでも最古の禅宗寺院。鎌倉時代に臨済宗の祖である栄西(えいさい)が開山し、源頼家によって創建されました。以後、禅宗の道場として歴史を歩み、現在もなお人々の心の拠り所となっています。
建仁寺の境内には、大雄苑、潮音庭、◯△囗乃庭と3つの枯山水庭園が存在します。それぞれ違った特徴のある庭園で、特に白い砂利のうえに岩や木々が植えられている大雄苑などは、見ているだけで心が落ち着くでしょう。
一方、寺院内にも数々の美術品が展示されており、こちらも欠かせない見どころとなっています。なかでも双龍図や風神雷神図屏風は圧倒的な迫力なので、ぜひ立ち寄ってはいかがでしょうか?
所在地 | 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町584 |
拝観時間 | 10時~16時30分 受付終了(17時閉門) |
拝観料 | 一般:600円、中高生:300円、小学生:200円 ※小学生未満のお子様は無料 |
拝観休止日 | 4/19、4/20、6/4、6/5 その他法要で休止日有 |
駐車場 | あり(北門の近く) 30分250円 |
公式サイト | 建仁寺 |
【安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)】縁結びや恋愛成就を祈願しよう
安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)は、飛鳥時代に藤原鎌足が藤原氏繁栄を祈って一堂を創建したのが始まりとされる神社。主祭神は崇徳天皇で、あらゆる悪縁を断ち切り良縁を結ぶご利益があるとされるパワースポットです。
境内にある「縁切り縁結び碑」は、安井金比羅宮の一番の見どころです。本殿に参拝したあとに、形代といわれる札に切りたい縁や結びたい縁を書いて、形代を持って念じながら碑の下をくぐります。そして最後に、形代を碑に貼って祈るのが縁切り・縁結びの作法です。
また、金比羅絵馬館やガラスの部屋などの魅力的な建物も、この場所には揃っています。金比羅絵馬館は日本唯一の絵馬専門の美術館。絵馬の歴史に触れられる貴重な場所です。芸術の見聞を広めるために訪れるのもよいでしょう。
所在地 | 京都府京都市東山区下弁天町70 |
拝観時間 | 終日参拝可能 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | あり |
公式サイト | 安井金比羅宮 |
祇園のあこがれの舞妓さんに会える観光コース
舞台で華麗に舞っている舞妓さんの姿はもちろん魅力的ですが、祇園観光では、街中でも舞妓さんに出会える可能性があります。祇園に来て、街中ですれ違う舞妓さんの華やかさに魅了されるのも、貴重な思い出となるでしょう。
こちらの章では、美しい舞妓さんの舞を間近で見られるツアーと、舞妓さんの姿になれる体験ツアーの2つを紹介します。本場の舞妓さんを近くで見たり、舞妓さんの姿になって記念撮影をしたりしてみませんか?
祇園で舞鑑賞とお座敷遊びを!夜の祇園体験ツアー
舞妓さんの舞を鑑賞してお座敷遊びのできる夜の祇園体験ツアーは、昭和初期から続く老舗のお茶屋さんで催されます。本場の京都・祇園で、舞妓さんか芸妓さんのおもてなしを体験できる数少ないツアーです。
お抹茶と和菓子付きのコースを選択すれば、上質な京都の抹茶と和菓子をゆっくりと味わえます。夕食(松花堂弁当)付きや飲み物1杯のみのプラン、おつまみ付きプランまで幅広いプランから選択が可能です。
写真撮影は自由なので、舞妓さんとの記念撮影や舞での姿の撮影も可能。お座敷遊びや歓談をして、貴重な思い出を作れるでしょう。祇園の舞妓さんから質の高いおもてなしを受けて、近くで美しい舞を鑑賞したい方はぜひツアー参加をご検討ください!
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舞妓体験で夢を叶える! お座敷やスタジオで撮影できるツアー
祇園を観光するなら、舞妓変身体験ツアーへの参加もおすすめです。お座敷やお庭での撮影プランと、スタジオや街中散策での撮影プランの2種類があります。本物の舞妓さんさながらの着付けやメイク、かつら着用を体験!祇園での貴重な思い出作りができるこれらのプランは、どちらも女性観光客に人気です。
友人や家族との参加もできるため、初めて舞妓体験に参加する方でも安心して楽しく撮影に臨めるのが魅力です。舞妓さん風のメイクや着付け、それぞれの場所での撮影までをすべて現場のプロが行うので、素敵な舞妓写真を旅の記念として残せます。
本物のお茶屋さんのお庭で
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舞妓姿で京都の街並みを
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夢の舞妓さんに変身して、一生の思い出を作りたい方はぜひ参加をご検討ください!
