京都観光と言えば真っ先に思い浮かぶ清水寺。世界遺産に認定された歴史あるお寺です。 境内には「清水の舞台から飛び降りる」の語源である本堂や、音羽の滝など、さまざまなスポットがあり一度は訪れたい場所。当記事では、清水寺の見どころと周辺スポットを網羅して解説します。
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清水寺とは?
今から1200年以上も前に建築された清水寺は、京都で最も有名な観光地といっても過言ではありません。境内には「清水の舞台」として有名な本堂をはじめとした多くの重要文化財を有していて、それらの歴史的価値が評価され1994年にはほかの京都市内の文化財とともに「古都京都の文化財」としてユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
清水寺の観光を考えているのであれば、まずは歴史やアクセス・拝観料などの基本情報について確認しておきましょう。
清水寺の歴史
清水寺の歴史は古く、宝亀9年(西暦778年)に奈良で修行を積んでいた僧・延鎮(えんちん)上人が「木津川の北へ清泉を求めてゆけ」という夢に導かれ、たどりついた音羽山で清らかな水が湧き出す滝を見つけたことに由来すると言われています。
滝のほとりで草庵を結び修行をする仙人・行叡居士(ぎょうえいこじ)と出会った延鎮上人は、仙人から霊木を授かり、それを使って千手観音像を彫刻しながらその地を守っていくことになります。
それから2年後の宝亀11年、鹿狩りのため音羽山を訪れた武将・坂上田村麻呂が延鎮上人と出会い、その教えに感銘を受けたことで、延鎮上人が掘った千手観音像をご本尊とした寺院を建立。音羽の滝から湧き出る「清らかな水」にちなみ名付けられたこのお寺こそが、現代で世界中の多くの人を惹き付ける清水寺の始まりです。
観音霊場とは?
観音霊場とは、観音菩薩を信仰する仏教徒が巡礼する一連の霊場を指した言葉です。巡礼はさまざまな地域で行われていますが、そのほとんどが三十三の霊場で構成されていて、これは観音菩薩が人々を救う際に33もの姿に変化するという信仰に由来しています。
古くは僧の修行のために始まった霊場巡礼ですが、各霊場にある観音菩薩像を拝んで回れば、信仰心を高め禊を行い心を清めることができると言われ、時が経つごとに庶民に広まってきました。
清水寺にも「洛陽三十三所観音霊場」や「西国三十三所観音霊場」などの観音霊場巡礼の札所となっている場所が複数あって、人それぞれの目的のため多くの方が寺院巡りに足を運びます。
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※ 情報更新のタイミングにより価格等が実際と異なる場合があります。最新情報はツアーページをご確認ください。
清水寺の基本情報
所在地 | 京都府京都市東山区清水1丁目294 |
拝観時間 | 6時~18時 ※夜間特別拝観期間は時間が変動します。詳しくは公式サイトをご確認ください。 |
拝観料 | 一般(高校生以上):400円 小・中学生:200円 ※未就学児は無料 |
交通アクセス | ■JR京都駅からの場合 ・京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分 ・京都バス(土・休日のみ運行)18系統・大原ゆきで五条坂下車、徒歩10分 ■阪急電鉄 京都河原町駅(四条河原町)、京阪電鉄 祇園四条駅からの場合 ・京都市交通局(市バス)207系統・東福寺・九条車庫ゆきで清水道下車、徒歩10分 ・京阪バス83・85・87・88系統などで、清水道または五条坂下車、徒歩10分 |
駐車場 | 駐車場はありません。近隣駐車場をご利用ください。 |
公式サイト | 音羽山 清水寺 |
清水寺の見どころを紹介!
