テオドシウスの城壁は建造後間もない447年、地震によって大部分が崩壊しました。当時の東ローマ帝国はアッティラ率いるフン族の攻撃の危険にさらされていたため、崩壊後わずか2ヶ月で再建されました。二重の城壁のうち、内壁は厚さ5m、高さ8~12m、外壁は厚さ10m、高さが8.5mあり、内壁と外壁の間には幅15~20mの通路が設けられていました。その外側には高さ2mの胸壁があり、外壁の外側には幅20mの濠が作られました。高さ18~20mの見張り塔が内壁と外壁、交互55mおきに配置され、合計で96ありました。その他に一般用の5つの門と軍事用の5つの門及び小さな秘密扉が作られました。
テオドシウスの城壁は7~11世紀及び14~15世紀にかけて何度も外国からの攻撃にさらされましたが、正面攻撃に対しては1000年近く高い防衛力を発揮し、東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルを守り続けました。15世紀に城壁が破られてオスマン帝国がコンスタンティノープルを陥落させるまで、この都が陥落したのは13世紀初頭の第4回十字軍によるものです。しかしこれは城壁が破られたためではなく、皇帝の逃亡によって東ローマ帝国側の人間が内側から城門を開いたためです。深い歴史とともに難攻不落を誇った城壁は見どころの一つです。
移動には車の使用はなく、全てトラムの利用と徒歩になるので少し体力が必要です。もちろん、ガイドさんがこちらのペースに合わせてくれるので心配はないです。9月でも日中はかなり暑く、日差しも強いので、水、サングラス、帽子は持参した方良いです。
Veltraに掲載されていたコースとガイドの方が会社から指示された訪問場所が違っていて最初は不信感を持ちましたが、こちらのリクエストにガイドのツェンネップさんが柔軟に応えてくれて、多くのスポットに行けたので、結果的には良かったです。ただ、次... 続きを読む
閉じる日本語ガイドのハーレさんは、金沢大学に留学したことがあって、茶道、禅など日本文化について、われわれ日本人より詳しいと思いました。ハーレさんにガイドしていただいたおかげで天気にも恵まれ、安心してインスタンブルの街を楽しむことができました。