観光地が豊富な京都の中でもひときわ有名な八坂神社。特に祇園祭の時期は観光客が増加する人気のスポットです。神社を訪れる際は歴史やご利益、見どころを知ることが大切。当記事では、八坂神社のご利益をお社ごとに解説。後半では見どころやイベント情報も紹介します。
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八坂神社の創祀は2つの説がある
八坂神社の建立の由来は2つあり、渡来人が神様を祀った説と僧侶がお堂を作ったことが始まりとされています。2つの説を詳しく解説します。
1.渡来人が神様をお祀り
八坂神社の創祀には諸説がありますが、一説によると、朝鮮の渡来人が古代伽倻国(朝鮮半島南部の国々)の建国神話の舞台になかに出てくる牛頭山(こずさん)に座した神様(素戔鳴尊)をこの地に祀ったことに始まる説があります。
祇園とはインドの聖地の一つで、八坂神社は明治時代まで、その守護神の牛頭天王(ごずてんのう)を祀っていたので「祇園社」と呼ばれていました。
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2.僧侶がお堂を建立した
八坂神社は、京都市東山区にある歴史ある神社で、日本国内外から多くの信仰を集めています。その魅力の一つは、貞観18年(876年)に南都の僧・円如がお堂を建立したことに始まる歴史です。
円如が建立したお堂は、今でこそ八坂神社の一部となっていますが、当時はまだ神社ではありませんでした。それが、同年に天神(祇園神)が東山の麓にある祇園林に降り立ったことにより、神社としての歴史が始まったとされています。
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八坂神社発展のきっかけは疫病が消え去ったこと
古くは牛頭天王と称されていた素戔嗚尊は、災いを祓う神様として信仰されていました。877(元慶元)年、疫病が流行り、疫病を鎮める方々の祈りが捧げられ、やがて消除した疫病消除の祈りが、やがて祇園信仰として方々のなかに浸透していったのです。
995(長徳元)年には、国の鎮護社寺の一つに数えられています。平安時代を知る資料は多くありませんが、平安時代の中頃になると、祇園神社の境内地も、東西南北と広大な土地が定められています。
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現在は祇園祭で有名なスポットに
現在は7月の祇園祭が八坂神社の行事のなかで最も有名。祇園祭というイベントから八坂神社を知る方が増えています。
京都三大祭りの一つであり、また日本三大祭りの一つでもある祇園祭は、その昔「祇園さん」と呼ばれていた八坂神社の夏祭りです。伝統も、その規模も日本一を誇ります。祇園祭は今から約1100年以上前に疫病消除の祈願を行なった行事が、今の祇園祭の始まりです。
八坂神社は、1868(明治元)年まで祇園社もしくは祇園感神院(ぎおんかんしんいん)と呼ばれていました。そのため地域の方から「祇園さん」と、愛称で呼ばれていたのです。江戸時代までは神社とお寺はすごく近い存在でした。そのため八坂神社の境内にも薬師堂や鐘楼などもあったのです。
住所 | 京都府京都市東山区祇園町北側 |
拝観時間 | 9時~17時(社務所)24時間参拝可能 |
拝観料 | 無料 |
交通アクセス | 京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約5分阪急電鉄「京都河原町」駅より徒歩約8分JR京都駅より市バス100・206番「祇園」下車すぐ |
駐車場 | 境内には駐車場がございません。近隣の駐車場をご利用ください。 |
公式サイト | 八坂神社 |
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【前編】八坂神社のご利益はスポットごとに異なる!22のお社・ご祭神を紹介
八坂神社はお社やご祭神によってご利益が異なります。それぞれの特徴を知ってすべてまわるもよし、気になるスポットをチョイスして回るもよし、好きな方法で見て回りましょう。
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八坂神社 本殿(ほんでん)
国の重要文化財である本殿のご利益は、開運招福や無病息災などのほか、さまざまなご利益があります
- 厄除
- 災難徐
- 家内安全
- 商売繁盛
- 縁結び
- 学業成就
- 安産
本堂には主祭神の素戔嗚尊と妻の櫛稲田姫命の夫妻神と、子どもたちの八柱御子神の三柱が祀られています。八幡神社にはさまざまな伝説がありますが、その一つがこの本殿にまつわる話です。その伝説は開運のご利益の源になっています。
