徳川家康が京都滞在中の宿所として築城したと言われる二条城。世界文化遺産としても有名で、現在は「元離宮二条城(もとりきゅうにじょうじょう)」とも呼ばれ古くから丁寧に扱われてきた美しい障壁画や壮大な庭園などが楽しめます。
今回は二条城を堪能できるよう、おすすめの散策ポイントや二条城周辺の観光スポットをご紹介します。
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二条城にまつわる歴史とは
二条城の名前は知っていても「京都にある歴史ある城」ということ以外にどのような歴史があるのかなど、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。ここでは二条城にまつわる歴史と建造物の由来についてご紹介します。
出掛ける前にチェックしておけば、二条城観光がより一層楽しいものとなるでしょう。
重要文化財や国宝に選ばれた数ある建造物
二条城は1603年(慶長8年)、徳川家康が京都滞在時の宿泊所として築城して以来、数々の歴史の重要な舞台になった城です。
3代将軍家光の時代には天皇行幸(外出すること)のため大幅な改修工事が行われました。このとき二の丸御殿には当時を代表する絵師一派、狩野派の障壁画などが飾られ、徳川家の威光を示すとともに、天皇を迎えることで江戸幕府および徳川家は盤石なものであることが世に示されることとなりました。
また、二条城の名が日本の歴史において大きく取り上げられるのは、1867年(慶応3年)に15代将軍徳川慶喜が二の丸御殿にて大政奉還を行い、政権を朝廷に返還した舞台となったためです。
1952年(昭和27年)には、二の丸御殿の6棟が書院造を今に伝える代表例として重要であること、また国内の城郭に残るただ一つの御殿であることから国宝に指定され、22の建物が重要文化財に指定されました。ほかにも特別名勝の二の丸庭園など、400年以上の時が経った現在でも当時の文化がどんなものだったかを伝えてくれる文化財が多数二条城には残されています。
1994年(平成6年)に二条城は世界遺産に登録され、文化を伝えるだけではなく徳川家および江戸幕府の繁栄と衰退、時代の流れを私たちに伝えてくれています。
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趣のある3種の庭園
二条城には、趣の異なる3つの庭園があります。1つは二条城建造時に作られた二の丸庭園、明治天皇が改造を命じた本丸庭園、和洋折衷庭園の清流園です。
・二の丸庭園
二の丸庭園は二の丸御殿の隣に広がる書院造庭園で、二条城が造られたときに合わせて作られた庭園です。そののち家光時代に改修されました。
14代将軍の家茂が上洛するまで200年以上もの間将軍が訪れないままとなり、15代将軍慶喜の上洛時には樹木は枯れ、池に水はなく荒れはてていましたが、大政奉還後宮内省が5回以上改修工事を行い今の姿に近い景観になりました。
1953年(昭和28年)には国の特別名勝に指定され、文化的な価値の高い歴史資産として、また観光名所として今に至ります。
・本丸庭園
本丸御殿の南側に位置する本丸庭園は、明治天皇がそれまでの枯山水庭園の大改造を命じ、完成した庭園です。当時西洋風の庭園作りが流行し、その影響を受けて1896年(明治29年)に完成しました。現在は敷きつめられた芝生と所々に置かれた燈籠や庭石が印象的な庭園となっています。
・清流園
二条城が造られた当初は、今の清流園の場所には通路と天守閣の一部があったと考えられています。家光の時代に天守閣は移築されたため一旦空き地となりましたが、その後城を管理する武士たちの家があったとされています。明治前期に緑地にされた後1916年(大正5年)からさらに工事が行われ、疎林式庭園になりました。
1965年(昭和40年)に京都の豪商、角倉家の屋敷の一部(和楽庵・香雲亭)や庭石などを使い清流園が造られました。東側は芝生の洋風庭園、西側は和風庭園となっています。
日本美術でも有名な障壁画
二条城の二の丸御殿には3600面を超える数の障壁画があり、うち1016面が重要文化財です。障壁画とはふすまや衝立などに描いた障子絵、襖絵のことで、家光時代の障壁画は狩野探幽ら狩野派一派の絵師たちによって描かれています。
二の丸御殿の障壁画は1972年(昭和47年)より原画を保存する目的で模写が行われており、式台や大広間、黒書院、白書院の障壁画は複製したものに変わっています。
