隣はスペイン王室の別荘です。一見してガウディ設計とわかるこの建物は、長い間手入れがされずに放置されていました。日本人が、荒れ果てたこのガウディ設計-エル・カプリチョをスペイン人から買い取って、当時と寸分違わないように修復してレストランとして開業させたのは有名な話です。バルセロナオリンピックの際には、日本の皇太子殿下がスペイン王室を招いて晩餐会を開きました。バブルの終焉とともにスペイン人のオーナーに所有が変わりました。
ガウディ設計-エル・カプリチョの見どころは、ガウディ設計らしい可愛らしい建物そのものです。植物を愛する依頼主に配慮して、ひまわりをモチーフとしたセラミックタイルが一列に並んだ外壁が目を引きます。また内装においても、オルガン上に小鳥のステンドグラスを配した音楽室とかシュロの葉とツバメをモチーフにした彫刻を配したエントランスの柱は見ごたえがあります。さらに一部屋ごとに違う天井をもつ部屋も見どころの1つです。
まずはガイドの沼山さんが最高でした。
知識はもちろん、あらゆる場面で気遣いをしていただき本当に快適な旅でした。カプリチョ・デ・ガウディはガウディファン必見です!