清水寺は重要文化財が多く、見どころがたくさんあります。なかでも必ず見ておきたいポイントを厳選してご紹介します。
- 本堂
- 西門
- 仁王門
- 千体石仏群
- 経堂
- 音羽の滝
- 随求堂
清水の舞台(本堂)
清水寺の象徴ともいえる場所で、清水寺の本堂にあたる建築物です。4階建てのビルにも匹敵する13メートルもの高さに、100畳にもなる舞台が広がっています。そんな壮大な建造物が「懸造り」という釘を一本も使わない手法で組み上げられています。
この舞台は元々は観音様に芸能を奉納する場所として作られており、かつてはこの舞台上で歌舞伎や相撲、能楽など数々の芸能が行われてきました。現在でも特別な奉会が行われる際には、この場所で舞台奉納が行われています。
有名な「清水の舞台から飛び降りる」ということわざは、観音様に願掛けした参拝客が高い舞台をものともせずに飛び降りる風習から生まれた言葉だと言われています。
西門
国の重要文化財にも指定されていて、極彩色が注目を集める清水寺西門。一度は江戸時代初期の大火によって消失しましたが1633年に再建された建物です。現在では門をくぐることはできず、柵の外側からの鑑賞だけが可能となっています。
門越しに見る西山の日没は素晴らしく、京都を代表する夕日の名所の1つです。また、清水寺西門は、時と場所を選ばない最もシンプルな修行法である「日想観(にっそうかん)」の聖所とされていて、西の空に沈む夕暮れを見つめ極楽浄土を想うことで誰もがお釈迦様を感じられると言われています。
夕方に清水寺へ足を運ぶのであれば、ぜひ西門から日没を眺めて日想観を体験してください。
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仁王門
清水寺を訪れた際に一番最初に見えてくるのが清水寺の正門である仁王門です。門の両脇には京都のお寺の中でも最大級の仁王像が設置されていて、清水寺を守護し続けています。また、色鮮やかな丹塗りの朱色も特徴で、その色合いから別名を赤門とも呼ばれる場所です。
高さ14メートル、幅10メートルにも及ぶ堂々とした佇まいのこの門は、過去には応仁の乱によって焼失したこともありますが、16世紀初めに再建・2003年には解体修理が行われ、今なお当時の特徴と姿を残し続けています。
仁王門の前は清水寺のなかでも人気の写真撮影スポットのため、いつも多くの観光客で混雑しています。記念写真を撮るなら、人の少ない早朝や夕方が狙い目です。
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千体石仏群
仁王門から成就院に向かう参道の山肌に所狭しと立ち並んでいるのが千体石仏群。ここに立ち並ぶさまざまな石仏の一部は、かつて京都の町中に祀られていましたが、明治時代の廃仏毀釈の際に捨てられそうになり清水寺へと運び込まれたものです。
地蔵菩薩、観音菩薩、阿弥陀如来、大日如来、釈迦如来など多種多様な石仏が並べられていて、今なお信仰を続ける有志の方々によって付け替えられた色とりどりの前掛けは見る人たちの目を楽しませます。
観光客の行き交う経路から少し外れた場所にあり、清水寺のなかでも落ち着いて観光ができる穴場的な場所になっているので、人混みに疲れたら訪れてみるのもよいかもしれませんね。
経堂
西門の奥に位置しており、境内で最大級の堂である経堂は寛永10年(1633)に創建され、国の重要文化財にも指定されている建物です。
もともと平安時代の中期には一切経を所蔵し、全国から学問僧が集まる講堂がありましたが、現在の経堂は寛永の火災後の復興に併せて教学の場として再建されたものだと言われています。堂内には釈迦三尊像をお祀りし、鏡天井に描かれた墨絵の円龍は江戸時代の絵師・岡村信基による作品で見どころの1つ。
毎年2月15日にはこの場所で涅槃会が執り行われ、お釈迦さまの入滅が描かれた秘蔵の「大釈迦涅槃図」が掲げられます。通常は公開されていない「大釈迦涅槃図」を間近に見ることができる特別な機会になるので、興味がある方は涅槃会の開催に併せて足を運んでみてください。
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音羽の滝
清水寺の建立のきっかけであり、寺名の由来にもなったのが音羽の滝。3筋に分かれて落ちる清水は「金色水」や「延命水」とも呼ばれ、それぞれに学業・恋愛・健康のご利益があるとされていて、柄杓にすくってその水を飲めば願いが叶うとされています。
近年では京都を代表するパワースポットとしても有名となっていて、いつもご利益にあやかろうとする人たちで行列を作っていますが、せっかく清水寺に来たなら並んででも訪れる価値のある場所です。
基本的に願掛けは3つのうち1つを選んで行うことがマナーとなっています。欲ばって複数の願いごとをすると、願いが1つも成就しないと言われていますので、自分に本当に必要なものは何かを考えてから願い事をしてくださいね。
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随求堂
随求堂は1735年と、清水寺の境内では比較的新しい時代に建立された建物です。その名称は衆生の願い、求めに随って、叶えてくれるという大功徳をもつ大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)を本尊としてお祀りする建物であることから名付けられています。
堂の地下を大随求菩薩のお腹の中に見立てて暗闇の中を歩く「胎内めぐり」が有名で、胎内に入り梵字が書かれた石を触って出てくれば願いが叶うとも言われています。これは暗闇から見た出口の光が、一筋の光明として成就の祈願に導いていくという仏教の世界観から来る考え方です。
胎内めぐりの参加には清水寺の拝観料とは別で100円必要になりますが、値段以上の価値は十分にあるはずですので、ぜひ体験してください。
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【四季折々】清水寺の見どころをシーズンごとに紹介
清水寺は歴史的に価値のある建築物だけでなく、四季折々の景色が見られることでも有名な観光スポットです。境内には季節によってその姿を変える多くの草花が植えられ、訪れる人びとを楽しませてくれます。
ここでは、清水寺の各季節ごとの見どころをご紹介していきます。どの季節もそれぞれ異なった魅力を感じられるため、一度と言わず何度でも足を運んでみても楽しめるはずですよ!