実物は「二条城障壁画 展示収蔵館」に収められています。展示収蔵館では障壁画は二の丸御殿と同じように配置されて動かせるパネルの中に入っており、このパネルは通常年4回、御殿の部屋ごとまたはテーマごとに移動して公開されます。
所在地 | 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541 |
拝観時間 | 午前8時45分~午後4時(閉城 午後5時) |
拝観料 | 入城料/二の丸御殿観覧料 一般:1,300円 一般団体(30名以上):1,100円 中高生:400円 小学生:300円 展示収蔵館観覧料:100円 入城料のみ 一般:800円 一般団体(30名以上):700円 中高生:400円 小学生:300円 |
交通アクセス | 京都市営地下鉄東西「二条城前駅」徒歩すぐ |
駐車場 | 第1〜3駐車場あり |
公式サイト | 二条城 |
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二条城にある8つの見どころ
二条城には大きく分けて8つの見どころがあります。上述した重要文化財、国宝に指定されたもののほかにも季節ごとに表情を変える庭園や景色などさまざまな楽しみ方があり、国内のみならず海外からも多くの人が訪れる魅力あるスポットとなっています。
二の丸御殿(国宝)
二の丸御殿は全6棟から成り立つ、日本の建築史上重要な建造物です。内部は日本絵画において最大の画派であった狩野派一派が手がけた障壁画や欄干彫刻などによって装飾され、当時の文化が生み出した最高傑作を今に伝えています。
二の丸御殿は遠侍、式台、大広間、大広間と黒書院をつなぐ蘇鉄の間、黒書院、白書院という6つの間が連なる造りとなっています。玄関となる車寄から中に入るとまず「遠待」というお客様の控え室があり、遠待は二の丸御殿のなかで最も大きく中は一の間・二の間・三の間と分かれ、ふすまや壁に描かれた絵から「虎の間」とも呼ばれます。
続く式台は将軍への献上物などの取り次ぎの場所です。障壁画には永遠に続くものの象徴として松が描かれています。
大広間には一の間・二の間・三の間・四の間があり、一の間と二の間は1867年(慶応3年)、15代将軍徳川慶喜が大政奉還をした場所として有名な場所です。もともとは将軍と公式に対面する場として設けられていました。一の間は書院造の特徴を備えたものとなっています。
三の間は大名の控室として使われていた部屋で、透かし彫りの欄間は見ごたえのあるものとなっています。また四の間は将軍上洛の際に武器をおさめる場所として使われていました。ここには「松鷹図」という有名な障壁画があります。
黒書院は江戸時代には小広間と呼ばれ、大広間に次いで公式の場として使われました。一の間と二の間は桜の間とも呼ばれ、季節の流れを感じる桜の絵が描かれています。
白書院は江戸時代に御座の間と呼ばれていたことから、将軍の居間および寝室だったと考えられています。描かれている絵もほかの棟とは異なり落ち着いた水墨画です。
また、二の丸御殿の廊下はすべて「うぐいす張り」と呼ばれ、人が歩くとキュッキュッと音がします。これは廊下の下に打たれている目かすがいと釘が人の重力で圧されてこすれる時に生じる音です。
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東大手門
東大手門は重要文化財に指定された二条城の正門です。現存する門は1662年(寛文2年)ごろに建築され、当初は今と同様櫓門(やぐらもん:城門の上にやぐらを載せた2階建ての門)だったものが、天皇の行幸時に見下ろすことのないよう、一重の門に替えられたとされています。
1663年(寛文3年)には今の姿になったとされ、正面の出格子窓には敵を上から攻撃するための石落としがあり、攻撃と防御の要であったことがわかります。
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唐門(重要文化財)
天皇行幸の前年1625年(寛永2年)に建立された門です。屋根の前後に「唐破風」がつけられていることが唐門の名前の由来で、御幸門という別の名前で呼ばれることもあります。
鶴や亀、松竹梅などおめでたいことを象徴するものや、龍や虎、唐獅子などの彫刻が多く、門の装飾をさらに豪華なものにしています。
東南隅櫓
1626年(寛永3年)の天皇行幸のために建てられた隅櫓で、重要文化財に指定されています。当初は見張り台として造られ、武器を収納する場所となっていました。
