古都京都の文化財として世界遺産にも登録される銀閣寺。国宝に指定されている観音殿をはじめ、砂山、向月台など数々の見どころがあります。本記事では銀閣寺の見どころをあますところなくお伝えするとともに、周辺でも多くの方々でにぎわいを見せる観光スポットをご紹介します。
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銀閣寺の概要
訪れる場所の知識を身につけることで、観光をより深く楽しめるようになるでしょう。ここでは、銀閣寺の概要についてご紹介します。
歴史
1482年、室町幕府8代将軍だった足利義政の命により銀閣寺が建立されました。
義政の後継者争いを巡り、1467年から1477年までの11年間にも及ぶ長期にわたって「応仁の乱」が勃発。義政は応仁の乱で焼失した浄土寺があった地を気に入り、のちの銀閣寺となる「東山殿(東山山荘)」を建立します。しかし義政は、この東山殿の完成した姿を見ることなくこの世を去りました。
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正式名称は”東山慈照寺”
銀閣寺は、京都にある臨済宗相国寺派の寺院で、正式名称は「東山慈照寺(ひがしやまじしょうじ)」です。銀閣寺は、足利義政が茶道や連歌、水墨画などのさまざまな文化を愛好していたことから、東山文化の発展に大きく寄与しました。そのため、銀閣寺は単なる寺院だけでなく、日本文化の発展にも影響を与えた重要な場所となっています。始まりは、室町幕府の8代将軍である足利義政が、祖父・足利義満が建てた北山山荘(金閣寺)を参考に東山山荘を建築したことに遡ります。
義政は銀閣寺の完成前に亡くなり、遺言により禅宗の寺院となりました。その際、義政の法号である慈照院にちなんで慈照寺と名付けられました。慈照寺内の観音殿が銀閣と呼ばれることから、寺全体が銀閣寺という通称で親しまれるようになりました。現在では、銀閣寺という名前が一般的であり、修学旅行や観光ツアーでもその名で呼ばれています。
所在地 | 京都府京都市左京区銀閣寺町2 |
拝観時間 | 夏季 (3月1日〜11月30日) 午前8時半〜午後5時 冬季 (12月1日〜2月末日) 午前9時~午後4時半 |
拝観料 | 大人・高校生/500円小・中学生/300円 ※特別拝観時などは、拝観料が異なる |
交通アクセス | 京都市バス『銀閣寺道』下車 |
駐車場 | 有(40台) |
公式サイト | 銀閣寺 |
広域に観光名所が点在する京都では、観光タクシーの利用がスムーズで便利。銀閣寺をメインに、行ってみたい場所を事前にリクエストしておいて、お好きなコースで効率的に京都の街を巡りましょう。小さいお子様連れやご高齢の方との旅行なら、観光タクシーは周りに気兼ねなく過ごせるので安心です。
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銀じゃないのに”銀閣寺”?わびさび溢れる外観が見どころ
そもそも、なぜ銀閣寺は銀色ではないのに銀閣寺と呼ばれているのでしょうか。銀閣寺と呼ばれる理由にはさまざまな説が関係しているとされています。そこで、ここでは主な説とされる4つの説についてご紹介します。
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諸説1.時代背景
一つ目の理由として、室町幕府が応仁・文明の乱の直後の1482年に建造を開始したため、当時幕府が財政難に陥っていたことが挙げられています。
当時、足利義政は銀閣寺の建造にあたり、建物の前面に銀箔を貼る計画を立てていたとされています。しかし、大きな戦乱によってそのための資金調達がうまくいかず、銀箔を貼ることが叶いませんでした。そのため、銀閣寺は銀色ではないにもかかわらず、その名前がつけられたとされています。このような流れで幕府が財政難に陥ったことが、銀箔の貼られない原因となったと考えられています。
かつてはこの説が有力視されていましたが、現在は諸説あるもののこの説は一般的ではありません。
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諸説2.銀箔を使う予定などなかった説
銀閣寺は金閣寺をもとに作られました。金閣寺は政治の場としても使用されていましたが、銀閣寺は山荘がコンセプトでした。そのため、政治的な権力を象徴させる必要はなかったともいわれています。
銀閣寺は、金閣寺をモデルにして建てられましたが、金閣寺は政治の場としても使用されていました。一方、銀閣寺は足利義政が隠居し、自身の芸術愛を表現するために建てられた山荘がコンセプトの建物です。そのため、一つの美術作品として自然と調和した美しい建物を建てることが目的であり、政治的権力を象徴する必要がなかったといわれています。
