オルヴィエート大聖堂があるオルヴィエートという自治体は、イタリアの中部に位置するウンブリア州にあります。オルヴィエート大聖堂はイタリアでも屈指のゴシック式大聖堂で、国内だけではなく世界中から観光客が訪れています。丘の上にある旧市街には、大聖堂のほか劇場や美術館,遺跡などもあり、中世にタイムスリップしたような気分が味わえます。ローマから鉄道で一時間ちょっとの距離なので、日帰りも出来るオススメのスポットです。
歴史
13世紀に建設が始まったオルヴィエート大聖堂は最終的に17世紀始めに完成しました。当初はロマネスク様式でしたが、途中でゴシック様式に変更されました。300年もの長い時間をかけて建設された大聖堂は細部まで凝った装飾がなされています。内部にある礼拝堂は壁と天井一面にフレスコ画が描かれていることで有名です。歴史的価値の高いものも多く、特にルネッサンス期の画家シニョレッリが手がけた「最後の審判」を題材とした連作は必見です。
見どころ
オルヴィエート大聖堂の魅力は、美しいゴシック建築と礼拝堂にある壮大なフレスコ画そしてこの歴史的建造物の存在が見事に調和した中世都市の街並みです。大聖堂の正面にある色鮮やかなモザイク画は光を反射し、朝、夕、夜とそれぞれ異なる表情で輝くので、ずっと見ていても飽きることはありません。旧市街は、オルヴィエート大聖堂を中心に広場やメインストリートが展開しているので散策にも便利です。オルヴィエートの名物が味わえるレストランもすぐ近くにあります。
