サッシは、イタリアにあるマテーラの中でも一番古いエリアです。 中心に建つドゥオーモを挟み、サッソ・バリソーノとサッソカヴェオーソの2つの地区に分かれています。 サッシとは、岩山を意味するイタリア語サッソの複数形のことです。 サッシは石灰岩からできており、かつて海の底にあったことを思わせてくれる貝殻の化石を見ることができます。 サッシ内には多数の洞窟があり、その数は明らかにされていませんが、発掘するたびに新しい洞窟が見つかっています。
歴史
サッシは、ローマ帝国が崩壊してから多民族からの支配を受けることが多い地域でした。 1952年には廃墟と化しましたが、1993年にユネスコの世界遺産として登録されてからは世界的観光地として注目され、映画のロケにも使われるようになりました。 サッシ内にはレストランやホテルも出来、現在では一般住民も戻りつつあります。
見どころ
サッシの見どころと言えば、街の中央にあるドゥオーモです。 街並み自体は歴史的な背景もあって閑散としていますが、その歴史的背景を感じながら歩くのがとても趣のあるものとなるでしょう。 車が入ることができるのは、サッシ周辺までなのと、階段が多くて道が入り組んでいるため地図があまり使えないという点は注意しておきたいところです。 サッソのカヴェオーソ地区にあるサン・ピエトロ・がヴェオーソ教会周辺に行けば、街全体を遠くから眺めることができますのでそちらもお勧めです。
