チェファルはイタリア共和国シチリア州パレルモ県にある、人口約1万4000人の小さな町です。古代ギリシャ人の植民都市に起源を持つ都市です。パレルモからは電車で約1時間で行けます。アカデミー賞を受賞した「ニューシネマパラダイス」の撮影が行われたことでも有名です。ヨーロッパ内ではかなり有名な観光地で、シーズン中はとにかく観光客で賑わっています。ちなみにチェファルという名前はギリシャ語で「頭」もしくは「先頭」という意味から派生しています。
歴史
名前が歴史上初めて登場するのは、紀元前396年です。1063年、ノルマン人がチェファルを獲得し、1131年にシチリア王ルッジェーロ2世が町を近づきがたい位置に移動させました。そこは小さいですが素晴らしい港で、その場所に現在のチェファル大聖堂が建設され始めました。13世紀から1451年の間、違った封建領主に支配され、後に町はチェファル司教の所有となりました。イタリア共和国に統合されたのは1861年です。
見どころ
裏側には大きな岩山があります。中世時代の城壁が残っており頂上には街の主要観光スポットでもあるディアナ神殿跡がのこされています。頂上まで登りきるにはだいたい1時間程度かかりますが、頂上からの眺めはかなりのものです。市街は小さいので、徒歩で十分観光できます。小さく何もないような道にお洒落な店があったりと色々と発見の多い町です。町の主なイベントは歴史的守護聖人サンティッシモ・サルヴァトーレのお祭りです。8月2日から6日にかけて開かれます。町はこのサンティッシモ・サルヴァトーレに大変信仰が深いのです。