祇園観光の際に便利な人力車やタクシー
祇園観光を楽しみたくても、長時間歩くのは疲れてしまう方もいるでしょう。そんな時、人力車や貸し切りタクシーを利用すれば、歩き疲れる心配なく思い切り祇園観光を楽しめます。乗車しているときに見える風景に心が癒されるのもメリットです。
ここでは、貸し切りの人力車やタクシーを利用して楽しめるツアーを2つ紹介。乗車しながらゆっくりと祇園の観光スポットを満喫したい方は、ぜひこちらのツアーをチェックしてください!
人力車で祇園の風情を満喫するにはツアーの利用がおすすめ
高台寺発の人力車貸切ツアーでは、高台寺や東山地区の美しい風景を堪能できます。ねねの道を出発して、庚申堂前・八坂神社・南禅寺などの名所を人力車で巡れる贅沢なツアーです。どのスポットでも、四季折々の優美な景色を楽しめます。
観光客を乗せた人力車をプロの俥夫さんが力強く引き、東山地区の名所をぐるりと巡ります。個性豊かな俥夫さんとの会話も、このツアーの魅力の1つです。経験豊富な俥夫との会話で、京都や祇園の魅力を再発見できるでしょう。
時間は30分・45分・60分・120分の4つから、お好きなプランを選択できるのも魅力。俥夫とのコミュニケーションを楽しみつつ、祇園の街の魅力を深く知りたい方なら、ぜひ参加しておきたいツアーです。
京都検定3級以上の俥夫さん在籍!
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祇園周辺の名所やグルメを巡るには貸切タクシー利用がおすすめ
貸切観光タクシーを利用できるフリープランなら、移動時間を短縮して自由気ままに祇園を巡れます。最大5時間、4〜9名の複数名まで利用できます。長時間の徒歩移動に不安がある方なら、ぜひ検討しておきたいプランです。
観光シーズンで混雑している時期でも、貸切タクシーを使えばストレスなく移動可能!観光モデルコースの見本はありますが、コース紹介にないスポットも自由に巡れます。予約の際に、希望の開始時間と巡りたいスポットをあらかじめ伝えておくと、当日の進行がスムーズになるでしょう。
複数名でゆったりと祇園観光を楽しみたい方は、貸切タクシーの利用をご検討ください。
3時間から気軽に予約できる!
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祇園観光の食べ歩きインスタ映えグルメ
絶品の京都オリジナルスイーツや、素敵な料理が食べられるお店が多いのも祇園の魅力です。こちらの章では、祇園観光に来たらぜひ食べておきたいスイーツやグルメのお店を5つ紹介します。
- EREMY&JEMIMAH(ジェレミー アンド ジェマイマ)
- 京 八坂プリン
- 梅園(うめぞの) 清水店
- イタリア料理 マメトラ
- 茶寮都路里 祇園本店
どのお店も、祇園でしか味わえない絶品グルメが目白押し!気になるお店を見つけたら、観光の際にぜひ訪れてはいかがでしょうか?
JEREMY&JEMIMAH(ジェレミー アンド ジェマイマ)
JEREMY&JEMIMAH(ジェレミー アンド ジェマイマ)の看板商品は、巨大な綿菓子!インパクトのある見た目や、ほのかで優しい綿菓子の甘さから人気の商品です。桜餅味や黒蜜きなこ味、ほうじ茶味や柚子味など、たくさんの種類から味が選べるのも特徴です。
大きな綿菓子をゆっくりと食べながら、祇園の街を散策したい方にはぴったり。個性あふれるスイーツが食べたい方は、JEREMY&JEMIMAHの綿菓子を味わってみてはいかがでしょうか?
