ポルトのシンボルとなっているクレリゴス教会は、ミゼルコルディア教会や大司教宮殿などを手掛けているイタリア人芸術家のニッコロ・ナッソーニにより設計され、1732年から建設が開始され1750年に完成しています。教会の前面にある印象的な階段は、1950年代に完成しています。クレリゴス教会の建築様式は、基本的には楕円形を中心とするバロック建築様式ですが、屋根下部に嵌め込まれているペディメントや窓上の中央帯状装飾など部分的にローマ建築様式が用いられています。
ポルト歴史地区の北端の丘陵地に建築されたクレリゴス教会は、サン・ベント駅から伸びるクレリゴス通りの突き当たりにあります。クレリゴス教会の後方には、高さ75.6mのクレリゴスの塔があり、6階建ての塔の225段の階段を登りきると、オレンジ色の屋根が建ち並ぶポルト市街が一望出来ます。見落としがちですが、教会の左手には礼拝堂に続く廊下があります。礼拝堂の祭壇は、マヌエル・ドス・サントス・ポルトが手掛け、多彩な大理石を用いた荘厳な造りになっており、一見の価値があります。
4時間という短時間ですが、小さなポルトの街をとても効率よく楽しく散策できました。
当日の参加者は私と同行者の2人だけだったので、プライベートでガイドさんに付いていただいたようでラッキーでした。そのためとてもフレキシブルにご対応いただけてあ... 続きを読む