また、銀閣寺に銀をあしらう計画があったという文献の記録は見つかっておらず、銀閣寺の名前にもかかわらず、銀の装飾は施されていませんでした。
諸説3.もともと銀箔が押されていた説
X線や誘導結合プラズマ質量分析法を用いた元素分析により、銀が検出されなかったことが報告されています。ただし、実際には銀箔が一部に貼られていた可能性があり、試験した箇所には銀箔が貼られていなかっただけという可能性も示唆されています。そのため、銀箔が押されていた可能性は完全には否定できません。
京都は戦乱が絶えなかった地域であり、そのために銀箔が剥がれ落ち、貼り変えることなくおざなりになったと言われています。ただし、金箔が貼り変えられている金閣寺があることから、銀箔が貼り変えられていないというのは不自然な話であるとも指摘されています。
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諸説4.銀に見えなくもなかった説
銀閣寺は黒漆塗りの外壁で有名であり、日光の加減によって銀色に見え、銀閣寺の庭にある錦鏡池や砂盛りが月の光を反射して銀色に見えることがあることから、その名前が付けられたという説です。
さらに、金閣寺を参考にして建てられたことから、銀に見えないことも無いため、金閣寺になぞらえて通称を銀閣寺にしたのではないかという説も存在します。
それにしても、銀閣寺は室町時代の最盛期の象徴である足利義満が建立した金閣寺を模して造られたものであり、手抜きされたわけではないと考えられます。
以上4つの説をご紹介しましたが、結論として、銀閣寺の名前の由来は一般的に「京都にはすでに金閣寺があり、それに対抗するため」とされています。
銀閣寺の見どころ5選
銀閣寺にはさまざまな説がありますが、実際には国宝などに指定されるものも多く、国内外からも多くの観光客が訪れるほど人気の観光スポットになっています。ここでは、銀閣寺を訪れた際には必ず記憶に残したい見どころを5つご紹介します。
見どころ1. 観音堂
銀閣寺を象徴する建築物は、国宝に指定された観音堂であり、通称「銀閣」と呼ばれています。観音堂は室町時代に作られ、銀閣寺と対になって比較されることが多い金閣寺こと鹿苑寺の舎利殿を踏襲した2階建ての楼閣建築です。下層には書院造の「心空殿」、上層には禅宗様仏殿の「潮音閣」があります。外壁には黒漆が塗られています。
観音堂は、境内の東に広がる錦鏡池や東山方面が正面になるように建てられ、義政公が隠居後に眺めた景色を想像できるでしょう。観音堂の内部は一般非公開ですが、錦鏡池の広縁からは銀閣寺と対比された東山文化の美しい景色を眺めることが可能です。また、観音堂の脇には弁財天や滝などの見どころも存在しています。
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見どころ2. 銀沙灘・向月台
銀閣寺境内には、江戸時代に考案されたとされる銀沙灘(ぎんしゃだん) と、向月台(こうげつだい)と呼ばれる砂盛りがあります。銀沙灘は白川砂を波状に整形し、高さは35〜40センチで、月の光を反射させるために整備されました。一方、向月台は白砂を円錐型に積み上げ、高さ約1.8メートルで、月の光を反射して銀閣を照らすとされています。
銀沙灘・向月台の起源は明確ではなく、安土桃山時代以前から存在し、江戸時代の修復で拡大したとも言われています。また、銀沙灘の発想は江戸時代に考案されたとされ、江戸時代後期から向月台の現在の形になりました。この二つの砂盛りは、月を愛でるために作られたとされており、銀沙灘は月の光を反射させるため、向月台は月を眺めるために作られたと言われています。
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見どころ3. 錦鏡池
錦鏡池(きんきょうち)は、銀閣寺庭園の下段にある池泉回遊式の庭園であり、1952年に特別史跡および特別名勝に指定されています。現在の庭園は、江戸時代に改修されたものです。周囲には白い銀沙灘や向月台、本堂や東求堂があり、四季折々の美しい景色を楽しめるでしょう。
庭園は、錦鏡池を中心にして整備され、中心となる錦鏡池は東求堂から銀閣にかけて配置されています。仙人洲や白鶴島といった中島があり、自然石を使った橋が架けられています。池の周辺は池泉回遊式庭園と呼ばれる庭園様式になっており、銀閣が錦鏡池に映るような設計です。
銀閣の対岸から見る錦鏡池に映る銀閣の光景が、銀閣寺庭園のビュースポットです。庭園内には、有力大名たちが献上したとされる名石が配置されています。朝方の錦鏡池に映る銀閣寺の光景が最も美しいと言われています。
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見どころ4. 展望台からの景色
京都にある銀閣寺の奥には、高台にある穴場エリアの展望台があります。展望台までは階段があり、周囲には木々や苔の生えた庭園が広がっています。この展望台はメインスポットからは少し離れているため、参拝客も少なく、時間に余裕を持って鑑賞することが可能です。