所在地 | 京都府京都市下京区元悪王子町47-14 |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 12時30分〜18時30分 |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | ジェマイマ – |
京 八坂プリン
祇園の名水「八坂の清水」を使った、なめらかで濃厚なプリンが揃っているお店です。プリンの固さや味の種類は、お好みのものから選べます。同じくメニューにある京八坂プリンソフト・おいりソフトも、可愛らしい見た目と上品な甘さで人気です。
商品のプリンは、どれも店内にある工房で一つひとつ丁寧に作られています。パティシエが丹精込めて作った、見た目も味もこだわりのあるプリンに舌鼓を打ってみましょう。お土産として持ち帰っても喜ばれます。
所在地 | 京都府京都市東山区星野町87-4 |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 10時~18時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 京 八坂プリン |
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梅園 (うめぞの)清水店
梅園・清水店は、清水寺に行く途中にある小さな甘味処。俵型のみたらし団子や、抹茶栗入り白玉ぜんざいなど、個性豊かな京風スイーツが豊富に揃っています。みたらし団子はテイクアウト用にも販売されているので、食べ歩きで持ち運びが可能です。
旅の休憩がてら、京都の和風スイーツをゆっくりと味わいたい方はぜひ立ち寄ってみてください。豊富なスイーツメニューのなかから、お好みの組み合わせを選んで上質な甘みを堪能できるのも魅力です。
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イタリア料理 マメトラ
イタリア料理マメトラは、花見小路の青柳小路に小さく佇むイタリアンのお店です。イタリアンの枠に囚われない自由な発想で、四季折々の魅力あふれる創作メニューを提供しています。桜鯛や近江牛などの、良質な素材を使った贅沢なコース料理が人気です。
ランチでもディナーでも、マメトラ独自の創作メニューを堪能できます。素材にこだわった絶品イタリアン料理を味わいたいなら、ぜひ訪れたいお店です。
所在地 | 京都府京都市東山区祇園町南側570-127 |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 昼:11時30分~15時(ラストオーダー14時) 夜:18時~22時(ラストオーダー20時30分) |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | なし |
茶寮都路里 祇園本店
茶寮都路里 祇園本店は祇園辻利の2・3階にある、本格的な京風スイーツを楽しめる甘味処。抹茶やほうじ茶を使った大きめのパフェやわらび餅、濃厚なソフトクリームなどのスイーツが大人気のお店です。
辻利抹茶ソフト引換券を利用すれば、茶寮都路里の本格的な抹茶ソフトクリームを堪能できます。濃厚な抹茶クリームとサクサクとしたワッフルコーンのハーモニーがたまりません!
\「濃厚でおいしい!」と口コミでも大好評/
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所在地 | 京都府京都市東山区祇園町南側573-3 |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 10時30分~19時(茶寮ラストオーダー18時) |
定休日 | 無休 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 茶寮都路里 祇園本店 |
祇園の年間イベントや季節ごとの見どころ
祇園の街では、年間を通してさまざまなイベントが開催されています。どの季節に観光に訪れても、祇園を楽しめるイベントに参加可能です。イベントに参加すれば、日本の伝統文化や季節ならではの催しを間近で体感できて、素敵な旅の思い出を作れるでしょう。
ここでは、各月で開催される主なイベントとその内容について紹介します。気になるイベントがあれば、そのイベントに参加できるように祇園観光の計画を立ててみましょう!
一月
初詣
1年の健康と無事を祈り、各神社で元旦祭が開催されます。
初金比羅
安井金比羅宮で、1月10日に年最初の縁日が開催されます。大きな縁起飾りを見られる縁日です。
かるた始め
1月の三が日に、八坂神社で開催されるかるたの行事です。日本かるた院本院との共催で、華やかに催されます。
若菜祭
1月7日頃、八坂神社で疫病除けを祈願して開催される行事です。
十日ゑびす
恵美須神社で毎年開催されている、ゑびす神の誕生日を祝う行事です。四条から神社の通りに、多くの露店が連なります。
七福神まいり
新年に七福神をまつる神社を参拝する行事です。祇園近辺では、恵美須神社と六波羅蜜寺が対象です。さまざまなコースから選んで、七福神めぐりをします。
