国立カポディモンテ美術館はイタリア・ナポリにある美術館です。日本でも「カポディモンテ美術館展」が国立西洋美術館などで行われているなど、知名度の高い美術館です。イタリアを代表する2大博物館とも呼ばれ、館内には古代イタリアの絵画が数多く展示されており、地元の方は勿論世界各国から観光として来館される人が多い場所です。 元々はカポディモンテの丘にあった王宮を元に作られたということもあり、美術館そのものが芸術品とも言われています。
歴史
国立カポディモンテ美術館は、スペイン王であるカルロス3世が自らの美術品を展示するために作られました。 元の宮殿を元に建設を始めたのが1738年頃となり、1787年頃には専用の絵画修復室が設けられました。 その後国家の変化により、宮殿のコレクションはナポリ国立考古学博物館へと移動した経緯の後(1806年から1815年の間)、1840年頃には再び今の場所へと戻ります。 それから100年以上経った1950年には国立美術館として認定されました。
見どころ
国立カポディモンテ美術館の見どころは、ナポリにある絵画の歴史に触れられるところです。 1400年代頃から1700年代頃作られた作品を生で観ることが出来ます。 また1800年代頃に作られたとされる彫刻作品が展示されているほか、宮殿の中には陶磁器美術館も設置されており、さまざまな美術品を肌で感じることができます。 館内には庭園や植物園といった自然も残されていることもあり、非常にゆったりとした時間を過ごせる場所です。