展望台からは、銀閣寺の建物や庭園、そして京都市街を一望できます。季節によって表情を豊かに変える銀閣寺は、展望台から眺めるとより一層美しく感じられるため、銀閣寺に訪れた際には一度足を運んで見ることをおすすめします。
かつては展望台から下りる道はかつては落葉で滑りやすく、危険な箇所があったため、整備されるまで注意が必要でした。しかし、現在は整備されており、安心して利用できます。
見どころ5. 東求堂
東求堂(とうぐどう)は国宝に指定されています。足利義政(よしまさ)の持仏堂として作られ、内部には日本最古とされる茶室・同仁斎(どうじんさい)があります。田の字型に配された四室から成り、南西部は板敷きの仏間、南東は四畳間、北西は六畳間で、同仁斎は北東です。同仁斎は4畳半の小さな部屋ですが、書院造の原形とされている貴重なものです。華道や茶道など東山文化を生み出した場所としても知られています。
東求堂は約6.9メートル四方の規模があり、入母屋造で桧皮葺の屋根を持ちます。東求堂は、本来は阿弥陀堂でした。現在は阿弥陀如来、義政像を安置する各部屋と茶室、書院造の書斎があります。堂内は春と秋の特別公開の際に内部を見学可能です。
銀閣寺周辺で楽しめる!おすすめ観光スポット12選
銀閣寺周辺にはさまざまな観光スポットがあります。周辺には銀閣寺のベースとなった金閣寺もあるため、合わせて見学することもおすすめです。
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哲学の道
哲学の道は、京都の銀閣寺と南禅寺(若王子神社)を結ぶ約2kmの散歩道であり、琵琶湖疏水に沿って敷かれています。古くから多くの文化人が住んでいたことから、「文人の道」や「哲学の小径」、「哲学者道」とも呼ばれていました。20世紀初期の哲学者であり、京都大学教授だった西田幾太郎が毎朝この道を歩いて思想に耽ったことから、1972年に正式に「哲学の道」と名付けられました。
道沿いには桜が植えられ、春には桜のトンネルを楽しむことができる観光スポットです。また、日本画家橋本関雪(はしもと かんせつ)によって寄贈された関雪桜が並んでいます。この道は、四季を通じて訪れたい散歩道として人気があり、「日本の道100選」にも選ばれました。
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平安神宮
平安神宮は、1895年に平安遷都1100年を記念して建てられた神社で、京都の中心に位置し、四神相応の地として知られています。平安京を8分の5サイズで再現した建築物があります。平安神宮は国の重要文化財であり、天皇の即位や新年の朝賀など、国の主要な儀式も行われています。鮮やかな朱色の社殿と大鳥居が特徴で、東山エリアに位置し、観光に最適です。
神社には桓武天皇と孝明天皇が祭神とされ、家内安全や心願成就にご利益があるとされています。境内には朱色の大極殿があり、参拝が可能です。また、春には桜が美しい名所としても知られています。
神苑と呼ばれる庭園には、広大な池泉回遊式庭園があり、泰平閣や蒼龍池から春の桜や秋の紅葉が楽しめるでしょう。社殿の大極殿は、平安京の大内裏の正庁である「朝堂院」を縮小して再現し、平安時代の雅やかな京都を伝えています。
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南禅寺
創建1291年で、江戸時代に再建された南禅寺は、京都市左京区に位置し、自然に恵まれたエリアにある臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。銀閣寺から哲学の道を通り、徒歩約20分で到着できます。日本で最初の勅願禅寺であり、京都五山の最高位の寺院として、格式の高さが知られています。
南禅寺の境内には、国宝指定の方丈や、石川五右衛門が絶景と評した三門があります。三門は、空、無相、無作の3つの関門を表し、高台から周辺の景色が一望可能です。また、境内にはレンガ造りの水路橋「水路閣」があり、写真スポットとしても人気があります。
境内には、狩野探幽の「群虎図」や大方丈庭園など見どころが多く、観光名所として知られています。南禅寺はバスでアクセスできるほか、散策を楽しみながら訪れることもおすすめです。天下龍門をはじめ、水路閣、法堂、美しい庭園など多くの観光スポットがあります。京都五山の最高位の寺院として、多くの参拝客が訪れる南禅寺は、国内外からの観光客におすすめのスポットです。
所在地 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町 |
拝観時間 | 12月1日~2月28日 午前8時40分~午後4時半 3月1日~11月30日 午前8時40分~午後5時 |
