カッパドキアは、古くは青銅器時代にヒッタイト民族の本拠地となっていました。ヒッタイト帝国が滅亡した後は、さまざまな経緯を経て、3世紀半ば以降、ローマ帝国によるキリスト教弾圧を逃れるようにこの地の洞穴で生活をはじめ、柔らかい岩山をくりぬいて修道院や教会を作っていたそうです。らくだ岩は、そんな岩窟都市跡が広がる中で、妖精の煙突と言われる奇岩たちと並び、自然にできた不思議な光景として、有名な観光スポットになっています。
カッパドキアは広く、訪れる場所ごとにまったく違う顔を見せてくれます。その中でもらくだ岩は、まさにラクダの形をしており、自然が見せる奇妙な力を感じさせます。周辺の景色も広々としてどこを中心に写真を撮るか迷うほど。また、ギョレメ国立公園、ローズバレー、カイマクルなどの地下都市、一日で回りきれないほどの見どころがカッパドキアにはあります。この地域一帯には奇岩をくり抜いて作られた洞窟ホテルも多数ありますし、じっくり滞在しながら各所を見て回るのも良いかもしれません。
予定外で行きたかった観光スポットを柔軟に日程に組み入れてもらえた。また、ツアーガイドにもよるとは思うが、今回担当いただいたガイドは経験が豊富で観光場所の歴史や背景を細かく教えていただいたので、より有意義な観光になった