春は桜の美しさ
日本の春の風物詩といえば桜。清水寺は京都を代表する桜の名所として知られています。境内には1,000本を超えるソメイヨシノやヤマザクラが植えられていて、特に清水の舞台を取り囲むように咲く桜の姿は別格の美しさで、奥ノ院からの眺めは清水寺でしか見られない圧巻の景色となるでしょう。
桜の時期には夜間の特別拝観が行われていて通常は18時までの拝観時間が21時までと延長されます。それに併せて桜の花はライトアップが行われていて、幻想的に照らされる桜と、奥に浮かぶ古都京都の街並みは、息を呑むほどの美しさです。
また、清水寺の周辺にはほかにも桜の名所が多数ありますので、桜の季節に訪れたなら周辺散策も併せて楽しんでみてください。
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夏は新緑を五感で楽しむ
新緑の力強さを感じられる夏。京都は盆地のため、特に夏場は暑さが強くなりますが、清水寺の境内は緑に包まれた参道や清流が流れる池など緑豊かな環境にあり、葉っぱの香りや風にそよぐ音のおかげで心身ともにリフレッシュできる空気につつまれています。
見どころの1つである音羽の滝では、打ち付ける水がつくり出す水飛沫が気持ちよく、近場で涼をとる人たちの姿も多く見受けられるでしょう。清水の舞台も青々とした木々に包まれて、より一層その存在感を示します。
清水寺は高台にあるため、夏場に足を運ぶのはためらわれるかもしれませんが、苦労の先には緑につつまれた避暑地のような空間での心地よい時間が待っているはずです。
秋は目がくらむような紅葉を
秋は清水寺を楽しむなかで最も人気のシーズンといえるかもしれません。清水寺を囲む木々たちは秋になると一斉に燃えるような紅色に姿を変えていきます。青空と紅葉、そしてそのなかに佇む荘厳な清水寺の姿はまるで一枚の絵画のようで、その姿に見とれてしまうでしょう。
夜間には特別拝観期間が設けられており紅葉のライトアップも行われますが、多くの方が訪れかなり混雑するため、紅葉を静かに満喫したいならば早朝が穴場となっています。
夏は暑く、冬は寒い京都であるからこそ、秋は絶好の観光シーズンです。紅葉の見頃は11月下旬〜12月上旬ですので、ぜひ秋の清水寺だけで体験できる美しさを体験してください。
冬は雪化粧の清水を
しんしんと降り積もる雪の清水もまた素晴らしい景色。京都の冬は特に寒く、雪が降ると底冷えして身震いするような厳しさを感じますが、そんな中で訪れる清水寺では、寒さを忘れさせてくれるような幻想的な風景を見ることができます。
本堂では屋根だけでなく、むき出しの舞台まで雪をかぶり、これまで見事な景色の移り変わりを見せてくれた木々たちもその葉を落として境内は一面の雪景色へと姿を変えます。また、葉が落ちたことで、ほかの季節では葉っぱに隠れて見えなかった細部を見ることができるのも冬だけの魅力。本堂を下から見上げればその構造までしっかり確認ができるはず。
寒さが厳しいこともあって、冬は一年のなかでも京都観光の穴場となるシーズンです。清水寺の境内は坂道も多く、雪の降る日は滑りやすい場所もありますので、冬に足を運ぶ際には細心の注意をはらって観光を楽しむようにしましょう。
清水寺の行事と見どころ
清水寺では一年を通して多くの行事が執り行われています。そのどれもが歴史的に重要なもので見どころもいっぱいです。ここでは特にそのなかでも人気の行事を3つ厳選して紹介します。それぞれの行事の意味や始まり、歴史を知ることで、観光がさらに有意義なものになるはずです。
清水寺をいつ観光するのか、まずは季節で選ぶのが基本になると思いますが、気になる行事がある時期を選んでみるのも1つの選択肢になるかもしれませんね。
日想観
日想観は仏教修行の1つであり、時と場所を選ばない最もシンプルな修行法として古くから行われてきました。西の空に沈む夕暮れの太陽を見つめ、朱く染まった空に極楽浄土を想いお釈迦さまの教えを体感します。
この行事は決まった日時に行われるものではなく、毎日、夕日さえ出ていればそれを眺めることで体験ができる行事です。清水寺の西門は京都屈指の夕陽の名所であるとともに、日想観の聖地としても知られていて、夕暮れ時になると多くの参拝客たちが西門越しに京都の街に暮れていく夕日を眺めながら各々の想いを巡らせています。