拝観料 | 一般:400円 高校生:350円 小中学生:250円 |
交通アクセス | 地下鉄:蹴上駅下車、徒歩10分 バス:東天王町下車または南禅寺・永観堂道下車、徒歩10分 車:京都東インターより三条方面へ約6km。乗用車の方は蹴上交差点を右手に。 |
駐車場 | 有 |
公式サイト | 南禅寺 |
水路閣
水路閣は、1888年に京都市の琵琶湖疏水事業の一環で南禅寺の境内に建設された疎水橋で、設計者田辺朔郎によって美しいアーチが描かれ、古代ローマの水道橋が手本とされています。全長93mのこの橋は、レンガと花崗岩で造られ、現在も水を運び、京都の代表的な風景の一つとなっています。
南禅寺水路閣は、明治維新後の産業振興のため、京都府知事北垣国道が計画し、1890年に完成しました。目的は通船、紡績業、灌漑用水、防火用水などで、東山の静かな風景に溶け込んでいます。周辺には、線路跡の蹴上インクラインや琵琶湖疎水記念館などの関連施設があり、2018年からは遊覧船「びわ湖疎水船」が運行され、人気となりました。
南禅寺境内の水路閣は、田邉朔郎が景観に配慮して設計・デザインし、レンガと花崗岩のアーチ型橋脚で構成されています。多くの観光客が訪れ、レンガのアーチや上部の水路の様子を間近で見ることが可能です。
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大豊神社
大豊神社は、京都市左京区の哲学の道沿いに位置し、鹿ケ谷の産土の神とされています。祭神として少彦名命、応神天皇、菅原道真が祀られており、縁結びや安産のご利益があるとされています。887年(仁和3年)、宇多天皇の病気平癒の祈願のために創建されました。
境内には狛ネズミが鎮座する大国主命を祀る社や、狛猿、狛トビ、狛蛇などがあり、ユニークな神社です。境内には四季折々の山野草が咲きます。狛ネズミは1969年に作られ、大国主命を救った神話が由来です。
近年は、SNSや口コミで人気が高まり、訪れる方が増えています。病気平癒、健康長寿、縁結びや安産の神様として信仰を集めており、境内は1954年に京都市の名勝地に指定されました。
所在地 | 京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1 |
拝観時間 | 境内自由参拝(社務所受付時間:9時~17時) |
拝観料 | 無料 |
交通アクセス | 市バス(系統:32)「上宮ノ町前(かみみやのちょうまえ)」徒歩5分 |
駐車場 | なし 哲学の道の一つ西側にある鹿ヶ谷通り沿いにはコインパーキングがある。 |
公式サイト | 大豊神社 |
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喫茶若王子跡
熊野若王子神社近くにある「若王子寺観音」の石碑が目印の喫茶若王子は、かつて俳優の栗塚旭(くりづか あさひ)が1972年から経営していた京都市左京区の純喫茶でした。煉瓦造りの階段や時計台を備えた独特な雰囲気のお店は、島田荘司の推理小説『占星術殺人事件』の舞台でもあります。しかし、「ジブリに出てきそう」と評判だった喫茶若王子は、2002年1月に栗塚旭オーナーの義姉の死去などで休業に至りました。
現在は喫茶店としては閉業していますが、経営者らは敷地内に居住しており、廃墟となってはいません。周囲は猫屋敷のようになっており、多くの猫が過ごしています。その様子は猫好きにとって哲学の道の新たな観光スポットとなっています。
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熊野若王子神社
熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)は京都市左京区の哲学の道沿いに位置し、1160年に後白河法皇によって建立されました。祭神には国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊佐那岐神(いざなぎのみこと)、伊佐那美神(いざなみのみこと)、天照皇大神あまてらすおおみかみ)が祀られており、京都三熊野のひとつに数えられます。境内には400年以上の歴史を持つ梛の木があり、禊の木として用いられてきました。また、桜と紅葉の名所としても有名です。
熊野若王子神社は、紀州熊野三山の那智社と縁があり、後白河法皇が永観堂の守護神として建てた経緯があります。神社周辺には永観堂や南禅寺があり、観光客にも人気です。
梛の木は誰からも傷つけられず、割れないことから縁起が良いとされ、縁結びのご利益があるとされています。梛のお守りを持つことや境内での参拝が縁結びのスポットとされており、年間3,000人以上が参拝しています。
所在地 | 京都府京都市左京区若王子町2番地 |
拝観時間 | 境内終日社務業務 9時~17時 |
拝観料 | なし |
交通アクセス | 市バス「南禅寺・永観堂前」下車、徒歩約10分 市バス「東天王町」下車、徒歩約10分 |