伝説によると、本殿の下には大きな池があり青龍が住んでいるのだと。それは山との「気」が貯まる龍穴であるため開運パワーがあるとの内容です。伝説の中では、青龍は方角を司る四神のうちの一つで、東方の鎮守です。
すなわち青龍は「東」の象徴で、そこは太陽の昇る方角となります。朝・太陽・誕生・始まりなどの意味を持ちます。龍の気の流れそのものが本殿の下にあるといわれているため、開運のパワーがあるというわけです。
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疫神社(えきじんじゃ)
疫神社(駅神社)は蘇民将来(そみんしょうらい)を祀っています。このスポットのご利益は
・疫病退治
蘇民将来は素戔嗚尊から疫病を免れる茅(イネ科の植物)で編んだ輪を授けられたとの言い伝えがあります。そのような理由から祇園祭の名物の「ちまき」は食べるものではなく、笹の葉で作った疫病・災難除けのお守りです。
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悪王子社(あくおうじしゃ)
重要文化財に指定されている悪王子社(あくおうじしゃ)には、素戔嗚尊の荒魂(あらみたま)が祀られています。このスポットのご利益は
- 諸願成就
- 厄除
- 災難徐
社寺の名称に「悪」という文字が付いていますが、「悪い」という意味ではありません。「強い」「勇猛」といった意味です。強く願えば願いが叶うご利益があるわけです。
ちなみに神様には荒らしい側面である荒魂と、穏やかな側面である和魂(にきたま)の2側面があると神道ではされています。荒魂は「進んでやれる元気な心」とも捉えられ、心を奮い立たせなければ行動など到底期待できない気持ちを奮い立たせる側面でもあります。
荒魂は「自分はやるぞ-、進んでやるぞ-」というように、はつらつとして心がみなぎっていれば、人は弱くはならないという意味を諭している神様です。
北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)
このスポットの御祭神は事代主神(ことおしろぬしのかみ)。「えべっさん」という愛称で知られている神様です。このスポットのご利益は御祭神のパワーにより、もちろん
・商売繁盛
このスポットは珍しいことに北向きに社寺が構えているので、「北向蛭子社(きたむきえびすしゃの)」と呼ばれています。社寺の前には七福神のえびす像が置かれており、観光客がご利益にあやかろうとお腹を撫でるので、えびす様のお腹はいつもピカピカつるつるです。
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美御前社(うつくしごぜんしゃ)
時計回りに、本殿の右側にある美御前社(うつくしごぜん)。そのご利益は、社寺の名の通り、美容にご利益があるスポットです。
ここに祀られている御祭神は、多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)の三柱。美しい女神です。特に美人といわれる市杵島比売命は、七福神の弁財天と同じ神様として財福にもご利益があると信仰されています。
見逃せないのは鳥居の横に湧く「美容水」です。霊験あらたかと言われる御神水で、この水を肌につけると、美肌はもちろん、心も美しくなるといわれています。以下の御利益があるため、舞妓さんや芸妓さんをはじめ、美容業界の方々、全国の女性たちが参拝に訪れる人気スポットです。
- 美容美貌
- 財福
- 心身の清浄
- 道の開運
- 芸能
美御前社のご利益は心の美しさも磨くスポット。欲念を持たず数滴に願いをかけましょう。
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大国主社(おおくにぬししゃ)
北蛭子社のななめむかいに鎮座している大国主社(おおくにぬししゃ)には大国主神、少彦名命(すくなひこなのみこと)、事代主神(ことしろぬしのかみ)が祀られています。このスポットのご利益は
・縁結び
大国主神は神話の「因幡の白兎」で知られる神様です。この伝説にちなみ、縁結びの神様として親しまれています。良縁を祈願したハートの可愛い絵馬には、たくさんの良縁祈願が込められ、大国主社の脇に結ばれています。
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玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)
八坂神社の境内末社である玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)の御祭神は素戔嗚尊の子神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀っています。こちらのスポットのご利益は
- 商売繁盛
- 開運
- 五穀豊穣
などとなっています。
大神宮社