西南隅櫓よりも大きく、出窓には東大手門同様石落としがあり、また過去には鉄砲も収納されていたことから攻撃と防御、両方の要となっていたことがわかります。
二条城にはもともとは外堀と内堀の四隅と外堀北中央に合わせて9棟の櫓がありましたが、1788年(天明8年)の火災で現在残る東南隅櫓と西南隅櫓以外は焼失してしまいました。
本丸御殿
当初、本丸御殿は二の丸御殿とほぼ同じ大きさで中も狩野派の障壁画で装飾されていましたが1788年(天明8年)の天明の大火で焼失しました。
その後しばらくは本丸御殿の再建はされませんでしたが、幕末になると15代将軍徳川慶喜の住居として再建されました。しかしこの御殿も1881年(明治14年)には取り壊されてしまいます。
現在の本丸御殿は、京都御所の北東部にあった旧桂宮邸の御殿を1893年(明治26年)に本丸内に移築したもので、貴重な宮家の御殿建築を今に伝えるものとして重要文化財の指定を受けています。
天守閣跡
天守閣跡は本丸の南西部にあり、過去には伏見城から移設された五重六階の天守閣がありましたが1750年(寛延3年)の落雷により焼失してしまいました。その後再建されることはなく、現在は石垣のみの姿となっています。上に登れば本丸御殿や本丸庭園、京都の街並みを見渡せる展望スポットとなっています。
二の丸庭園
二の丸庭園は二条城の造営時に作庭された、池泉回遊式(池の周囲をめぐって鑑賞する庭園形式)の書院造庭園です。
庭石や草木を四季の移り変わりとともに楽しむ庭園として設計されています。二の丸御殿の大広間をはじめ、さまざまな方向から鑑賞できるように1626年(寛永3年)に改修されました。1953年(昭和28年)には国の特別名勝となっています。
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清流園
二条城内北側にある清流園は池泉回遊式の和風庭園と、芝生を敷いた洋風の庭園から成る和洋折衷の庭園です。
1965年(昭和40年)、高瀬川一之船入にあった豪商角倉了以邸の建物の一部、庭石約800の庭石、樹木を譲り受け、さらに全国から集めた銘石約300個を加え完成しました。
清流園の「和楽庵」は、旧角倉了以邸から移築した建物に表千家から寄贈された茶室を増築したもので、休憩場所として利用することができます。
香雲亭は、通常は内部が非公開となっており外観を眺めるのみですが、期間限定で食事ができるときもあり、結婚式場としての活用もされています。
ガイドさんと一緒に二条城を歩いて探索!ここでしか聞けないヒミツの話も聞けるかも?
二条城周辺の観光スポットと見どころ8選
二条城にもさまざまな見どころがある一方で、より深く周辺を探索したいと考える方も多いでしょう。ここでは二条城周辺の観光スポットとして8ヵ所ご紹介します。
神社や博物館、京都ならではの工芸品などを合わせて楽しみましょう。
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神泉苑
二条城へ訪れるならぜひ見ておきたいのが「神泉苑(しんせんえん)」。二条城から道を挟んですぐ南に位置する寺院で、境内には風情豊かな庭園が広がります。広大な庭園には平安貴族も楽しんだ美しい自然の風景が残されています。
平安京が造営された際に桓武天皇が大内裏の隣に造営した神泉苑は、現在では国指定史跡となっています。
また、神泉苑の境内には「恵方社」があり、日本で唯一恵方を司る歳徳神がお祀りされており、毎年社殿がその年の恵方の方向に動かされています。
所在地 | 京都府京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町167 |
拝観時間 | 境内参拝時間:7時~20時 寺務所(授与所・御朱印):9時~17時 御朱印受付9時~16時半 |
拝観料 | 無料 |
交通アクセス | 阪急四条大宮駅より徒歩10分 JR二条駅より徒歩10分 JR京都駅→地下鉄→地下鉄東西線「二条城前駅」下車徒歩2分 市バス15 「神泉苑前」からすぐ 市バス9、50 「堀川御池」から徒歩5分 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 神泉苑 |
御金神社
御金神社(みかねじんじゃ)は二条城から徒歩約10分の場所に位置するこぢんまりとした神社です。金・銀・銅をはじめとした金属の守り神である「金山毘古命(かなやまひこのみこと)」を祀っていることから、金運上昇、商売繁盛などお金に関するお願いをする参拝客でにぎわっています。また、豪華絢爛な造りで多くの観光客が訪れる有名観光スポットとなっています。
