オスロフィヨルドは、オスローを最も内側とする細長い湾で、長さ17km、最も狭い場所は幅1kmです。地理学上では厳密にはフィヨルド（氷河によって形成された谷が沈水してできる）ではないとされますが、ノルウェーでは、様々な水路をフィヨルドと呼び、ここもオスロフィヨルドという名がついています。オスロフィヨルドには、多くの島があり、それぞれの歴史や特徴がありとてもチャーミングです。オスロから船で容易にアクセスできる島も多くあります。また、オスロ港には、美しいノルウェーの景観を求めて、数多くの世界的な豪華客船が寄港します。
歴史
オスロフィヨルド沿いのエリアには、石器時代や青銅時代の前から、人々が住んでいたとされており、バイキングの木造船がいくつも発掘されています。ノルウェー国家にとっては、オスローフィヨルドは、戦略的に重要な役割を担ってきており、第二次世界大戦時には、ここでドイツ軍との激しい戦いがありました。さらに、フィヨルドの美しい景観は、芸術家にはインスピレーションを与え続け、ノルウェーを代表する画家ムンクの作品にも、オスローフィヨルドがしばしば見られます。
見どころ
【ホーベッドオィヤ】ノルウェー語で「主な島」という意味の名です。オスローから最も近い島で、フェリーで約5分です。島でも、船上からも、美しいフィヨルドの景色と自然を楽しむことができます。島には、12世紀の修道院跡があり、長い歴史を感じることができます。【フィヨルドクルーズ】 夏には、様々なクルーズがあります。フィヨルドから見るオスローの町並みや、フィヨルドに浮かぶ島々は、本当に美しく感動します。ツアーによっては、細い入江まで入って行き、フィヨルドならではの素晴らしい景観を楽しむことができます。
