ピカソ美術館 (Museu Picasso) は、スペイン・バルセロナの、中世の雰囲気が残るにぎやかな旧市街地にある美術館です。ピカソ美術館と言えばパリにあるものが有名ですが、こちらの美術館では、多感な青年時代をバルセロナで過ごしたピカソの作品が多数展示されています。建物には 5 つのゴシック様式の宮殿を使用しており、中には 13 世紀に建てられた貴重なものもあります。常設作品は年代順に展示されているので、ピカソの人生を作品とともにたどっていくことができます。
歴史
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)は、スペイン生まれの、言わずと知れた世界的に有名な天才画家です。
ピカソ美術館は、そんなピカソの親友で秘書でもあったジャウメ・サバルテスの個人コレクションと、バルセロナ市所蔵のピカソ作品を集めて、1963年に開館しました。のちにピカソ本人やその家族・友人からの寄贈を受け、さらにコレクションを拡大しました。この美術館には、彼が若いころバルセロナで過ごした時期の貴重な作品が多数展示されています。
見どころ
スペインが世界に誇る天才画家、パブロ・ピカソの幼少期から老年期までの、のべ3,800点もの作品が展示されていますので、時代とともに変わっていく絵の作風を楽しむことができます。貴重な幼少期の写真、デッサン、写生画、なども見ることができます。偉大な天才芸術家ピカソの人生と、彼の才能が徐々に花開いていった過程を、年代順にじっくり楽しむことができます。