駐車場 | 有(3台) |
公式サイト | 熊野若王子神社 |
永観堂禅林寺・臥龍廊
永観堂禅林寺(えいかんどうぜんりんじ)の臥龍廊(がりゅうろう)は、山の斜面に沿って階段状の廊下で諸堂を繋ぎ、屋根の反りが龍の背中に似ていることから名付けられました。下には「三鈷(さんこ)の松」と呼ばれる存在感のある松があります。永観堂禅林寺は、大玄関に抜け雀の欄干と狩野元信や原在明の襖絵があり、南禅寺から少し歩いたところにある浄土宗の寺院です。約3,000本の紅葉が植えられており、ライトアップが行われることで有名です。
永観堂は、空海の弟子である僧都・真紹が創建し、永観律師が大きく発展させたことから名づけられました。みかえり阿弥陀は、永観律師が修行中に阿弥陀様が現れた際の姿を写しています。紅葉の名所である永観堂は、古今和歌集でも取り上げられ、その美しさで人々を魅了してきました。また、永観堂の七不思議の一つである臥龍廊は、組木だけで造られており、他にも抜け雀や悲田梅、三鈷の松、火除けの阿弥陀如来、岩垣もみじ、木魚蛙などがあります。
所在地 | 京都府京都市左京区永観堂町50 |
拝観時間 | 午前9時~午後5時(受付は午後4時で終了) |
拝観料 | 個人 一般600円、小・中・高生400円 |
交通アクセス | 地下鉄 東西線「蹴上駅」徒歩15分 市バス(系統:5)「南禅寺・永観堂道」徒歩10分 |
駐車場 | 有 |
公式サイト | 永観堂禅林寺・臥龍廊 |
金閣寺
金閣寺(鹿苑寺)は、臨済宗相国寺派の塔頭寺院の一つで、銀閣寺と共に観光名所として人気があります。1397年に室町幕府の3代将軍・足利義満によって建立されました。3層構造で、各階の様式が異なることが特徴です。
義満は北山殿を造営し、その中に舎利殿「金閣」を建てました。その後、北山文化が発展し、対明貿易も盛んになりました。義満の死後、遺言により北山殿は禅寺となり、鹿苑寺と名付けられました。
金閣寺と銀閣寺は、両寺院ともに夢窓国師を開山とし、現在は本山相国寺住職が両寺の住職を兼任し、塔頭寺院の住職が運営を担当しています。
元々は鎌倉時代の公卿・西園寺公経が建てた北山第が足利義満に譲渡され、その土地で北山殿が建てられました。北山殿は、政治の中心地となり、対明貿易を通じて中国文化が導入され、北山文化が築かれました。義満はまた、相国寺を建立し、五山文学が発展しました。
所在地 | 京都府京都市北区金閣寺町1 |
拝観時間 | 午前9時〜午後5時 |
拝観料 | 一般 400円(2023年4月1日より500円に改定) 小・中学生 300円 |
交通アクセス | 市バス「金閣寺道」下車 |
駐車場 | 金閣寺 第1駐車場〜第4駐車場まで利用可 |
公式サイト | 金閣寺 |
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龍安寺
龍安寺は、京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院で、室町時代の武将・細川勝元により創建されました。山号は大雲山で、枯山水式の方丈庭園・石庭が有名です。石庭の他、鏡容池も名所で四季折々の景色が楽しめます。庭には錯覚を促すトリックがあります。庭園は、15個の石が絶妙なバランスで配置された枯山水の石庭です。
1975年に英国のエリザベス女王が訪れて称賛し、世界的観光スポットとなりました。また、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
方丈内には、廃仏毀釈で流出した襖絵が戻り、貴重な襖絵が展示されています。方丈は、1606年に織田信長の弟である信包によって建立されている重要文化財です。現在の方丈は、1797年の火災後に移築されたものです。天井には、5年かけて描かれた大きな龍の絵や北朝鮮、金剛山の襖絵が展示されています。
所在地 | 京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13 |
拝観時間 | 3月1日~11月30日 8時~17時 12月1日~2月末日 8時半~16時半 |
拝観料 | 大人 600円 高校生 500円 小・中学生 300円 |
交通アクセス | バスJR・近畿日本鉄道:京都駅から市バス 50番系統 立命館大学前下車 徒歩7分 阪急電鉄:大宮駅から市バス 52・55番系統 立命館大学前下車徒歩7分 京阪電鉄:三条駅から市バス 59番系統 龍安寺前下車すぐ 電車京福電鉄:龍安寺駅下車 徒歩7分 |
駐車場 | 石庭拝観者に限り1時間無料 |
公式サイト | 大雲山 龍安寺 |
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京都一周トレイル