清水寺に足を運んだ際には、知識も経験も不要な日想観をぜひ体験してはいかがでしょうか。
千日詣り
一日の参詣が千日分の功徳に相当すると言われている千日詣り(せんにちまいり)。
千日間お参りするのが難しくても、観音様の功徳日にお参りすることで千日お参りしたときと同じ御利益を得られるとして、観音信仰の広まりに伴い誕生した古くから人気を集める風習です。
毎年8月の9日〜16日までの期間で行われており、開催期間中には清水寺の御本尊を祀る本堂内々陣を特別に拝観することができます。
特に8月14日~16日は11時と20時に法要が営まれていて、夜間の特別拝観も解禁と本尊御宝前での献灯を行うことができます。夏の新緑の季節にライトアップされた清水寺を見ることができるのもこの期間だけとなっており、夏の京都を代表するイベントとしても有名です。
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青龍会
東の守護神である「青龍(せいりゅう)」が、清水寺の境内と門前町を練り歩く「青龍会(せいりゅうえ)」。2000年の3月に秘仏である十一面千手観音像が33年ぶりにご開帳されたのと併せて、清水寺の門前会が創設したまだまだ新しい行事です。
荘厳な装束を身にまとった一行が地域守護と除災を祈願し、長さ約18mの青龍を先頭に、清水寺の奥の院から音羽の滝や経堂、西門、本堂など境内を所狭しと行進し、その後に門前町へ出て商店に立ち寄りながら、清水坂を進んでいきます。行列は三年坂との合流地点で引き返し、清水寺へ戻っていきます。
毎年3月15日・4月3日・9月15日の14時頃から行われ、町を挙げた取り組みとして多くの観光客が訪れる行事です。仁王門や西門の前の広場は、最も見学がしやすい人気の場所ですが、かなりの混雑になるため良い位置から鑑賞したい場合は、早めに場所取りをしておきましょう。
清水寺周辺のおすすめスポットと見どころを紹介
清水寺周辺は有名な観光スポットが多く存在するため、併せてまわればさらに京都観光を楽しむことができます。ここでは特に人気の7つの名所を紹介します。
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地主神社
地主神社は清水寺の敷地内にある、縁結びの神様の宿る神社です。恋愛のパワースポットとしても知られていて、特に女性やカップルには高い人気を誇っています。
地主神社の創建年代は神代(かみよ:日本の建国以前)とされ、実際に近年の研究により境内にある「恋占いの石」は縄文時代の遺物であることが確認されているほどの歴史ある場所です。
また、境内に植えられた桜の木々の美しさも有名で、地主桜と呼ばれるほど。古くは平安時代の始め、嵯峨天皇が行幸された際に、地主桜のあまりの美しさに三度車を返し見返したという逸話もあり、ここから「御車返しの桜」の別名でも呼ばれます。隣接する清水寺と共に京都でも随一の桜の名所となっていますので、特に春の桜の時期に訪れるのが人気となっています。
※なお、2023年3月現在は社殿修復工事のため閉門中。郵送でお守りを購入することが可能です。
高台寺
豊臣秀吉の正室、北政所が夫の死後その菩提を弔うために建立した高台寺も、清水寺周辺では有名な観光名所です。境内には伏見城から移設された観月台や茶室・傘亭など多くの重要文化財もあり見どころもいっぱいです。
京都でも屈指の桜や紅葉の名所としても知られているので、春や秋の見学が人気となっています。それらのシーズンには夜の特別拝観期間も設けられていて、桜や紅葉のライトアップが行われます。特に秋のライトアップは立体感ある音響と映像、プロジェクションマッピングを組み合わせた、高台寺でしか見ることのできない特別なものです。
時間がある方は清水寺と併せて足を運び、清水寺の荘厳なライトアップと見比べてみるのもよいかもしれませんね。
所在地 | 京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地 |
拝観時間 | 9時〜17時半 (17時受付終了) |
拝観料 | 大人600円 中高生250円 |
交通アクセス | 【電車】京阪 祇園四条駅から 約10分・阪急 京都河原町駅から 約15分 【バス】バス停「東山安井」から 東へ徒歩7分 |
駐車場 | あり |
公式サイト | 高台寺 |