八坂神社の末社である大神宮社(だいじんぐうしゃ)には天照大神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。天照大神は皇室の祖神で、素戔嗚尊の姉神です。豊受大神は、天照大神の食事を司る神様です。このスポットのご利益は
・身体の健康
鳥居のかたわらには「力水」と呼ばれる御神水が湧きだしています。
命婦稲荷社
玉光稲荷社の奥宮である命婦稲荷社(みょうぶいなりしゃ)に祀られているのは三狐神(みけつかみ)です。
こちらのスポットのご利益は
- 商売繁盛
- 開運
- 五穀豊穣
などとなっています。
ちなみに命婦稲荷社は命婦が五位相当の女官で、宇迦之御魂神のお使いである狐がこの官位を授かったことから「命婦」の名前が付けられています。
【後編】八坂神社のご利益はスポットごとに異なる!22のお社・ご祭神を紹介
ここからは八坂神社のご利益スポット後半を紹介します。重要文化財が多くあります。
日吉社
八坂神社の境内末社の日吉社(ひよししゃ)には大山咋神(おおやまくいのかみ)と大物主神(おおものぬしのかみ)が祀られています。このスポットのご利益は
- 方除け
- 家内安全
- 地域鎮護
大山咋神は京都の気門を守る方位除けの神様として信仰されていました。比叡山・延暦寺の守護にはじまり、京の都や江戸の鬼門を守護する役割を担ったことから家内安全や地域鎮護の神として篤い崇敬を集めてきた。
大物主神は大和の国(現在の奈良県)の三輪山に住む蛇神で、一説にヤマタノオロチのモデルという説もあります。大物主神の「大」は大いなる、「物」は優れた不思議な力、「主」は治める者・王という意味を持ち強い霊威のある名前です。
大山咋神がアグレッシブな勇敢な荒魂であるなら、大物主神は穏やかで愛情に満ちた和魂だとされています。
刃物神社
八坂神社の境内末社には刃物の神様を祀った刃物神社(はものじんじゃ)があります。製鉄や鍛冶といった刃物に関わる職人から厚く崇拝されている神社です。天目一箇神(あめのまひとつのおかみ)が祀られています。このスポットのご利益は
・刃物供養
御祭神の天目一個神は日本神話に登場する神様です。天照大御神の孫で、古くから製鉄・鍛冶業に携わる方々は、作業場に鍛冶の祖神を祀り、仕事のはじめと終わりに身の安全と稼業の繁栄を祈願する習わしがありました。その神様は天目一箇神でした。今日では金属工業の守護神として広く崇拝されています。
ちなみに、なぜ「一つ目」などの名前がついているかというと、諸説はありますが、その一説には。鍛冶職人が鉄を鍛えるときに片目を閉じて仕事をするからだとの説があります。
厳島社
葉坂神社の境内末社の厳島社(いつくしましゃ)は、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)を祀っています。このスポットのご利益は
- 美容
- 芸能
市杵島比売命は素戔鳴尊の剣から産まれた神様で、その謂れから舞踊・謡曲の神として崇拝されています。
太田社
八坂神社の境内末社でも、重要文化財に指定されている太田社(おおたしゃ)の御祭神は、猿田彦命(さるたひこのみこと)と宇受女命(うずめのみこと)です。このスポットのご利益は
- 道しるべ
- 芸能
猿田彦命は天照大御神の孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギ)が宮崎の高千穂に天孫降臨を果たすとき、道案内役をかってでた神様。そのような謂れから、進むべき道を照らす道開きの神として篤く信仰されています。
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大年社
大年社は、重要文化財に指定されている神社で、末社の一つです。1654年頃に建立され、祀られているのは大年神と巷社神の2柱です。
大年神は、年神の一種であり、豊穣や開運、厄除けなどのご利益があるとされています。一方、巷社神は、日常生活での安全や幸運をもたらすとされています。
大年社のご利益は、
- 厄除け
- 災難除け
- 開運
- 五穀豊穣
大年社の建築物は、江戸時代に作られたもので、木造の社殿や鳥居、石垣が特徴的です。特に、社殿の入口にある唐破風(からはふ)の屋根が美しいとされています。
十社
十社とは、京都市左京区の岡崎公園内にある10の神社の総称で、重要文化財に指定されています。建立年は明治10年で、末社に分類されます。十社には以下のようなご祭神が祀られています。
- 多賀社(伊邪那岐命)たがしゃ(いざなぎのみこと)
- 熊野社(伊邪那美命)くまのしゃ(いざなみのみこと)
- 白山社(白山比咩命)しらやましゃ(しらやまひめのみこと)
- 愛宕社(伊邪那美命・火産霊命)あたごしゃ(いざなみのみこと・ほむすびのみこと)
- 金峰社(金山彦命・磐長比売命)きんぽうしゃ(かなやまひこのみこと・いわながひめのみこと)