京都一周トレイルは、伏見稲荷大社を出発点とする山歩きコースで、清水寺や銀閣寺、蔵馬、嵐山の渡月橋などのエリアを巡ります。途中には多くの世界遺産や文化財があり、京都の豊かな自然と歴史文化を一度に味わえます。コースは自分のペースで楽しむことも可能です。
このトレイルには、約84キロの東山・北山・西山コースと、京北エリアにある約50キロのコースがあります。東山コースでは伏見稲荷大社に至る約9.5キロのルートと、比叡山に至る約24.6キロのハイキングコースがあります。京北コースでは、北山杉の森林や清流、田園風景に恵まれた丹波の風土を深く味わえます。
「京都一周トレイル会」により整備が進んでおり、標識も設置されています。このトレイルは初心者にもおすすめで、交通の便が良く、コースの出入りも簡単です。
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法然院
法然院は、銀閣寺から哲学の道を南に10分ほど歩いた場所にある、鎌倉時代初期の法然上人ゆかりの寺院です。風情ある茅葺きの門をくぐると、美しい白砂壇が続き、心身を清めます。椿と紅葉の名所としても有名で、観光シーズンには多くの方が訪れます。
方丈は後西天皇の皇女の御殿を移築したもので、狩野光信筆の襖絵十四面「槇に海棠図」「桐に竹図」「若竹図」や屏風の松図が重要文化財です。本堂に、恵心僧都作阿弥陀如来座像と法然上人自作木像が置かれています。
境内には池泉と砂盛があり静かな佇まいを見せ、墓地には谷崎潤一郎や河上肇などの有名人が眠っています。
所在地 | 京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 |
拝観時間 | 午前6時から午後4時 |
拝観料 | 無料(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料) |
交通アクセス | 電車阪急四条河原町駅より市バス32系統銀閣寺前行 南田町下車山に向かって徒歩5分 JR京都駅・京阪三条駅より市バス5系統岩倉行 浄土寺下車山に向かって徒歩10分 京阪出町柳駅より市バス錦林車庫行 浄土寺下車山に向かって疏水を渡り徒歩10分 |
駐車場 | 無(近隣駐車場の利用可) |
公式サイト | 法然院 |
お腹が空いたら!銀閣寺周辺のグルメスポット10選
人間、歩くとおなかが空きます。銀閣寺周辺を散策する際、お腹を満たしたくなることも少なくないでしょう。ここでは銀閣寺を訪れた際におすすめのグルメスポットを10種類ご紹介します。食べ歩き以外にもおしゃれなカフェなども紹介しますので、デートや結婚記念日といった思い出作りにもおすすめです。
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青おにぎり
気軽に食べ歩きながら散策するなら手頃なおにぎりがおすすめです。おすすめのおにぎり屋さんは、京阪鴨東線元田中駅近くのレトロな外観の「青おにぎり」という小さな店です。哲学の道の近くにあるお店は独特の雰囲気で、入りづらい印象がありますが、美味しいおにぎりが提供されています。
おにぎりは150円〜220円で、基本的な具からキーマカレーやクリームチーズたらこなどの凝った具材まで取り揃えられています。アツアツご飯をふわりと握ったおにぎりが外国人に人気です。テイクアウトと店内での飲食が共に可能です。ただし、予約優先で時間がかかる場合があったり、急ぎの注文や数名でのイートインはできなかったりする場合があります。
営業時間は午前11時半から売り切れまで。月曜日はお休みです。
お多やん
お多やんは、京都下鴨にある老舗「しみず」の味を受け継ぐ京カレーうどんのお店で、銀閣寺周辺でランチにカレーうどんが食べたい時におすすめです。立地は京阪鴨東線の元田中駅から徒歩15分で、白河通りと今出川通りの交差点の付近にあります。名水を使った無添加手作りのオリジナル麺は、もちもちの食感がクセになります。
ランチメニューの中でも、「カレーきつねうどん」が650円で手軽に楽しめ、「カレー鳥とじうどん」は780円で一番人気です。鶏肉と玉子がダシと絶妙に調和した美味しい一品です。昭和16年創業の老舗うどん店「しみず」の味を継承しているお多やんで、京都のカレーうどんをぜひ味わってみてください。
営業時間は午前11時から午後11時まで。水曜日が定休日です。
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休み処 ぶんぶく茶屋
京都のくずきり人気店「休み処・ぶんぶく茶屋」は、時代劇を思わせるレトロな外観と店内雰囲気が魅力の甘味処です。美味しいくずきりが人気メニューの一つで、茶山駅または元田中駅から徒歩25分ほどの場所にあります。車やタクシーも利用でき、銀閣寺の近くにあるため観光後に立ち寄るのがおすすめです。
狭くて古い空間特有の居心地の良さがある民芸調の甘味処で、抹茶や団子、ぜんざいなど和風メニューが揃っており、銀閣寺散策の休憩にちょうど良いです。珈琲は濃い目で、ぜんざいはしっとり甘く、お団子は柔らかくて美味しいと評判があります。
