トラ・アクバルは、2005年に完成した現代の建築で、バルセロナの新しい観光名所のひとつです。ガラスを巧みに使うことで知られる世界的なフランスの建築家ジャン・ヌーヴェルの作品で、バルセロナ水道局が所有するビルです。特徴的なのは、先の尖ったその奇抜な外観で、完成当時から地元ではいくつもの下品なあだ名がつけられました。しかしそれもバルセロナっ子の愛着の証し。現在はほとんどの観光バスが通過ルートに設定し、高い人気を集めています。
歴史
2005年に完成したトラ・アグバルを設計したのは、フランス・パリの「アラブ世界研究所」や東京・汐留の「電通本社ビル」を手掛けたことで有名なフランス人建築家、ジャン・ヌーベルです。バルセロナ市民からは、座薬・ミサイル・砲弾など、様々なニックネームで呼ばれています。
見どころ
サグラダ・ファミリア大聖堂やモンセラットの風景をイメージしたというトラ・アグバルの外壁は、炎と水を表現したという赤と青のカラーパネルで覆われています。夜には建物全体が鮮やかにライトアップされ、昼間とは全く違った顔を見せてくれます。歴史あるサグラダ・ファミリア大聖堂のような建物と、斬新で近代的なトラ・アグバルの建物の対比を楽しんでください。トラ・アグバルの周辺には、巨大なショッピングセンターもあります。