カプリ島は古代ギリシャの植民地で、紀元前1世紀にローマ帝国領となり、ローマ皇帝や貴族などがこの一帯を別荘地としました。中でも第2代皇帝ティベリウスは26年からこの島に移住し、政務もここで行ないました。ティベリウスは島内に12の別荘を持っていたとされ、そのなかでも特に「イオの別荘」は有名です。5世紀西ローマ帝国の滅亡以後、近隣都市のナポリやアマルフィが地中海の港湾都市として繁栄したことに従い、カプリ島もその恩恵を受けて栄えました。中世以後はノルマン、フランス、スペインの支配を受け、19世紀になってイタリアに属しました。
カプリ島の周囲は断崖が多く、多くの海蝕洞があります。中でも島の北西にある「青の洞窟」は、その内部の神秘的、幻想的な美しさで世界的に有名な洞窟です。ここは地盤沈下によって海面下に沈んだ洞窟で、入り口がとても狭いため、モーターボートなどで洞窟近くに行き、そこから手こぎ小舟に乗り換え、船体に張り付くようにして頭をかがませて中に入ります。意外に広い内部では太陽光が洞窟内の海水に反射して、えも言われぬ美しい青の世界が目の前に展開されます。風や波の具合によって中に入れない場合があり、正に「運を天に任せる」観光スポットです。
ガイドさんはとても親切で、青の洞窟まで案内してくれました。日本語対応ツアーだったので、周りも日本人の人がいて、やりやすかったです。
素晴らしい景色と空気に加え ガイドがとても熱心に案内してくれました!
青の洞窟の青は忘れられません。