所在地 | 京都府京都市中京区西洞院通御池上ル 押西洞院町614 |
拝観時間 | 10時~16時 |
拝観料 | 無料 |
交通アクセス | 地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅 2番出口より、徒歩5分程度 地下鉄東西線「二条城前」駅 2番出口より、徒歩5分程度 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 御金神社 |
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京都国際マンガミュージアム
京都市、そして京都精華大学の共同事業として生まれた観光スポットです。マンガを展示するだけではなく、マンガの研究をする場所として開設されました。ミュージアム(博物館)という名前のとおり、収蔵されているマンガの数は30万点以上となっています。建物の中央にはマンガ家・手塚治虫氏のマンガ「火の鳥」の巨大オブジェが飾られており、多くの観光客を魅了する場所としても知られています。
所在地 | 京都府京都市中京区金吹町452 |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 10時半~17時半(最終入館時刻: 17時) |
入場料 | 大人:900円 中高生:400円 小学生:200円 |
交通アクセス | 京都市営地下鉄 烏丸線・東西線 烏丸御池駅2番出口より階段登りUターン烏丸御池交差点を左折し、烏丸通を北へ徒歩2分 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 京都国際マンガミュージアム |
京友禅 体験工房 北本染芸
繊細な京友禅の世界を堪能し、オリジナルの友禅染を作る体験ができます。観光客だけでなく、地元民にも人気のあるスポットです。「京友禅 体験工房 北本染芸」では、江戸時代から伝わる「摺り疋田(すりびった)」と呼ばれる手法で友禅染めが体験可能です。
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二条陣屋
防災、防衛建築を見学できるのが二条陣屋。もともと豪商の屋敷として建てられたもので、身分の高い人を泊められるように部屋や設備の増改築が随時行われた結果、現在の建物の形となっていきました。天井にある武者隠し、隠し階段や釣り階段なども見学できるようになっています。防衛面、意匠面ともに優れた建築物として国の重要文化財に指定されています。
所在地 | 京都府京都市中京区三坊大宮町137 |
入館時間 | 第1回 11時 第2回 13時 第3回 15時 |
見学料 | 大人:1,000円 中学・高校生:500円 小学生以下(保護者同伴に限る):無料 |
交通アクセス | 京都市営地下鉄東西線「二条城前」駅下車 3番出口から徒歩5分 阪急電鉄京都線「大宮」駅下車 1番出口から徒歩15分 JR嵯峨野線「二条」駅下車 徒歩15分(JR京都駅32、33番ホーム) |
駐車場 | なし |
公式サイト | 二條陣屋 |
京都絞り工芸館
京都絞り工芸館は京都ならではの伝統工芸を楽しめる場所の1つ。二条城の東南、大手門から徒歩約5分の場所に位置する。教徒の伝統工芸でもある絞り染めの魅力を堪能でき、工芸館で作られた絞り染め製品を購入できます。
所在地 | 京都府京都市中京区油小路通御池南入ル |
営業時間 ※ 時期・状況により変動する場合あり | 9時 – 17時 |
入場料 | 大人:800円 中・高校生:500円 小学生:300円 |
交通アクセス | 地下鉄東西線 二条城前駅 より徒歩5分 (三条京阪より便利) 地下鉄烏丸線 烏丸御池駅 より徒歩10分 (京都駅より便利) 阪急電車ご利用の方は 烏丸駅 又は 大宮駅 より徒歩15分~20分 市バス 堀川御池 停(京都駅より便利)より徒歩5分 |
駐車場 | 普通車2台 |
公式サイト | 京都絞り工芸館 |
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錦天満宮
京の台所と呼ばれる錦市場の東端に位置する、錦の天神さんと呼ばれ地元民から厚く信仰される神社です。学問の神様として知られる菅原道真公を祀っており、学業、厄除け、商売繁盛といった御利益があるとされています。錦天満宮は歓喜寺に由来しており、菅公聖跡二十五拝の第二とされるのはこの伝承によるものです。