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知恩院
浄土宗の開祖である法然上人が後世を過ごした地に建立された浄土宗の総本山。建立は今から800年以上も前とされていて、法然上人のご尊像を安置する本堂(御影堂)や徳川秀忠が寄贈した三門など多数の国宝や、建造物・美術品など多種多様な重要文化財を有している歴史ある寺院です。
敷地内には方丈庭園と友禅苑という2つの庭園があり、どちらも四季折々の景色が楽しめる景勝地として人気となっていて、多くの方が足を留めてその情緒を感じる姿が見受けられます。
また、知恩院には七不思議と呼ばれる伝説が伝わっていて、方丈庭園の拝観コース内の展示ブースにゆかりの品々が展示されています。どれも不思議な逸話を持つものばかりですので、七不思議を知ってから境内をまわれば、さらに知恩院の観光を楽しめるはずです。
所在地 | 京都府京都市東山区林下町400 |
拝観時間 | 午前5時30分から午後4時 ・友禅苑:午前9時~午後4時 ・方丈庭園:午前9時~午後3時50分 ※各所受付は午前9時~ |
拝観料 | ■友禅苑 大人(高校生以上)300円 小人(小・中学生)150円 ■方丈庭園 大人(高校生以上)400円 小人(小・中学生)200円 ■共通券 大人(高校生以上)500円 小人(小・中学生)250円 |
交通アクセス | 【電車】 ・地下鉄東西線東山駅下車、徒歩8分 ・阪急京都河原町駅下車、徒歩15分 ・京阪祇園四条駅下車、徒歩10分 【バス】 市バス知恩院前 下車徒歩5分 |
駐車場 | あり |
公式サイト | 浄土宗総本山 知恩院 |
八坂神社
平安京の遷都(794年)以前よりこの場所に鎮座する歴史ある神社で、京都では「祇園さん」や「八坂さん」と呼ばれ親しまれている場所です。全国には約2300社にもおよぶ八坂神社がありますが、祇園の八坂神社はそれらの総本山にあたります。
主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)はあらゆる災いを祓う神様として信仰されていて、境内にはそのほかにも数多くの神様が祀られていることから、さまざまな願掛けに訪れる人びとは後をたちません。
京都でも最大級の祇園祭の会場としても知られていて、お祭りの時期は周辺まで含めて祭りの参加者から観光客までいっぱいになります。
祇園の街からほど近い位置にあり、京都では珍しく拝観料が必要ないため、気軽に訪れることができるのも八坂神社の魅力です。
所在地 | 京都府京都市東山区祇園町北側625 |
拝観時間 | 24時間参拝可能 ※社務所の受付時間:午前9時~午後5時 ※ご祈祷の受付時間:午前9時~午後4時 |
交通アクセス | 【電車】 ・京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約5分 ・阪急電鉄「京都河原町」駅より徒歩約8分 【バス】 ・JR京都駅より市バス100・206番「祇園」下車すぐ |
駐車場 | なし(近隣に駐車場あり) |
公式サイト | 八坂神社 |
二寧坂と産寧坂
二寧坂・産寧坂は清水寺の参道の一部として昔から賑わってきました。道の両脇に並ぶ土産物店や飲食店がつくり出す京都らしい風情ある様子は日本人だけでなく、外国人からも高い人気となっていて、常に多くの観光客でいっぱいの場所です。
その昔からの姿を残した街並みは観光資源としてだけでなく歴史的にも貴重であり、周囲の環境と一体となり伝統的な建造物群を形成する価値が高い場所だけが選出される重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
石造りの坂道は滑りやすく、昔から転倒する方たちが絶えなかったため、注意喚起のため「つまずいて転ぶと2年以内に死ぬ」という言い伝えが生まれ、今なお残り続けています。もちろんただのつくり話に過ぎませんが、雨の日などに訪れる際には、特に足元には気をつけて観光やショッピングを楽しんでくださいね。
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建仁寺
建仁寺は建仁二年(1202年)に将軍源頼家が寺域を寄進し、日本に臨済宗を伝えたとされる栄西禅師を開山として建立された寺院です。臨済宗建仁寺派の大本山であり、臨済宗の寺院のなかでも格の高い京都五山の1つにも数えられています。
