クラクフ歴史地区（Cracow's Historic Centre）は、ポーランドの南部のマウォポルスカ県にあります。古都クラクフは「ポーランドの京都」とも呼ばれています。クラフトは、かつてのポーランド王国の首都であり、ポーランドで最も歴史のある街です。旧市街は、今も保存されていて、中世の頃の街並みを見ることができます。ヨーロッパで最も美しい都市のひとつとして数えられていて、多くの観光客が集まっています。
歴史
クラクフの歴史は、ポーランド王国の成立以前の8世紀から始まっていると推測されています。その後、ポーランド最大の都市として発展していき、11世紀からポーランド王国の首都となりました。1364年には、カジミェシュ3世によってヤギェウォ大学がつくられ、それ以後織物取引所、聖マリア教会などがつくられました。1386年から1572年までのヤギェウォ朝の時代には、中央ヨーロッパの文化の中心として繁栄しました。それから17世紀の初頭まで首都として繁栄していき、多くの文化的な建物が建設されました。第二次世界大戦の戦火を逃れたこともあり、多くの歴史的建造物が保存されていて、1978年に世界遺産に登録されました。
見どころ
クラクフ歴史地区には、多くの中世の建物が残されています。ゴシック様式やバロック様式、ルネサンス様式などのさまざまなものがあり、歴史を感じることができます。代表的な建物は、ヴァヴェル城・竜の洞窟・中央広場・旧市庁舎・聖マリア教会・ヤギェウォ大学・バルバカン・織物会館・カジミェシュ地区などがあります。旧市街地の街並みも独特であり、見ごたえがあります。街を周遊する観光ツアーも数多くあり、観光がしやすいです。