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二月・節分祭
2月2・3日に八坂神社で開催される華やかな節分行事です。まずは、節分の前日に厄除けや健康を祈る神事と芸妓さん・舞妓さんによる舞踊奉納があります。節分の当日には、舞妓さんの踊りと豆まきを開催し、毎年大きな盛り上がりを見せるのが特徴です。
前日・当日ともに景品抽選会があり、常磐新殿喫茶室で「厄除けぜんざい」の振る舞いもあります。舞妓さんたちの美しい舞踊奉納を見られて、厄除けの祈願もできる祇園ならではの節分行事です。
舞踊には、舞妓さんに加えて地元の歌舞会や年男・年女の方も参加します。地元が一体となって、厄除けを祈願する行事です。
舞妓さんの舞踊を見たい方や厄除け祈願を行いたい方なら、二月の節分祭に合わせて観光するのもよいでしょう。
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三月・大石忌
大石内蔵助の命日である3月20日に、四条花見小路の角にあるお茶屋「一力亭」で行われます。一力亭は、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の七段目「祇園一力茶屋の場」に登場する名所です。
一力亭の敷地内に祀られている四十七士の霊前には、生前に大石の好んだものや名物の討ち入りそばがお供えされます。一見さんは入れず、一力亭の馴染みの客だけを招いて開かれる催し物です。
催しでは、井上八千代師が「深き心」を舞い、3人の芸舞妓さんたちが地唄「宿の栄」をしとやかに舞います。芸妓さん・舞妓さんたちによる抹茶や手打ちそばの振る舞いもあります。
長年祇園で大事にされており、一力亭で大石内蔵助を偲ぶために静かに催される行事です。
四月
四つ頭茶礼
毎年4月20日、建仁寺の開山記念に開催される茶会です。茶の種子を宋国から持ち帰ったとされる開祖・栄西の逸話にちなんで、毎年開催されています。
茶会での作法は、室町時代に記された『喫茶往来』にある茶の作法を再現したといわれているものです。行事名の「四つ頭」とは、頭(正客)四名に相伴客が八名ずつつくところが由来とされています。
京都の本格的な茶会の雰囲気を味わえる行事です。寺僧によるお点前とお菓子の振る舞いもあります。
御忌大会
4月中旬頃に開催される知恩院の行事です。浄土宗を開いた法然上人の徳を偲びます。浄土宗にとっては大切な法要であり、毎年全国から多くの僧侶や信徒が参拝している大きな行事です。
五月・春季金比羅大祭
「縁結び縁切りの碑」がある安井金比羅宮で、毎年5月に開催される行事です。本殿にて大祭斎行を行った後、境内にある「縁切り縁結び碑」の前庭にて護摩焚きを行います。氏子崇敬者の願いが書かれた護摩木を焚き上げ、それぞれ願いの成就を祈ります。
毎年、縁切りや縁結びを祈る多くの参拝客で賑わっている催し物です。護摩壇から護摩木を焚き上げる際に昇る煙は、思わず見入ってしまうほどの大きさです。
大祭の当日は、お茶席やおでんの模擬店も多数出店して盛り上がりを見せます。縁に関する願い事がある方は、ぜひとも参加しておきたい行事です。
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六月
栄西忌
建仁寺・法堂で毎年6月5日に開催されている法要です。日本禅宗の開祖である栄西を偲ぶため、裏千家の献茶の儀などが催されています。
栄西は、禅宗の開祖でもあり茶祖でもあるので、法要で献茶の儀がなされているのが特徴です。
八坂神社例祭
6月15日の例祭では、「東遊び」の奉納が行われています。「東遊び」とは、源氏物語に登場した平安時代の遊びの一つです。源氏物語には「東遊びの耳訓れたるはなつかしく面白く」と記されており、宮廷にてよく行われた東国の神事芸能とも言われています。
楽人たちがひちりきや笛などを優雅に奏でて、舞人たちが伝統的な舞を披露するのが一番の見どころです。伝統芸能を大切にした行事で、毎年開催されています。
七月・祇園祭
7月には、祇園のシンボルともいえる大きなイベント・祇園祭が開催されます。八坂神社と氏子区域で、数々の神事・行事が行われる一大イベントです。疫病除けを祈願したのが始まりとされている祭です。華やかな装飾が施された神輿・山鉾が、参加者の目を引きます。
前祭(さきまつり)では、歩行者天国に多くの露店が出店して賑わいを見せています。後祭(あとまつり)では露店の出店はありませんが、祇園祭独特の荘厳な雰囲気を味わえるのが魅力です。
祇園祭の名物の一つは、厄除けのお守りである「粽(ちまき)」です。食べ物の粽とは違い、笹の葉で作られています。京都では、厄除けのために玄関に粽を飾る家庭がたくさんあるといわれてます。
八月
六道まいり
六道珍皇寺で催されるお参りです。本来は、精霊を迎える門火を焚く前に行われる行事とされています。
当日の境内では、地元の花屋さんが高野槇の切り枝を売っています。井戸のある家では、この槇の束を吊っておけば井戸から精霊が帰ってくるという言い伝えもあるようです。
六波羅蜜寺万灯会
