ナポリ湾は、イタリア南西部のカンパニア州にあるティレニア海(地中海)の湾で、西に向けて開いています。湾の北側には、ナポリ、ポッツオーリの市街、湾には、カプリ島、イスキア島、プローチダ島が浮かびます。「ナポリを見て死ね」と言われるように、風光明媚ないつまでも見ていたい風景が広がります。湾内に係留されたヨットなどが、これらの美しい風景にアクセントを加えています。ナポリ湾を高台から眺めると、遠くに古代都市ポンペイと火山灰で埋めたヴェスヴィオ火山が見えます。
歴史
ナポリ湾があるナポリは南イタリア最大の都市と言われていて人口は300万人の人口になります。その中でも世界遺産にも指定されているナポリ歴史地区などの観光名所も有名です。また歴史を遡ると大きな噴火をしているヴェスヴィオ山も有名で昔は火山が噴火してナポリ湾に住んでいた人が大損害を被りました。その火山は現在は噴火していません。
見どころ
見どころは、何と言っても、ナポリ湾に浮かぶカプリ島の青の洞窟と呼ばれる洞窟です。カプリ島の周囲の多くは断崖絶壁で、そこに散在している海食窟の一つです。地盤沈下によって海面下へ沈んでしまった洞窟と言われていて、その内部へは、洞窟ある入り江から手漕ぎの小舟に低い姿勢で入るしかありません。主に石灰石でできた洞窟内部は、奥行54メートル高さ15メートルの空間で、自然が生み出した奇跡のような美しさの神秘的な紺碧の輝きに満たされます。ただし、この神秘の青に出会うにはかなりの運が必要です。入り口である開口部の高さがわずか1メートルであるため、波が高い日はほとんど入口が塞がれてしまい、入場ができなくなってしまうのです。このため、せっかく訪れても、中に入れなかったという人もたくさんいます。天候と波、この2つの条件が整って初めて、一生に一度は訪れたいと称される絶景に出逢うことができるのです。