境内には国宝の風神雷神図をはじめ、複数の重要文化財が展示されていて訪れる人びとの目を楽しませます。また、2002年の建仁寺創建800年を記念して小泉淳作画伯が2年の歳月をかけて仏堂の天井に描いた双龍図は圧巻で、まだ歴史は浅いながらも必見の大作です。
禅寺である建仁寺では、座禅や写経体験ができるので時間に余裕がある方はぜひ体験してはどうでしょうか。写経はいつでも体験できますが、座禅は毎月第2日曜日の午前7時半から開催される「千光会」の中だけで行われるため、希望する方はスケジュールを計画的に組むようにしましょう。
所在地 | 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町 |
拝観時間 | 10時~17時(16時30分受付終了) |
拝観料 | 一般:600円 中高生:300円 小学生:200円 ※小学生未満のお子様は無料 |
交通アクセス | 【電車】 ・京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩7分 ・阪急電車「河原町駅」より 徒歩10分 【バス】 JR京都駅より 市バス 206系統・100系統 ・市バス「東山安井」より 徒歩5分 ・市バス「南座前」より 徒歩7分 ・市バス「祇園」・「清水道」より 徒歩10分 |
駐車場 | あり |
公式サイト | 建仁寺 |
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安井金比羅宮
「縁切り神社」の別名を持つほど、悪縁を切り良縁を結ぶことにご利益があるとされている安井金比羅宮は、第38代天智天皇の御代に藤原鎌足が仏堂を建立したことが始まりとされる歴史ある神社です。主祭神の崇徳天皇が、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことが由来となり、断ち物の祈願所としての信仰を集めてきました。
ご利益のある「縁」は男女などの人間関係だけでなく、病気や酒、タバコ、ギャンブルなど断ち切ってしまいたい悪縁すべてに効果があり、切れた悪縁の代わりに良縁が見つかり幸せになるとまで言われるパワースポットです。既に良縁を見つけている夫婦やカップルが足を運んでも、その縁は切れることなく、さらに深まっていく縁結びのご利益もあります。
縁切り、縁結びともに、祈願の際には形代(身代わりとなる御札)に願い事を書き、境内にある「縁切り縁結び碑」という巨石に結びつけていきます。常に巨石が見えなくなるほどの形代が結び付けられており、その光景は一見の価値ありです。
所在地 | 京都府京都市東山区下弁天町70 |
拝観時間 | 24時間 |
交通アクセス | 【電車】 ・京阪本線「祇園四条」駅から徒歩10分 ・阪急京都線「河原町」駅から徒歩15分 【バス】 ・市バス「東山安井」下車、南へ徒歩1分 【車】 ・名神高速「京都東IC」から五条通、東大路通を経て約20分 ・名神高速「京都南IC」から国道1号線、九条通、東大路通を経て約30分 |
駐車場 | あり |
公式サイト | 安井金比羅宮 |
まとめ|見どころ豊富な清水寺を楽しもう
清水寺は見どころが豊富ですが、一つひとつのスポットに対して理解を深めることでより観光を楽しめます。また、周辺には多くの観光スポットがあるため併せて訪れましょう。
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よくある質問
清水寺は、世界遺産にも認定された約1200年の歴史を誇る由緒正しい寺院。 「清水の舞台から飛び降りる」の語源となった本堂をはじめ、 三重塔などの国宝や重要文化財があります。 恋愛成就のパワースポットとしても知られる音羽の滝、胎内巡りで有名な随求堂なども人気です。
一番の見どころは、「清水の舞台から飛び降りる」のことわざでも有名な「清水の舞台」ではないでしょうか。 2020年には本堂の屋根の葺き替えと舞台の床板の張り替え工事が完了し、多くの参拝者を迎え入れています。
宝亀9年(778年)、平安時代前期の法相宗の僧である延鎮上人(えんちんじょうにん)が夢のお告げで北の方面へ清泉を求め、現在の清水寺のある地「音羽山」に向かったことが開創だという言い伝えがあります。