六波羅蜜寺万灯会は、大文字の送り火と関係している行事です。本堂の外でロウソクの灯がゆらめき、内陣では大文字形に広げられた灯芯の端に5つの灯をつけた土器杯が登場します。土器杯は大文字形の木製の燭台の上に乗せられ、魂迎えの儀式を行うのが主な流れです。
地蔵盆
地域の子どもたちが、お地蔵様にお供え物をして感謝をするための行事です。地蔵盆がある日は、祇園の街に元気な子どもたちの声がこだまして活気を見せています。
九月・櫛(くし)祭
9月第4月曜日に、祇園の中心に位置する安井金比羅宮で開催される華やかなお祭りです。性別を問わず、普段から使っている櫛に感謝を捧げる目的で開催されています。境内北側の久志塚(くしづか)に櫛を納めると、美顔のご利益がもたらされるといわれる行事です。
使い古した櫛をお清めして感謝の祭典を行った後は、祭のメインイベントである女人風俗行列が見られます。京都ならではの伝統の髪型と優雅な衣装を身にまとった女性たちが、祇園の街を練り歩く催し物です。
女人行列では、古代や明治・大正時代の装束をモチーフにした髪型・衣装をまとった女性たちを見られます。日本の伝統的な衣装に触れられて、祇園ならではの女性たちの美しさを感じられる行事です。
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十月
秋の金比羅宮例祭
秋の例祭では、五穀豊穣と家内安全を祈って神事が催されます。体育の日の前日に開催される神幸祭は、子供樽神輿や花車が東山地区を練り歩き、街に活気をもたらす祭です。
紅葉の秋で美しい風景が見られる時期に開催されて、祇園の街は明るく優美な雰囲気に包まれます。
禅居庵大祭
10月20日に、禅居庵で開催されるお祭りです。禅居庵の開祖・大鑑禅師が中国より持ってきたといわれる摩利支尊天が開帳されます。摩利支尊天は、五穀豊穣の神様と伝えられるありがたい仏様です。
法要の後に開催される圧巻の採灯大護摩供(護摩焚き)は、禅居庵大祭の一番の見どころです。大きな炎が、たくさんの護摩木をダイナミックに焚き上げます。
十一月
温習会
普段から稽古に励む芸妓さん・舞妓さんたちが、日頃の稽古で培った技芸を披露する会です。毎年、花見小路にある祇園甲部歌舞練場で開催されています。
温習会は、春に開催される「都おどり」とは違って、目のこえた観覧者が多く集まる催し物です。しっとりとした伝統的な京舞芸を発表して競い合います。
祇園をどり
11月1日から10日まで、祇園東地区の祇園会館で「祇園をどり」が開催されます。京都で有名な藤間流の師が演出・振付を担当し、優雅な舞台を繰り広げる行事です。
かにかくに祭
祇園を愛した劇作家・吉井勇氏を偲ぶ催し物です。祇園白川畔にある吉井氏の歌碑に、芸妓さん・舞妓さんが菊の花を献花しています。当日は、歌碑の前にお茶・お蕎麦の席が設けられ、芸妓さん・舞妓さんが参加者を接待します。
十二月
空也踊躍念仏
12月13日ごろから年末にかけて、六波羅蜜寺で開催されます。「罪業消滅」の念仏を唱えて、1年間の悪い行いを反省し、新しい年がよくなるよう祈願する意味合いが込められた行事です。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
顔見世興行
11月末から12月下旬にかけて、歌舞伎発祥の地である南座で開催されます。まねき看板のかかった南座が見られるのは、顔見世興行の時期のみです。歌舞伎界にとっては新規の顔ぶれがそろう大きなイベントで、祇園の師走の風物詩でもあります。
除夜の鐘
大晦日の夜に、それぞれの寺院で2時間かけて大きな鐘をつきます。除夜の鐘には、煩悩の解脱の意味が込められています。1年を締めくくり、新たな気持ちで新年を迎えるには欠かせない伝統行事です。
まとめ|ツアーを活用して祇園観光コースを楽しみ尽くそう
祇園は、本場の華やかな舞妓さんたちに出会えて、美しい風景や歴史のある寺院・神社を巡れて心癒される観光地です。日本古来の優雅な風景を堪能しながら、京都でしか味わえない本格スイーツ・グルメを味わって休憩もできます。
本記事で紹介したベルトラの祇園観光ツアーをうまく活用すれば、祇園の楽しさをさらに体感できるでしょう。祇園観光で最高の思い出を作るためにも、旅のプランに見合ったツアーを予約して充実した旅にしませんか?
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思い切り祇園を楽しみたい方は、ツアーを利用されるのも一つの手段ですよ。
祇園観光でよくある質問
全長およそ1kmの花見小路通は、三条通りから建仁寺周辺まで続いています。石畳の小路には京文化を存分に感じられるお店が並び、多くの観光客が訪れる場所の一つです。
京都市東山区にある祇園は、芸舞妓文化が保存されていることや、祇園祭りや古き良き日本の風情が楽しめること、美味しい料理を味わえることが魅力で、国内のみならず世界中からの観光客を魅了しています。
「祇園」という言葉は、古代中国の儀礼や暦法に由来する言葉で、農作物の豊作を祈るための祭りを指しています。この言葉は日本でも古くから使われており、特に京都の祇園祭りが有名です。京都の祇園地区は、この祭りの発祥地であることから、「祇園」と名付けられたともいわれています。