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花ぎんかく
花ぎんかくは、京阪鴨東線の元田中駅から徒歩18分にある、銀閣寺周辺の観光名所「哲学の道」沿いの和風茶店です。外観は時代劇風で、店内は洋風造りのレトロな雰囲気があります。ランチにはカレーライスや定食が提供され、甘味処としてソフトクリームやお団子も人気があります。特に「さくらソフト」は250円と安く、女性や子供に人気があります。
花ぎんかくは銀閣寺参道の入口付近にあり、観光通りにはお土産屋や食事処が並んでいます。店内は広く、和洋折衷の素敵な空間が演出されています。子供たちが楽しめるクリームあんみつも提供されています。
哲学の道沿いに位置し、カウンターと座敷の席が用意されています。こちらのお店では、2000円前後で京都湯葉料理が堪能できます。カウンター席では盛り付けが見られるため、豆腐料理が楽しみたい方には特におすすめのお店です。
営業時間は午前10時から午後5時までで、不定休です。席数は20前後とあまり多くないため、できれば予約して行きましょう。
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おめん 銀閣寺本店
1967年に創業された、京都の銀閣寺周辺で有名なうどん店「おめん銀閣寺本店」は、京阪鴨東線元田中駅から徒歩約20分、市営バス銀閣寺前から徒歩2分の場所にあります。哲学の道付近に位置し、和の情緒あふれる店内で、田舎の家を訪れたような心地よさを感じられます。
国産小麦100%使用の自家製麺が特徴で、もちもちとした食感が人気です。化学調味料や食品添加物は一切使用せず、旬の食材を使って季節ごとにメニューが変わります。ランチにおすすめなのは「おめんと天ぷらセット」(1850円)や「おめんと鯖ずしセット」(1900円)です。また、「生麩の味噌田楽」も人気があります。
おめん銀閣寺本店は、群馬県出身のうどん「おめん」を京都で広めるために昭和42年(1967年)に創業されました。風味豊かな香りと、つるつる・もちもちの食感が特徴の上州群馬産の小麦を使ったうどんは、旬の野菜や甘辛く味付けされているキンピラゴボウ、胡麻を薬味に、上質な昆布と鰹節で作られた少し濃いめの出汁につけて食べます。季節ごとに変わる料理も豊富で、日本酒と一緒に楽しめるでしょう。
だし文化が根付く京都で、おめんの名物「おめん」はつけ麺スタイルの変わったうどんで、濃いめの出汁に麺を浸して食べる新しいうどん体験が楽しめます。
営業時間は午前11時から午後9時までで、休みは不定休です。
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コーヒーハウス マキ
コーヒーハウスマキは、京都の出町柳駅から徒歩5分の鴨川沿いに位置する、地元民から観光客まで幅広く愛される人気の老舗喫茶店です。
銀閣寺周辺散策にぴったりの立地で、ランチにもおすすめできます。開業から45年間、ネルドリップで淹れるコクと甘みのあるブレンドコーヒーが人気です。店内の音楽や照明にも工夫があり、観光気分を壊さない落ち着いた雰囲気が魅力です。
「モーニングセット」はリーズナブルで有名です。シンプルなトーストとサラダで、サラダはパンの耳を器にしてキャベツ、レタス、キュウリ、ポテトサラダ、ハム、ゆで卵が詰まっています。自家製ドレッシングを使った彩り鮮やかで美味しい逸品です。モーニングセットにはコーヒーも付いており、平日のみ提供される「モーニングトースト」もあります。
営業時間は朝8時半から夜7時まで、無休です。
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ビストロ 銀
京都の銀閣寺近くにある哲学の道周辺は観光スポットとして人気がありますが、そこにひっそりと佇む民家風ビストロがビストロ 銀です。元田中駅から徒歩12分の場所にあり、リッチなランチが楽しめるおすすめのレストランです。店内は古民家をリノベーションした落ち着いた空間で、懐かしい故郷に帰ってきたような心地よさがあります。
ランチでは、気軽な2500円コースとリッチな6500円コースが選べ、前菜からメイン、デザートまで満喫できます。鮮魚料理と肉料理からメインを選べるのですが、どちらも食べたい場合は800円追加で注文可能です。
Bistro 銀では、遊び心溢れる空間で気取らずフランス料理を楽しめるでしょう。厳選された食材を使い、手間暇をかけて調理した料理とおもてなしの心で、特別でなくベーシックなことを大切にしています。有機野菜や天然の魚介など、生産者の顔が見える食材を使用し、素材の良さを生かした調理法で独特の味わいを楽しめます。