所在地 | 京都府京都市中京区新京極通り四条上る中之町537番地 |
拝観時間 | 8時~20時 |
拝観料 | 無料 |
交通アクセス | 阪急河原町駅で下車 徒歩10分 京阪祇園四条駅で下車 徒歩10分 |
駐車場 | なし |
公式サイト | 錦天満宮 |
京こま匠 雀休(じゃっきゅう)
二条城から南へ2筋目の御池通沿い、神泉苑の南側にあります。京都の伝統工芸品・京こまの伝統を受け継ぐ、ただ一つの工房です。京こまは、桃山時代に上流階級の女性が竹などの芯に着物の端切れを巻き付けて作った「お座敷こま」が起源となっています。
観光タクシーなら好きな場所を選んでまわれます。小さいお子様連れやご年配の方との旅行にも安心ですよ。
【前編】二条城周辺のグルメスポット17選
二条城から周辺を散策するなら、グルメスポットも合わせて押さえておくのがおすすめです。歩きまわってお腹が減ったときは京都ならではの古民家カフェをはじめ、京都の風情を堪能できる京料理店で古くから伝わるおすすめメニューを堪能しましょう。
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雨林舎
雨林舎は二条城の周辺に位置する二条駅から徒歩約3分の場所に位置する、昔ながらの町家を満喫しながら楽しめる古民家風カフェです。店主自慢の温かくてどこか懐かしい味わいのホットケーキは、開店から多くの人々に愛されています。
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here
hereは近年話題になったカヌレと豊潤な香りが魅力のコーヒーが楽しめるカフェです。二条城から徒歩15分の場所に「椛(なぎ) 京都三条」というホテルがあり、その1階にあります。デートスポットとしても人気で、またカヌレはお取り寄せスイーツとして大人気です。
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二条小屋
二条小屋は心地よいジャズと共にコーヒーを楽しめる場所として地元民にも愛される喫茶店です。古民家風で居心地がよい店内で味わうコーヒーは、注文後に挽いた豆を一杯ずつ丁寧にハンドドリップしています。また軽食はテイクアウトもOKとなっています。
AWOMB 烏丸本店
SNSでも注目される「手織り寿司」を提供するお店です。「手織り寿司」は、好きな素材を組み合わせてオリジナルの手巻き寿司を食べられるというもの。四条駅から歩いて約6分の場所に位置し、風情ある町家をリノベーションして営業しています。
週末になると事前予約しなければ入れないほど人気で、一つひとつの食材について店員が丁寧に説明するなど気持ちよい接客にも定評があるお店です。
京菜味のむら 烏丸本店
京菜味のむら 烏丸本店は京料理として定番の湯葉や、京おばんざいが楽しめる飲食店。朝の7時から営業していることから、飲みに出掛けた客で賑わうこともあります。野菜を中心とした小鉢が楽しめるほか、自分流にアレンジして楽しむのもおすすめです。
【後編】二条城周辺のグルメスポット17選
引き続き、グルメスポットのご紹介です。これまでの京都にはなかった、個性的なお店が二条城の周辺でも増えてきています。オリジナルなメニューと味を楽しんでみましょう。
うめぞの CAFE & GALLERY
うめぞのCAFE & GALLERYは京都の四条烏丸から歩いて7分ほどの場所に位置するカフェ。多彩な和スイーツを堪能できるとSNSを中心に話題になっています。みたらし団子や箸で食べるホットケーキなどが人気です。
韓国料理 内房
韓国料理内房はランチやディナー、女子会などにも利用可能な韓国料理を楽しめる居酒屋です。釜山スタイルの伝統的韓国料理を中心に、日本の食材を活かした料理も堪能できると人気で、週末や連休などは多くの観光客のほか常連客でも賑わいます。
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二条 やま岸
二条 やま岸はミシュランの一つ星としても名高い鍋会席料理店です。予約困難でも知られている「富小路 やま岸」の姉妹店で、おすすめは家庭でも馴染み深い鍋物をメインに据えた「鍋懐石」です。四季折々のお料理と個室ならではのサービス、こだわり抜いた「やま岸」自慢のだし鍋を楽しみましょう。
CAMPO su OVEST
CAMPO su OVESTは烏丸御池駅付近に立地した山小屋のような薪焼き料理専門店です。キャンプで楽しめる料理を、ミシュラン一つ星のスーシェフを務めていたシェフが再構築して提供しています。