- 春日社(天児屋根命・武甕槌?神・斎主神・比売神)かすがしゃ(あめのこやねのみこと・たけみかづちのかみ・いわいぬしのかみ・ひめがみ)
- 香取社(経津主神)かとりしゃ(ふつぬしのかみ)
- 諏訪社(健御名方神)すわしゃ(たけみなかたのかみ)
- 松尾社(大山咋命)まつおしゃ(おおやまくいのみこと)
- 阿蘇社(健磐龍神・阿蘇都比咩命・速甕玉命)あそしゃ(たけいわたつのかみ・あそつひめのみこと・はやみかたまのみこと)
十社のご利益は、諸願成就とされています。
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五社
五社は、日本の神社の1つで、重要文化財に指定されています。昭和2年に建立された末社で、以下の5つの神社で構成されています。
- 八幡社(はちまんしゃ): 応神天皇を祀り、戦勝・勝利、交通安全、学業成就などのご利益があるとされています。
- 竈神社(かまどじんじゃ): 奥津日子神と奥津比売神を祀り、家内安全、子育て、火の加減、料理などのご利益があるとされています。
- 風神社(ふうじんじゃ):天御柱命と国御柱命を祀り、風の安定、水害や災害からの保護、安全航海などのご利益があるとされています。
- 天神社(てんじんしゃ):少彦名命を祀り、勝負事、商売繁盛、学業成就などのご利益があるとされています。
- 水神社(すいじんじゃ):高龗神と罔象女神を祀り、水害からの保護、災害除け、商売繁盛などのご利益があるとされています。
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常磐神社
常磐神社は、社格は末社で、祭神は素戔嗚尊(すさのをのみこと)です。
ご利益は下記のとおりとなっています。
- 厄除け
- 災難除け
常磐神社は、日本の神社のなかでも特に有名な神社であり、古くから多くの方々に信仰されてきました。
御旅所(西御殿)
御旅所の西御殿は、重要文化財に指定されている建物で、明治34年(1901年)に建てられました。御旅所には、素戔嗚尊(すさのをのみこと)と櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)が祀られています。
期待できるご利益は、縁結びです。
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御旅所(東御殿)
御旅所の一つである東御殿は、1837年に建立された重要文化財です。祀られている神様は、八柱御子神(やはしらのみこがみ)と呼ばれる8柱の神様です。
ご利益は安産祈願です。
冠者殿社
冠者殿社は、明治時代初期に建立された社で、重要文化財に指定されています。祭神は素戔嗚尊荒魂(すさのをのみことあらみたま)で、ご利益は下記のとおりとなっています。
- 厄除
- 災難除き
- 商売繁盛
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又旅社
又旅社は、寛政元年に建立され、重要文化財に指定されています。素戔嗚尊(すさのをのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)、八柱御子神(やはしらのみこがみ)を祀っています。ご利益は下記のとおりです。
- 厄除
- 災難除
- 商売繁昌
- 縁結び
- 家内安全
- 安産
- 学業成就
大政所社
大政所社は、素戔嗚尊(すさのをのみこと)と八柱御子神(やはしらのみこがみ)を祀る神社で、重要文化財に指定されています。ご利益は下記のとおりとなっています。
- 厄除
- 災難除
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【八坂神社】お参りに関する用語を解説
ここでは、八坂神社だけでなく、神社に参拝する際に知っておきたい「御祭神」「社格」という2つの用語について解説します。
ご祭神
京都の八坂神社は、全国の八坂神社約2300社の総本社です。本殿には主祭神の素戔鳴尊のほか、その妻である櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)と、子である八柱御子神(やはしらのみこがみ)が御祭神として鎮座しています。そのほか数多くの神々が集まるパワースポットです。
社格
八坂神社についての紹介において、よく「末社」という言葉が見られます。この「末社」とは、主祭神以外の神様を祀る小規模な社殿を指すことが多いです。また、「摂社」という言葉も存在しますが、これは主祭神と関係の深い神様を祀っている場合に使われます。「末社」は、一方で客分の神様を祀っている場合に使われることが多いです。
このように、摂社と末社では祀られている神様の関係性が異なるため、区別されることがあります。八坂神社に限らず、日本の神社にはさまざまな規模の社殿が存在し、それぞれに特色があります。
八坂神社のおすすめ行事を4つご紹介!
