セジェスタのギリシア神殿が建てられたのは、およそBC5世紀のことです。 当時シチリアは、ギリシアからの植民地化が進んでいました。そんな中、アフリカ大陸やイタリア本島に近いことから、文明の十字路として様々な部族が入り乱れて暮らしていました。 謎に満ちたギリシア神殿ですが、柱に溝がない事や神室がない事から、「エリミ族が他文化のギリシア式を模倣して建てるのを嫌い、わざと神殿を完成させなかった」とか「神殿が完成する前にエリミ族が滅ぼされてしまった」とかいった様々な説があります。
セジェスタのギリシア神殿は、保存状態が良く、列柱が全部残っています。バルバロ山の山腹の丘に建つ神殿の姿は、とても神秘的です。この神殿からさらに15分ほど山を登ると、斜面を利用して建てられたギリシャ劇場や住居跡があります。ギリシア劇場は、B.C3世紀半ばに建てられたもので、高所にあるため、そこからの眺めは絶景です。2年に1回、夏になると、ここで古代劇が上演されます。遺跡の周りには遺跡以外の人工物がほとんど何も無いため、当時の面影が偲ばれます。
今回は孫2人と4人で行く シチリア島、ナポリ、ローマの 12日間の個人旅行でした。
シチリア島は 3泊4日の このツアーを予定しました。
飛行機のキャンセル、フェリーの欠航など幾つかの予約の変更が生じ、大変ご迷惑をお掛けしました。その都度と... 続きを読む