素材本来の旨みが楽しめる薪焼き料理を提供します。特に肉料理は口いっぱいに溢れる肉汁が楽しめます。
コロハ
二条城より徒歩約4分の場所に位置するスープカレー専門店です。素揚げ料理や骨付きチキンなどがトッピングされた濃厚なカレーが味わえます。
チキンは圧力をかけて煮込まれ、口に入れた瞬間ホロホロと崩れてしまうほど柔らかです。またスパイスや野菜を煮込んだカレーは体にもやさしいものとなっています。
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志な乃 千本店
志な乃 千本店は二条城のすぐそばにある和食店。和の風情が感じられる店内では、うどんや蕎麦、丼物などを楽しめます。地元民にも人気があり、加えて大型連休などには多くの観光客で賑わいます。おすすめは「鴨南蛮そば」「にしんそば」「親子丼」です。
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京都 夷川(えびすがわ)餃子なかじま
京都 夷川(えびすがわ)餃子なかじまは二条城より徒歩5分に位置する餃子専門店です。店内のレトロな雰囲気はSNSでも話題になっています。餃子はキスの感触をイメージして作られているため、「フレンチ」「ディープ」といったキスにまつわる名前が付いています。
たくさん食べても胃もたれしにくい餃子は、おかずとしてはもちろんビールのお供にも最高です。
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うれしなつ菓子 格子家
うれしなつ菓子 格子家は二条城の南に位置する菓子屋です。人気商品の「どろぼう」は、おこしを黒糖に漬けたもの。泥棒をしてでも食べたいということからその名前がついたお菓子で、黒糖の豊潤な風味と独特の食感が楽しめることから観光客はもちろん古くから地元民にも親しまれています。
また夏には予約制でかき氷を提供しており、そちらも大人気です。
喫茶マドラグ
京都でガッツリと食事をしたいなら、二条城から徒歩圏内に位置する喫茶マドラグがおすすめです。1963年から続いた老舗喫茶「喫茶セブン」の店舗をそのまま活用し、おしゃれな喫茶店として再生しました。トーストやカレー、スパゲッティなどの定番喫茶メニューが勢揃いし、どれもボリューム満点でお腹がいっぱいになること間違いなしです。
喫茶チロル
創業から50年以上にわたって地元民や観光客を楽しませているのが「喫茶チロル」。二条城の南側に位置し、神泉苑から歩いて1分ほどの場所にあります。内部はアットホームで温かみを感じる空間となっています。
モノクロに統一された家具や電飾で、地元民のくつろぎスポットとしても人気です。ナポリタンやカツカレーなど、喫茶店ならではのフードメニューが充実しています。
果朋だんご
SNSで話題になったことで、多くの人が訪れる「果朋だんご」。甘塩っぱいみたらし餡と3本の串団子が入っています。京都白味噌味なども取り扱い、女子会やデートにも利用しやすいお店です。散策に疲れたときのエネルギー補給におすすめ。
また団子だけでなく、季節のフルーツを使った和菓子も人気です。見た目にも華やかなものばかりでお土産にすると喜ばれるでしょう。
菓子工房&Sweets Cafe KYOTO KEIZO
地元民や観光客など、多くの人が訪れる菓子工房。看板メニューはなんといってもここでしか味わえない、賞味期限10分のモンブランです。モンブランにナイフを入れるとサクッとしたメレンゲの食感と口の中でとろける感覚を楽しめ、多くの人がやみつきになるほど。
またヘルシーなフードメニューも人気で、スイーツ、ドリンクとセットで召し上がるとお得です。
まとめ|二条城の見どころをおさえた綿密なスケジュールを組もう
二条城の城内および周辺には多くの見どころがあります。二条城自体はもちろん、関連する建造物や庭園、人物や歴史的背景など、それぞれの情報を押さえた上で旅行に出かければ歴史上の人物・建造物としてではなく、より身近に感じられ多くを学ぶきっかけになるでしょう。
二条城周辺には神社や古都京都ならではのスポットも多く、一日でまわり切ることは難しいものです。二条城および周辺を効率よく散策するためにはあらかじめどこに向かうかを決めておき、スケジューリングしておく必要があります。
観光タクシーなどを利用して、移動する時間をできる限り短くするのがおすすめです。時間を無駄なく使って、二条城を満喫しましょう。