八坂神社では、季節ごとに行事が催されます。行事の開催時期に合わせて訪れるとより楽しむことができるでしょう。
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正月祭事
八坂神社では、毎年12月31日から翌年1月3日にかけて、多彩な祭りや行事が催されます。そのなかでも、特に有名なのが「をけら詣り」「白朮祭」「初能奉納」「かるた始め式」の4つです。
「をけら詣り」とは、年越しの夜に神社に参拝して、新年の健康や幸運を祈る行事です。大晦日の夜には、多くの方たちが参拝するため、神社周辺は大変な賑わいを見せます。
「白朮祭」は、元日に行われる祭りで、大晦日に参拝した方々が持ち帰った「白朮(しろう)」という薬草を神前に奉納する行事です。白朮は邪気を祓い、縁起のいいものとされているため、多くの方たちが参加します。
「初能奉納」は、毎年1月3日に金剛流や観世流の能楽師たちが奉仕する能楽の演目を披露する催しです。八坂神社は、能楽の舞台としても知られており、この日は多くの観光客や能楽ファンが訪れます。
「かるた始め式」は、1月4日に行われる行事で、かるたを用いた占いや神事が行われます。この行事は、かるたの生みの親である「百人一首」のなかから、1首を選び、それを読み上げながら、神様からのお告げを受け取るものです。
これらの祭りや行事は、八坂神社が多くの方々に愛される理由の一つとなっています。また、京都の冬の風物詩としても知られています。
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祇園のえべっさん
「祇園のえべっさん」とは、七福神の一柱である恵比須を祭る神社であり、京都の中でも特に商人たちの信仰が厚い神社の1つです。そのため、1月9日と10日の2日間に渡って行われる「祇園のえべっさん」は、商売繁昌を祈願するために商業を営む方々が多く訪れます。
この祭りでは、厄除けや商売繁昌、家内安全などを祈願するために、参拝者たちは御朱印をいただいたり、お守りを購入したりします。また、神社の境内には露店が立ち並び、商売繁盛を願うための商売繁盛グッズや縁起物が販売され、多くの方で賑わいます。
さらに、この祭りには、地元の商店街や飲食店も協力して、商売繁昌や地域の発展を願うためにイベントが行われることもあります。
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節分祭
日本において、節分は立春の前日にあたり、邪気を払い福を招く風習があります。この日には、家庭では恵方巻を食べたり、豆をまいて「鬼は外、福は内」と叫んだりするなどの行事が行われます。また、神社では豆まきや神事が行われ、特に八坂神社の節分祭では、四花街の芸舞妓による舞踊奉納と豆撒きが行われます。
八坂神社の節分祭は、京都の四花街と呼ばれる花街から選りすぐりの芸舞妓が舞うことで有名です。芸舞妓たちは、鬼の面を被り、神社に参拝する方々に豆を投げつけながら舞います。この光景は、多くの方々にとって、京都の冬の風物詩の一つとなっています。また、豆撒きが行われることで、邪気払いの意味合いを持ち、商売繁盛や家内安全などの福を招くとされています。
祇園祭
現在は7月1日から1カ月間にわたり執り行われる祇園祭は、豪壮かつ華麗な八坂神社の祭礼です。祇園祭の由緒は平安時代疫病が流行したのは、志半ばで死を遂げた方々の御霊が悪さしているせいだと、各地で御霊を慰めいたわる「御霊会」が執り行われました。
祇園祭の謂れはそれを発端とする祭礼です。疫病が鎮まるように祈願し、およそ1100年前から始まりました。66本の矛を立て洛中の男児が、八坂神社の神輿をかつぎ厄災の除去を祈った祭礼です。平安時代の中頃からはその規模も大きくなり、賑わいを見せてきました。
現在、祭の中心となるのが3基の神輿です。八坂神社の御祭神をお乗せして神社を出発し、1週間京都の街中をまわり八坂神社に戻ります。
まとめ|「祇園さん」の八坂神社にあやかろう
京都の八坂神社は主祭神の素戔嗚尊を祀り、多くの神々が集まるパワースポットです。神々のパワーから境内にはご利益にあやかれるスポットがたくさんあります。
疫病が流行りそれを鎮めようと盛んになった祇園信仰ですが、今も「祇園さん」と呼ばれ、今も親しまれているや八坂神社のご利益をあやかりに、八坂神社の祇園信仰の発展の契機とあった祇園祭を観賞したいものですね。
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