季節ごとにテーマがあるコース料理は、訪れるたびに新しい味に出会える感動があります。また、お客様の希望に沿った内容でもてなすのも魅力の一つです。四季折々の日本庭園を眺めながら、至福の時間を過ごすことができるBistro 銀で、ぜひ素敵なひと時をお楽しみください。
営業時間はランチが11時半~14時半、夜が17時半~22時までです。
キッチンなかお
キッチンなかおは、銀閣寺周辺の散策中に洋食ランチを楽しみたい方におすすめです。京阪鴨東線の元田中駅から徒歩20分の距離、市バスの浄土寺停留所から徒歩5分の距離で、昭和を感じる温かみのある雰囲気が特徴です。1人でも気軽に利用でき、地元のファンも多く、美味しい料理に定評があります。特におすすめは「本日のランチ」メニューです。
疲れた体にエネルギーを与える「和風ステーキ」は2100円とお手頃価格で提供されています。「大海老&ハンバーグセット」も1750円で、ボリューム満点です。一番人気の「バラエティーセット」は1350円で、海老、クリームコロッケ、サラダなどがワンプレートに盛り合わせられています。
お店は、白川沿いを歩いていくと赤いひさしの目印で見つけることができます。白を基調とした建物に緑があふれる温かい雰囲気が魅力的です。店内はウッディな家具と優しい色調のテーブルクロスで心が和む空間が広がります。気取らない雰囲気で美味しい料理を堪能できるお店です。
また、お得なセットメニューも豊富で、人気の料理が盛り合わせられたプレートにサラダ、ご飯、スープなどが付いてボリューム満点です。銀閣寺散策中に立ち寄って、リーズナブルで美味しい洋食ランチをお楽しみください。
営業時間は午前11時30分から午後10時までで、定休日は不定休です。
よーじやカフェ 銀閣寺店
古い日本家屋を利用した座敷スタイルのカフェである「よーじやカフェ銀閣寺店」は、地下鉄東西線蹴上駅から徒歩20分、市バス錦林車庫前から徒歩5分の場所に位置しています。銀閣寺周辺のお寺や哲学の道を散策する途中で、ランチや休憩が楽しめるお店です。予約制の「京のお弁当」や銀閣寺店限定の「よーじやセット」など、美味しいランチメニューやスイーツが豊富に揃っています。
カフェの内装は落ち着いた和の雰囲気で、京都の庭園を眺めながら抹茶オレや季節のスイーツを味わえます。特に「よーじやセット」は大人気で、お店のシンボル「顔マーク」が描かれたドリンクが魅力的です。また、「よーじや製抹茶カプチーノ」も人気のメニューで、来店客が顔マークの写真を撮る姿がよく見られます。
京都市内には多くのおしゃれなカフェがありますが、この「よーじやカフェ銀閣寺店」は、古き良き京都の雰囲気を感じられる外観や内装が魅力的で、庭園を眺めながらのカフェタイムは格別なひとときです。京都には4店舗あるよーじやカフェの中でも、「銀閣寺店」が特におすすめできます。
また、カフェでは「よーじや」のあぶらとり紙などのグッズも販売されているため、お土産にもぴったりです。
聖宙庵
京都の隠れ家的なフレンチレストラン「聖宙庵(セイチュウアン)」は、浄土寺のお茶室を借りて営業しています。京阪鴨東線の元田中駅から徒歩20分、市バスの浄土寺停留所から徒歩2分の場所です。銀閣寺観光の際にぴったりのお店で、ランチやディナーを楽しめるでしょう。
リーズナブルなランチコースは2,300円から6,900円までの中から選べ、ディナーは4,800円から10,000円の幅広い価格帯が揃っています。
茶室を改装した店内にはいくつかのテーブルがあり、まず抹茶をいただいたあとに、様々なフレンチ料理が楽しめるランチコースを提供しています。
ランチ営業時間は午前11時30分から午後3時まで、ディナー営業時間は午後5時30分から10時30分までです。
まとめ|季節のイベントなども交えて見どころある銀閣寺を楽しもう
以上、銀閣寺の見どころについてご紹介しました。銀閣寺は訪れる季節によってはイベントなどを開催することも多いです。その周辺には多くのスポットがあります。1日で回るのは困難ですので、本記事を活用しながらスケジュールを組むのがおすすめです。大型連休など、時期によっては予約が取れない可能性や休業している可能性もありますので、事前に調べてから行ってくださいね。
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よくある質問
最大の見どころは、銀閣寺を象徴する建築物であり国宝に指定された「観音堂」。通称「銀閣」と呼ばれており、金閣寺こと鹿苑寺の舎利殿を踏襲した2階建ての楼閣建築が見事です。
「わび」と「さび」を特徴とする東山文化の代表格である銀閣寺。一般的に「銀閣」と呼ばれる観音堂は、禅宗仏殿風の上層と住宅風の下層からなる二層構造が特徴であり、国宝に指定されています。
銀閣寺の正式名称は「慈照寺(じしょうじ)」で、臨済宗相国寺派の寺院です。江戸時代から「金閣寺」と呼ばれるようになった黄金の舎利殿がある鹿苑寺に対してこちらは国宝の観音殿を「銀閣寺」と呼ぶようになりました。